?7月1日午前0時20分頃、福岡市中央区薬院3丁目薬院大通に建て替え工事中であった福岡銀行薬院支店(1~2階店舗・3~6階社員寮)が上層階から出火し、3~6階部分の約150平方メートルを焼失。
?原因は福岡市消防署、福岡県警で調査、捜査中であるが、出火当時は無人であったことから関係者周辺でも色々な噂が飛び交っている。
?福岡銀行は8月18日をオープン予定としていて、その引き渡しが大幅に遅れることで、そこには損害賠償も発生するが、同改築を施工中であったのは五洋建設九州支店(下石誠支店長・同市博多区博多駅東二丁目)。
?また同社は平成24年、西部ガス系列の八仙閣(同市博多区)の改築工事も受注したが、結婚式場については申請時に改善を指摘されたにも関わらず、それを無視して工事を続行。昨年11月にオープンしたものの八仙閣は、予定としていた結婚式場が使えないという事態が続いている。
「元々、海洋土木のマリコンであって建築の施工、管理には無理がある」(大手ゼネコン九州支店営業部長談)
?ところが建築技術、管理だけの問題ではないようで、「金子代議士後援会の法被を着ての中村市政誕生に大きく貢献」と喜んでばかりではいけない話もあるから厄介。
?大阪府警捜査4課は同24年10月、五洋建設が振り出した手形を中心に8億5000万円の詐欺容疑で解体業者(大創店舗ビル建築に基づく解体を発注)など4名を逮捕したが、ここにきて同社には再び手形騒動が浮上。
?冒頭の不審な火事にしても、「五洋建設を巡って不穏な動きがある」という見方が警察担当の記者には拡がっているが、「有利子負債額が自己資本額を上回り、受注額は堅調に見えるものの営業利益はこの五年、右下がり」と、アナリストの投資評価もd。
?それでも195億円もの事業を任せたいとする八代市の理由とは何か、ということになるが、ここに来て八代市環境センターの受注に向けた入札(総合評価方式)に際し、『五洋・東亜・新日鉄住金』の応募企業体は「不存在」という不可解な話も飛び出び出てきた。受付開始から二ヶ月以上も経過して浮上した八代市の奇々怪々なる事態ー。そもそも五洋建設だけの問題ではなく、たまたま飛び出してきた企業体の代表者が五洋建設であっただけの話で、裏での関係者が一致する問題の核心は別にある。もちろん、それはこの三社の中の一社・・・(つづく)