Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンルーム内の細かな部品とFバンパーのランプ類の制作です

2021-08-28 21:15:02 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は朝のうちは晴れていましたがお昼頃から少し雨・・・そして曇の天気でしたね。
いつもの様に午前中は畑の作物の収穫をしました。
オクラ、茄子、ピーマン・花オクラ・イチジクと言った所でしょうか・・・。
イチジクはまだ木が小さいので今一つ元気が無いのですが、まあそれでもいくつかは実を付けます。
その後は畑に耕耘機をかけました。
昨日片付けたカボチャの後の部分ですね。
まず苦土石灰を撒いておきまして耕耘機をかけておきましたがこの後雨が降ったのでギリギリセーフと言った所ですね。

そして午後からは小雨が降ったり止んだりを繰り返していましたね。


それと・・・もう一つ。
ガレージの中にお客さんが増えました。
と言ってもまた車を買った訳では有りません。
先日、ロードスターが出て行って少し広くなったガレージですが・・・

軽トラックがやって来ました。
知り合いのおじさんがガレージに入れっぱなしにしておいたらバッテリーが弱くなってしまっていたらしいのです。
自分は余り乗るチャンスが無いので・・・たまにはエンジン掛けて走らせてやってほしいという事で当分の間お預かりする事になりました。
本当は人の車の面倒を見ている場合じゃないのですが・・・当ガレージでもお馬さんのマークの付いたヤツがバッテリーが上がりそうなのですよね。
体は一つしか有りませんし無駄に遊んでいる暇もない・・・う〜ん。
これは困りました。
今乗っている物を処分して少し身軽にならないとな〜とも思ったりしています。
ガレージの前から今乗っている少し古い家内の実家からもらったサンバー4WD、その後が今回お預かりした最終型のサンバー4WD、その後がお馬さんのマークの物です。
不思議な組み合わせですが・・・全部2人乗りですね・・・(横にはスマートも居ますのでガレージの中には2人乗りがなんと4台・・・爆笑!)
お馬さんが出る為には前の2台を移動させないと出られません、ますます乗馬が出来なくなっちゃった(笑)

私の予定では古いサンバーの後は赤帽のスーパーチャージャー付きか又は部品の心配も有ったので先日まで生産していたホンダの軽トラック(走行距離の少ない物)を買おうかと思っていたんですけどね・・・どうやら目論み通りにはいかないみたいですね。

さて午後からは本業開始です。
先日作っていたテンパータイヤのオレンジ色の注意書きやシルバーのタイヤ関連の注意書きを貼っておきました。
場所はトランクを開けた部分です。
普段はほとんど目にしない部分なので良いのかもしれませんが・・・せっかくなので貼っておきましょう。

そうそうエンジンルームの部品はまだ有ります

エンジンオイルの油量を確認するスティックですね。
素材は洋白線とアルミパイプですね。
手で持つ部分は洋白線を三角形に曲げた物をアルミパイプに通して接着しています

確か先日作った560SECでは黄色だったのですが今回は赤なんです・・・
色気の無いエンジンルームなのでかなり目立ちますよ・・・
まあこう言う物も大事なんです。

そして真鍮の帯金に細い真鍮線を2本ハンダ付けした物を折り曲げましてこんな部品を作ってみました。
少しずつですが作る部品が小さくなってゆくのは制作が最終段階に入っている証拠ですね(笑)

曲げています・・・2本の細い真鍮線をハンダ付けするだけで恐ろしく強度が上がりますね〜
なかなか曲がりません・・・。

どこに付いているのかと言いますと・・・

フロントサスペンションのストラットの頭部に付いているんです。
写真を見た感じではストラットの頭部の六角ナットを押さえる様に付けられていますね。
なんの為の部品かは不明です(笑)

