学校法人文徳学園(熊本市西区池田四丁目)が、計画していた同校体育館建設(RC造一部S造4階建て6000㎡)を大成建設に発注。 ところが、ここまでの発注段階で再び株式会社秀拓が必要以上に介入と関係者の間でひんしゅくを買っている。
「事業費は補助金等に全く手をつけていない自己資金。だから大成建設への特命発注で何が悪い」 そんな君が淵学園型のコンプライアンスが飛び出て来そうだが、社長以外(会長・中山峰男学長、取締役・辻幸一常務理事、谷川多恵子財務局長、荒木孝洋文徳高校長)は学園関係者という株式会社秀拓による深い関与での発注となると、一般市民にはやはり疑問が残る…。
町長と親密な関係と称される男が、年間八千万円もの町工事を貰って下請けへ一括丸投げ。町総務課長の「驚愕の金額…知らなかった」はともかく、業者指名委員長の副町長が語る「初耳」は怠慢か癒着かの自白。 ここは近隣市町村議会まで、「極楽トンボの町民と働かない野党議員」と酷評する益城町。
「反町長派の議員がオーナーを務める業者が三年も町工事から外され、そこで同社は『公平な公共工事の発注に反する』と訴訟の準備をした。ところが、そこへ顔を出したのが町建設業組合(任意団体)の組合長で、彼は『喧嘩なんか止めて仕事を貰った方が得』と、町長との和解へ向けた仲介役を買って出た」(愚痴や遠吠えを得意とする町民談)。 その仲介役というのが、今回の主人公であるM建設。
同社は飯野汚水枝線渠築造工事、木山中グランド整備など約5047万円(23年度…22年度は8630万円)の町工事を受注している土木業者。
ところが同社の損益計算書(23年度)によると、役員報酬432万円、交際費121万円は普通の建設業者と変わりないが、従業員給料手当は0円。すなわち、給料を支払う相手の従業員が居なかったのだ。
完成工事原価報告書によると、労務外注費が16013万円。下請け業者の社員に給料を支払っていたというより、M建設は町の工事を受注すると、○%を抜き取って下請けへ丸投げしてきた。 これは公共工事の受注資格に問われる建設業法違反だが、同許可者である蒲島熊本県知事の名誉のために同法違反容疑とする。
「建設業法違反業者は県内数十社を超えるとされるが、その代償は数十万円と噂される」(建設業者談)
同県土木部幹部の副収入かと思わされる噂だが、同部監理課の怠慢というより、平穏無事を願っての弱腰行政。
組合長とか、また町長との仲介役を買って出る程の実力者となると、やはり他市町村とレベルの違いが確認される益城町…。