誰が授賞式に?平和賞EU、早くもつばぜり合い(読売新聞) - goo ニュース
2012年度のノーベル平和賞は、EUが受賞するという思わぬ展開となりました。ところが、受賞決定早々に、欧州理事会常任議長、欧州委員会委員長、欧州議会議長の三名が、授賞式の出席をめぐって”つばぜり合い”を繰り広げていると報じられています。
EUの受賞の報を受けての加盟各国の反応は、ギリシャなど、財政問題をめぐってEUと摩擦を起こしている国々では、歓迎一色ではないようです。しかしながら、現下の短期的スパンではなく、長期的なスパンから見ますと、EUは、ヨーロッパ全域に平和の枠組みを提供してきました。EUは、経済分野における自由な共同市場造りを出発点としていますが、政治的にも、第二次世界大戦後の独仏の和解に始まり、冷戦崩壊後も、旧社会・共産主義国の政治的安定化に貢献してきました。20世紀初頭に至るまで、ヨーロッパが何度となく戦場となってきたことを考えますと、今日の姿には隔世の感があります。そして、EUが、様々な混乱に直面しながら、分裂に至らなかった要因は、その分権的な仕組みに因るところが大きいのです。
分権構造がたたって、ここで、内輪もめをしたのでは、せっかくの平和賞も泣いてしまいます。ここは、ファンロンパイ欧州理事会常任議長、バローゾ欧州委員会委員長、そして、欧州議会のシュルツ議長の三人が、揃って仲良く授賞式に出席してはどうかと思うのです。
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2012年度のノーベル平和賞は、EUが受賞するという思わぬ展開となりました。ところが、受賞決定早々に、欧州理事会常任議長、欧州委員会委員長、欧州議会議長の三名が、授賞式の出席をめぐって”つばぜり合い”を繰り広げていると報じられています。
EUの受賞の報を受けての加盟各国の反応は、ギリシャなど、財政問題をめぐってEUと摩擦を起こしている国々では、歓迎一色ではないようです。しかしながら、現下の短期的スパンではなく、長期的なスパンから見ますと、EUは、ヨーロッパ全域に平和の枠組みを提供してきました。EUは、経済分野における自由な共同市場造りを出発点としていますが、政治的にも、第二次世界大戦後の独仏の和解に始まり、冷戦崩壊後も、旧社会・共産主義国の政治的安定化に貢献してきました。20世紀初頭に至るまで、ヨーロッパが何度となく戦場となってきたことを考えますと、今日の姿には隔世の感があります。そして、EUが、様々な混乱に直面しながら、分裂に至らなかった要因は、その分権的な仕組みに因るところが大きいのです。
分権構造がたたって、ここで、内輪もめをしたのでは、せっかくの平和賞も泣いてしまいます。ここは、ファンロンパイ欧州理事会常任議長、バローゾ欧州委員会委員長、そして、欧州議会のシュルツ議長の三人が、揃って仲良く授賞式に出席してはどうかと思うのです。
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