次は何か・・・
なんかガラスの割れたようなものを持っています

実はこれ壊れたCDケースです。
厚みが0.7mmくらいのプラスチックの透明な板なのです。
CDケースと言えども大切な模型の素材です。

まずはレンズカットを入れます。
方眼紙の上に貼りつけまして、デザインナイフと定規で1.0mm刻みでケガキ線を入れています

バンパーの補助灯の部分の形状に合わせて削って入れ込みます。
裏側から接着しますけど形状を合わせるのはなかなか難しいですが、時間をかけてすり合わせましょう。

明日も続いてAMGを進めます
う〜ん毎日忙しいですね。
明日も厨房係が忙しいかな〜!!?がんばりましょう。

 


タンクの塗装から取り付けまで

2021-08-27 20:28:02 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は、天気が良かったですが・・・お昼頃には少し雨が降りましたね。
どこだったかな〜お客さんの情報では松江だったか米子だったか・・・結構大雨が降ったらしいですが、少なくともアトリエの周囲では丁度良いお湿り程度でした。
ザ〜っと降ってさっと上がった感じですかね〜。
それにしても本日は降水確率が0%だったはずなのにね・・・まあ夕立だったとしたら許せるかな(笑)

本日は出勤してすぐに畑に出ました。
久しぶりの天気だったので屋外で体を動かしたかったのです。
ラッキョウやニンニクを植える予定の部分に有るカボチャを片付けました。
その後に草を刈ります・・・畑を耕す準備なんです。
まだまだ暑いですから1時間もすればシャツは汗でビシャビシャです。
カボチャは20個以上有りましたがまだ若い物は丁度義理の父が来ましたので牛の餌として進呈しました。
カボチャやトウモロコシは甘くて美味しいらしくて先に食べてしまうみたいですね、牛も美味しい物はわかるんですね。
毎日机の前で仕事をしていますと無性に体を動かしたい事が有りまして・・・今日はそんな日でした。
体を動かすとまた余計にお仕事がしたくなる・・・そんな感じです。

そして何時もの厨房係です。
程々に忙しく・・・

そして14時からは本業を進めましょう。
今日は昨日の続きでタンク関連の塗装をすすめます。

左側のタンクがマスターシリンダーのタンク、右側がウォッシャー(?)のタンクです。
中の液体が違いますので色も変えているのは昨日書きましたよね。
でも昨日と違うのに気が付かれましたか?
透明な樹脂にクリアー系のオレンジ色を塗っただけですからこの様に全体が不透明になる訳は有りませんよね。

ここでもう一度実車の写真を見て下さい。
半透明な素材で作ってありますよね・・・・私が作ったのは透明なレジンで作っていますから実車と質感が違うのです。
でも中身が入っている部分は透明度が良くなるのです。

でもう一度今日の画像です・・・
透明な樹脂を半透明にする為にホワイトとクリアーを混ぜて濁りが有るクリアーを塗っています。
こうする事で半透明の風合いを出します。
しかも半透明なので中が入っている部分を塗った部分はそれが見えているのですね。
不透明な原型からわざわざ透明なレジンで作り直したのはこの表現をやりたかったからなのです・・・。
そしてエンジンルームの中で結構目立つんですよね・・・こう言う質感の違う物が・・・(笑)

続いてウォッシャータンク(!?)にパイピングを施します。
一部分は圧力がかかるのかアルミ製のパイプ、他の部分は黒いゴム製のパイプです。
質感や色の違いは正確に再現しておきましょう。
完成後に絶対に差が出ると思うのです。

続いて同じタンクなのですが右側の方のタンクにつくキャップを作ります
特徴はメインのキャップに少し飛び出した部分があります。
その飛び出した部分はセンターから少しずれた場所にあること、またその飛び出し他部分からホースが出ているのが特徴ですね。
特徴のあるものは再現しやすいのです・・・つまり楽だと言うことですね。
個性のないものは再現が難しいのです。

先ほど作った部品を塗って取り付けました
如何でしょうかね〜
実車と同じ雰囲気がでていますかね〜??

