熊本レポート

文字の裏に事件あり

実録 復活の日 第1回

2020-04-05 | ブログ
イギリス陸軍の細菌研究所から猛毒の新型ウイルスが盗まれ、それを盗んだスパイの小型飛行機が冬山のアルプスに墜落。やがて春が訪れ、気温が上昇すると、ウイルスは大気中に増殖をし始め、全世界に拡大し、夏の終わりには35億人の人類を滅亡に追いやる。医療崩壊、各政府のパニック…これは40年前に映画化された復活の日(小松左京原作・草刈正雄主演)。


普通、伝染病は国境を越えて侵入する。それが中国の中央部にある武漢市が発症地となった事で、専門家の間では推測が走った。ただウイルス遺伝子のゲノム編集となると、それは現代生物学では超困難で、また致死率の高さはどうあれ、この感染率の高さから自らの犠牲を考えると、細菌兵器としての製造は冒頭から否定される。
ただ、コウモリやセンザンコウの持つウイルスと遺伝子が92%~96%一致するという研究説があって、これらを食するアマガサヘビ、タイワンコブラが感染源ではないか、そんな仮説が出ている。即ち、その間での突然変異としての新型コロナである。
それでは武漢市で人々が発症するまで、人間には未確認の新型コロナであったのかだが、これが米中間で責任の擦り合いになっている点。
ローマ時代であったら世界が連帯して発症国の潰しに走ったと考えると、両国のプライドも理解される。
日本はオリンピックを前にして、危険な5病原体を輸入している。即ち防疫上の研究用。
1月18日、米国司法省はハーバード大学化学部長のチャールズ・リーバー教授を逮捕し、中国との関係を隠した(月収500万円・中国の千人計画に参加…重大な虚偽、詐欺)として起訴し、中国人スタッフ2人を逮捕。教授の秘書であった中国人1人は、ボストン郊外のローガン国際空港で、中国へ持ち出そうとした生体サンプル21個と伴に逮捕。
チャールズ・リーバー教授は、ナノサイエンス分野ではノーベル賞候補にも挙がる程の先駆的な化学者なのだが、2011年~2017年まで戦略化学者として中国に招かれ、武漢理工大学に勤務、その後も中国人スタッフを連れて帰国し、中国との関係は続いていた。
こうした点から推察すると、米国側で研究されていた新型コロナウイルスが、中国人によって持ち出され、それが何らかの形で研究室外に漏れ出たという想定に至るが、それに異論が届いた。
それは怒った米国側のスパイが、武漢市で該当のウイルスを落としたという説。「盗んだ側も強く抗議は出来ないし、盗まれて仕返しした側も表沙汰には出来ない」と、米中の抗議合戦について添えたが、こんなスパイ合戦で6万人以上も殺されては黙っておれないのも確か。
筆者には、極めて重要なポストに就く人物から寄せられた説でも、これは仮説。しかし、研究段階で漏出た可能性は極めて高い。
だが、そんな発症責任は終息の後として我々、日本人いや人類は、このウイルスとの戦いに勝利するには如何なる戦術が妥当か、その真っ只中にある…。