熊本熊的日常

日常生活についての雑記

或る火曜日

2011年06月07日 | Weblog
震災から3ヶ月になろうとしている。直接被害を受けなかった東京でも、あれから「節電」で勤務先のビルの廊下も、夜の街も、昼間の電車のなかも、暗くなった。ここへきてようやくコンビニの看板が復活してきたが、それでも目に見えて風景が変化した。通っている陶芸教室も生徒が少なくなった。私は午前中のクラスだが、以前は午後のクラスの人が始業の1時間前からやってきて、作業が遅い私などはいつも片づけを急かされているかのような風だったのだが、その午後のクラスの人も減ったのか、少なくとも午前のクラスが終わるのを待ちかねるかのように教室に入ってくる人は殆どいなくなった。おかげで落ち着いて片づけができるようになった。

陶芸の帰りに十条へ回ってFINDに寄る。ランチセットのガッパオとコンソメスープをいただき、食後にグアテマラを飲む。オーナーの岩崎さんも店にいて、夏のイベントの話になる。私もそれに出店を出すことになっているのである。まだ、どのようなものを並べるか考えていないのだが、案内状を作ろうかどうしようかとは考えている。イベントは1週間なのだが、私が出店するのは2日間だけなので、案内状を作るほどのことではないのだが、面白いタイトルが思い浮かんだので、暑中見舞い代わりにあちこちに配ってみようかとも思うのである。

1月の個展の案内状は会期終了近くなって何故か急に問合せが増えたらしい。「らしい」というのは私個人にはそのような問合せは一切なく、案内状を置いていただいたお店などの一部で、個展のほうではなくて案内状そのものに人気が出て、コピーを取って対応したところもあるらしい。私のほうに言ってもらえれば、山のような在庫を抱えており、捨てるに忍びないのでいまだに押入れの奥で眠っている。

8月の出店も、案内状を作るとすれば、同じデザイン事務所に発注してみようと思っている。とはいえ、わずか2日間のことだ。いや、わずか2日間のことに案内状を作るという姿勢が大事なのかもしれない。小さな実績を着実に積み重ねることで、人は何事かを学ぶものなのではないだろうか。とはいえ、ただでできることではないので、やはり悩む。

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