エンジンルームに取り付けました。
ボンネットを支えて居る爪楊枝がなければ・・・
模型だとはわからない・・・と言うのは言い過ぎですけど、雰囲気は良くなったと思います・・・私はね。

次はマスターシリンダーのタンクですよ
一応センサーの配線と何かのリターンのホースは取り付けておきました。
蓋の部分もグロスブラックに塗装しました。
これだけでも随分雰囲気は良くなったのですが・・・

タンクの蓋にデカールを作りました。
ブレーキは注意書きが沢山あるのですが・・・この車では黄色い文字で注意喚起してあります

折角なのでその注意書きをつくりました・・・
拡大しないとわからないので拡大してみました。

で・・・エンジンルームに取り付けましたよ。
すごく良くなりましたね〜。

明日も引き続きAMGの制作を進めましょう。


Fバンパーとエンジンルームの組立て

2021-08-26 20:05:04 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は大変天気が良くなりました。
朝、出勤した時には曇りで厚い雲がたれ込めていまして湿度が高くとにかく暑い・・・
午後からは天気が急速に回復しまして下の写真の様に良い天気でした。


但し暑い事は全く変わらず・・・
早くオホーツク海の高気圧がはり出してくれないですかね〜(笑)
畑をする様になってから天気が凄く気になる様になりましたし、天気図を見て「あ〜なるほどね!!」と納得出来る様になりましたね。
農家の人は大変ですよね、自然が相手なんですから・・・。

少し前にフェニックスのFerrari Dino 206Sを買いました。
と言っても普通のお店では売ってないので・・・某オークションでした。
ちょっと前なら入札しても撃墜されてしまいまして・・・ほぼ落ちなかったのですが・・・
今回は落札出来ました。
嬉しい事に外箱も綺麗ですし・・・。
オークションの写真は小さいのでこれで判断して・・・って言われてもなかなか難しいです。
まさにギャンブルですね。

中を開けましても・・・綺麗なままです。
デカールが黄ばんでいる様な事も無いですし、余程大切に保管されていたんでしょうね。
勿論バキュームも綺麗でした。
このキットも最近あまり見かけませんね〜

そして肝心のボディです
美しいですね〜
Dino206Sの作品はまだ作った事が無いので定年したら作ってみたいですね。
この時代のフェラーリが一番美しいと思うのは私だけでしょうか?
フロントエンジンなら275GTB、ミッドシップなら330P4クーペとこのDino206Sです。
このボディは新品時のセロテープが貼られたままの状態で一度もボディとシャーシを分離した事がない感じでしたね。
しかもそのセロテープは茶色に変色して粘着が無くなっていましたからまさに当時物がそのまま年を重ねてしまいました・・・と言う感じでした。
良いモデルを譲って頂き感謝です。

さて遊んでいる時間は少ないのです・・・
さっさと本業を進めましょう
今日もAMGです。
まずは透明なレジンで複製して作ったフェンダーのウインカーですね。
実車はクリアーレンズで中にオレンジ色の電球が入っている様ですので裏側(ボディとの接着面)に小さな穴を開けておきましてそこにクリアーオレンジをさしておきます。
その周囲をシルバーで塗っておきますと接着した時にボディカラーが見えてしまう事も有りません。
これを塗らずに接着しますとレンズの部分がボディカラーになってしまい実車と雰囲気が変わってしまいます・・・つまり手を掛けたのが全部無駄になってしまうのです。

昨日クリアーを塗ったFバンパーですが実車はここに菱形のメッシュが入っている様なのでエッチングの菱形メッシュ(Studio_Rossoで販売しているヤツですね・・・CMです・・・笑)を使ってメッシュを入れておきます。
このメッシュは未塗装ですのでプライマーを塗布してからフラットブラックを塗っています。

そしてフロントスポイラーの部分にAMGのマークを取付けます。
先日作った560SECでは凹みの文字でしたがこちらはエンブレムを取付けてある様です。
エッチングで作った物にボディカラーを塗って文字の部分だけ削っておいてからクリアーでコーティングするという非常に手間がかかる手法をとりますが・・・実車に近くしたいという一心ですね。

他の透明レジンで複製したパーツを仕上げます
まずその前に実物をよく観察しなければなりません・・・
下の写真が実車の写真です・・・
エンジンルームの右の前・・・ヘッドライトの内側に有ります。

