今日、正社員の契約にサインをした。昨年10月から今の勤め先で契約社員として働いてきたが、今月上旬に上司の上司から正社員の口が空いたので応募しないかとの誘いを受けた。積極的に今の仕事を続けたいとも思わないが、さりとてせっかくの誘いを断る理由もないので応募することにした。形式的には「募集」に対して「応募」して、一通りの審査があって契約に至るのだが、実体としては出来レースのようなものだ。年度の途中なので手にする給与はこれまでと変わらないのだが、契約社員にはなかったボーナスが付くとか、雇用期間中に死亡した場合に遺族に見舞金が出るようになるとか、企業年金に加入するというようなこともあるので、雇い主にとっては人件費が嵩むことになる。まさかこの年齢で就職ができるとは期待していなかったが、これも巡り合わせなのだろう。正社員としての契約は5月1日に始まる。
5月と言えば、最初の結婚記念日が巡ってくる。正社員の契約を結んだことを妻にメールしたら、ワインを買っていてくれた。ちょうど親戚の結婚式の引出物でいただいたチーズがあったので、それに合わせてイタリアのワインにしたのだそうだ。ワインとチーズでささやかな祝杯をあげた。もうひとつ5月に始まるものがあるのだが、これが目下の最大の課題である。