まずはエンジンルームに仮組しておきます
後で触りますと加工した部品に傷を付けてしまったり、収まらなかったりと散々な事になる可能性が有ります。
位置もそうですが、高さも仮組時に決めておきます

まだ塗装をしてないので味気ないタンクですよね(笑)

マスキングして塗ります
どの部分を塗るのかと言いますと、まずは中の液体が入っている部分です。
満タンに入っていても上の方には空気の有る部分が有りますから・・・その下側の部分ですね

使った色はクリアーオレンジとクリアーイエローそしてブラックを少し入れて濁りとか陰の部分を表現しています。
下の写真にはブレーキのオイルタンクも写っていますが色は変えてあります。
ウォッシャーとブレーキでは中に入っている物が違いますから色の方も少し違わないと不自然でしょ!!??

いつもの様に部品を塗りますと乾くまでは他の作業を進めます。
トランクの縁にスペアタイヤ(テンパータイヤかな!?)の注意書きが貼って有ります、日本語なので国内登録された時に貼られたんでしょうね。
他にもタイヤに関する注意書きも有りますのでそちらも一緒に作って置きます

明日も続いてAMGを進めて・・・完成に近づけたいですね。

 

 


フロントバンパーの塗装とFERRARI F12の修理開始です

2021-08-25 20:39:36 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰は・・・
朝の内は雨の予報だったのですが5時に起床しても雨は降っていませんでしたのでそのまますぐに出勤です。
そしてブルーベリーの収穫をしました。
昨夜の天気予報では朝5時半位から雨の予報だったので心のどこかで安心していたのですが・・・
お休みの日でもなかなかゆっくりと休ませて頂けないですね〜。

雨のせいで裂果してしまいそこに蜂が来るという悪循環です。
でもそのままにしておく訳にもゆかないので蜂と戦いながら収穫します。
今年は雨が多いですからね〜丁度ブルーベリーの収穫時期と重なってしまったしね〜。
これも自然の摂理かな!?

今日は収穫後にはおとなしく本業です。
仕事といいますとストレスを感じる方も多いかもね。
私は無いですが・・・ただし今はね。
昔(サラリーマン時代ですが)は大いに有りましたよ(笑)
今は笑い話ですよ。

昨日の続きでフロントバンパーの部分を作ります
中央のインテークの部分ですが3分割になっていまして中央は普通にラジエターの冷却用ですが両サイドの部分は・・・?です
一般的には両サイドはブレーキの冷却用という事になっていますが・・・AMGはどうなっているのか定かでは有りません。
でも造形がその様になっているのでそれらしくしたいな〜と言う事で実車通りにサイドの部分は少し斜めに削っています。
これで少しは空気の流れが良くなるのかな〜!!??

続いて塗直しの為に全体をサンディングします。
1000番程度かな〜
そのまま塗りますと密着が良く無いと困りますから丁寧に全体をサンディングしておきます。

そしてサフを塗って形状の確認ですね。
サフを入れますと形状は確認しやすくなりますからね。
ペーパー傷も確認出来ますし・・・

形状の確認が出来ましたので傷の有る部分のみ部分的に少し研磨します。
大まかには問題が無かったので・・・
ボディカラーを塗ってみました。

乾燥機で硬化促進してから・・・
続いてウレタンクリアーを塗って仕上げましょう。
これでやっともとの状態に戻りました

さてバンパーを塗ってしまいますと明日まではバンパー部分を触れません。

少し前に修理依頼品が到着しました。
フェラーリのF12の1/43モデルですね。
ちょっと違うのはこのモデルですが、実車を買わないともらえないモデルになります。
クリアーカバーの部分にプレートが付いていまして、車体番号まで入れられています。
不具合が有るのはフロントウインドウですね。
どうやら剥がれてしまったらしくお客様が瞬間接着剤で修理をされたらしく・・・ウインドウの中外とも白化して結構重症ですね。

良く見ますとサイドウインドウの内側やルーフの上、Aピラー左右にも瞬間接着剤がはみ出していまして・・・ちょっと手がかかりそうな予感ですね。
で・・・早速ウインドウを外しましたが接着部分にもガッチリと接着剤が残りますしウインドウは綺麗に外れないのでバキバキにちぎれてしまいました。
しかも一部分はボディ塗装まで持って行かれてしまいました・・・。

下の写真では見え難いかもしれませんがボンネット部分まで白く白化していますね。
そしてルーフの一部も白くなっています・・・。

まずはボンネットの部分から磨きます

磨いて綺麗になれば嬉しいですが・・・
磨きますと何とかなりそうですね。

磨いたボンネットですがここまで艶が復活しました。
これくらいピカピカなら塗り替えまでしなくても良いかもしれませんね。

そして屋根の部分です

右のAピラーの上側の取付け部分ですが白化して少し艶がないですね。

下は研磨後です

何かスッキリしたのがわかりますでしょうか・・・
写り込みがシャープじゃないでしょうか?

問題は・・・瞬間接着剤に持って行かれた塗膜の部分と瞬間接着剤が山盛り状態の接着部分ですね。
全体を塗るなら色合わせは簡単なのですが・・・。
タッチアップしかもキャンディ塗装ではタッチアップで100%の色合わせは不可能です。
でも幸いな事にウインドウの縁の厚みの部分なのでシルバー/クリアーレッド+クリアーオレンジを重ねる事で何とかなりそう・・・
もしこれ以上を望まれるのであれば分解して塗直しでしょうね。
なかなか難しい判断なのです。

キャンディカラーの部分のタッチアップとウインドウの接着部分のタッチアップを完了しました。
磨いている時は前が見えなくて・・・(進んだ感じがしないという事)イライラしますが・・・目に見える形で綺麗になりますと少しホッとしますね。

次にフロントウインドウの型紙を作りました。
型紙と言いますが曲がったウインドウですからアルミ板で作っています

次に型紙にマスキングテープを貼りまして周囲をカットしています
それでも心配なのでこの時点でもボディに当てて形状を確認します

マスキングテークを剥がしてアニメセルの上に貼って切り出します
そのウインドウの内側になる部分にマスキングテープを貼って周囲のブラックの部分を塗装します。
この塗装は内側からですよ・・・

でボディに接着します
ただしこの時点でルームミラーは付け直しておきます。

展示ベースの裏側は最初からお客さまの手で剥がされていました。
どうやって修復しようか考えましたが・・・
接着剤で付けてしまうと次の分解時にバラバラになってしまう恐れがありますので両面テープで貼っておくことにしておきました。
厚みがありますと不細工なので一番薄いもので修復しておきます。

ウインドウの仮止めを剥がしてからワイパーを取り付けました。
一部分瞬間接着剤がついていましたのでアセトンにつけて瞬間接着剤を溶かしておきました。

これでやっとF12の修理完了です、早速お客さまに連絡をとりまして発送させていただきました。
明日にはお客さまの手元に戻るはずです。

明日も引き続きAMGを進めます。

 

 

 

 

 

 

 


透明部品の製作です

2021-08-24 20:48:13 | Wさんの1/18 AMG6.0SL

本日の山陰も朝から雨・・・また朝5時頃からかな〜。
どしゃ降りでは無いですが寝室にいますと多少雨の音が聞こえて来ます。
気になって外を見ますと・・・まあこれくらいなら大丈夫でしょう・・・って感じでした。
今日は定休日ですが出勤します。
8月の間にAMGを何とか完成させたいのでね・・・
出勤してからは雨も上がりましたが、湿度が高く屋外はドヨ〜ンとした空気に包まれています。
そんな中でしたが昨日のブログで公開しましたディアブロが嫁いでゆきました。
可愛がって頂けると嬉しいですね。

変わって・・・
まだショーケースの上にはこれだけ在庫が有ります・・・ブログに出すと欲しい人から反応があります(笑)
そう何度も同じ事が起るとは思えませんが・・・一応シリアル付きの限定車を中心に・・・こんな感じです。
売れ残っても全然困らない・・・何故か!?半分くらいは私のコレクションだからです。

お昼ご飯はどうしようか・・・
多少考えましたが、いつもの比田温泉に行きました。
お風呂と昼食のセットで1000円なんです・・・もう少しで終わりになってしまうので今のうちか・・・(笑)

で午後からはおとなしく本業開始です。
午後からは集中して作業が出来る!!
まずはシリコン型を作る所からですね。
ウインカー/ウォッシャータンク/ブレーキオイルのタンクの3点は半透明な樹脂で出来ていますので透明なレジンで複製します。
いくら良い形状であっても不透明な物は塗っても透明感は出ないのです。
出来れば透明なレジンで複製してから塗装をした方が良いでしょう。
プラ板で型枠を組みました。
この型枠のプラ板ですが色々な大きさの物を切っておいて再利用しますが。
テープを貼る部分をシンナーで脱脂しておきますと粘着が強くて途中で分解したりする事が少なくなります。
やはりいくらかはシリコン分が残っているんですよね〜


ピンボケしていますがシリコンを流しています。
そして真空注型装置で真空を掛けますと泡が消えて綺麗なシリコン型を作る事が出来るのです。
この後は乾燥機で加温してシリコンの硬化を促進します

シリコンが硬化しますと型を分解します。
余分な部分(角とかに付く不要な部分ですね)は古くなったデカールハサミを使っています。
これもシリコンを切る専用にしておきます・・・余計な部分にシリコンが付いて塗装が弾きますと被害が大きくなりますから・・・転ばぬ先の杖!!
杖・・・いっぱい使います(笑)
杖だらけとも言いますね。

次はシリコンの中の原型を取り出します。
ここでデザインナイフの登場ですね。
原型をなるべく傷つけない様に・・・気をつけますよ。
また何でこの原型を使う事になるかわかりませんからね〜

再びシリコン型の上の部分にP.Pテープを巻いて壁を作ります。
そして調合した透明レジンを流してからまた真空に掛けます。
ちょっと見え難いのですが上の透明度が良い部分が透明のレジン下の半透明な部分がシリコンゴムの型になります。
中の気泡が無くなり綺麗な複製品が出来るはず・・・です。

レジンを流したシリコン型は乾燥機の中で加温して硬化促進しますが・・・
今日の所は時間切れで脱型出来ないかな〜
焦って早く取り出しますとまだ柔らかくて変形してしまう恐れが有りますから・・・ここはじっと我慢しましょう。

レジンの部品は触れないので残った時間でフロントのバンパーを触ります。
フロントのバンパーは形状こそ直していますがその細かなディティールはまだこれからなんです。
本当は塗装前にやっておきますとスムーズだったかもしれませんが・・・
一見そのまま使えそうか・・・と思われますがそれは考えが甘い(笑)
バンパーの下の部分にインテークが有るのですがその部分は現状まだ穴が空いているだけなのです。

インテークのモールドはこんな感じになっておりまして・・・両サイドの部分を先に1.0mmのプラ板で追加してゆきます
ここに1.0mmは少し厚い感じがしませんか?
裏にメッシュを仕込まないといけないのですが1.0mmですとかなり段が出来てしまいますよね・・・
でも実車のこのインテークの両端は空気の流れを良くする為か斜めにカットされています、薄いプラ板ではその斜めの部分が再現不可能なんですよ。
おまけに左右の形状をきちんと合わせたいので2枚のプラ板は重ねて仮留めしておきましてから削って加工します。
仮組を解けば左右対象な物が出来るという感じですね。
いつも金属板を加工する方法ですが今回はプラスチックで同じ方法を使ってみたという事なのです。
ですがハンダで仮留めする訳にはゆきませんから今回の場合は瞬間接着剤をピンポイントで使って止めておきました。
沢山流しますと取れなくなりますから・・・その分途中で分解してしまう事も無いので加工性は良いのですが・・・。



明日もお休みなんですが・・・なかなかゆっくりとはさせてもらえないみたいです・・・新しい修理物件も来ますし・・・
今度のお客様は実車もお持ちのお客様です・・・
中古車屋さんでは無いですよ・・・多分(笑)

続きは明日ですね。