花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

真壁町のニセアカシヤ

2015年05月11日 07時50分45秒 | アウトドアー

真壁町から県道150号線を湯袋峠に向かうと右の山が白く見える


何だろうと寄り道して近づいたらニセアカシヤの群落だった






ハリエンジュ、針槐、別名ニセアカシヤ、マメ科ハリエンジュ属
北米原産の木、一般にはニセアカシヤとして知られている。
街路樹や砂防用として土手や崩壊地に植えられ、繁殖力が強いため
各地で野生化して広まっている。
今や在来種を脅かす存在になりつつあるとか。

花は5~6月頃、甘い香りのする花をたくさんつり下げる
良質の蜂蜜がとれるため、蜜源としては価値が高いという。

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花開いたハンショウズル


開きかけと蕾


花のアップ、花は4枚の萼片からなり、縁には白毛が密生する


失礼して下からのぞくと、多数のおしべとめしべが集まっていて
どれがおしべやら めしべやらさっぱりわからない。
外は丸いのに中は四角なの??






筑波山のヒメハギ

2015年05月10日 13時23分04秒 | アウトドアー
















前回は加波山のヒメハギだったが、KZさんに教えられ筑波山の
ヒメハギをピンポイントで撮りに行った。
加波山の株より大きな株があり、花がたくさんついていた。
花色も濃いものから薄いものまであり楽しく撮影できた。
KZさんに感謝!!


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つつじヶ丘の風景、まさしくつつじの丘に染まっている。


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花開いたキンランを上からのぞくと、下に唇弁の距がわずかに出ている


黄色の重なりで輪郭がぼけてしまったが、薄いピンクの筋もようが
ある距が下に出ている


よく見たらカナブンのような虫が後ろにしがみついていた
ある本には、花は下から咲き上がると有ったが、この株は
上から二つ目が咲いていた。
花びらは5枚で外側の3枚は萼片、内側の2枚が側花弁
下側の複雑な形をしたものが唇弁
おしべとめしべがくっついた蕊柱(ずいちゅう)がある






5月に撮影した花から

2015年05月09日 05時12分13秒 | アウトドアー

ジャケツイバラの咲き始め、ふれあいの里のしらたき道で


同上


ジャケツイバラのアップ、蛇結茨、マメ科ジャケツイバラ属
つる性の落葉低木、マメ科なのに蝶形花にならず、花ビラが
5枚の左右相称花で上の模様が美しい
コンデジのマクロで撮影して判別が難しいが、花糸に毛があるかも


ジャケツイバラの昨年の豆果のカラが残っていた、大きい


ホウノキの花、モクレン科モクレン属 別名ホガシワ
薬王院コースで撮影、標準ズームではこれが精一杯
樹皮は薬用に使われ、材は器具材に使われるというホウノキ
一般には、この葉の上に味噌をのせて焼いた朴葉味噌が
有名だが、筆者は子供の頃、この葉を風車のような形にして
走り回って遊んだ記憶がある。


藤の花、マメ科フジ属 別名ノダフジ
知ってますか、このフジは他の木に左巻で巻き上がるそうですよ
そこまで見たことが無かったなー。
近畿以西に分布するヤマフジは右巻きなんですって
おまえの頭はどっち巻か?と言われてもなー、想像にお任せ(笑)


咲き始めのヒイラギソウ、シソ科キランソウ属
御幸ヶ原のこの花には伝説がある。
昭和天皇に筑波山に咲くヒイラギソウを見ていただくために
当時の植物学者が苦しい工夫をしたという話がある。
(どんな工夫をしたかはうーん非公開にします)
数年前から、この場所のヒイラギソウは、土砂崩れで下に
流され始めている。

家庭の事情で、思うように出かけられず、最近撮影した花の
写真を掲載。
ただいまキンランの距を撮影するつもりで、不調のマクロレンズを
調整中、果たして間に合うか微妙な時期になってきた。


キンランの蕾、この写真の右の蕾にご注目ください
左下にヘソのように飛び出しているのが距です。
花が開いて、この距が唇弁についている様子がをとりたいのですが
コンデジのマクロでは、うまく撮れず、というか自分の腕前が
ダメなのですが、


加波山にハンショウズルとヒメハギを探して

2015年05月06日 21時44分58秒 | アウトドアー
今日は、加波山の観察会の日だったが、家庭の事情で参加できず
10時過ぎに一人で加波山に行った。
実は、この時期に見てみたい花が有ったからである。

加波山の登山道に登ってびっくりした。
新しい山火事の跡が残っていたからだ。
登山道の両側に燃え広がった跡が生々しい。

ずいぶん昔にも山火事があって、今でもそのときの立ち枯れの木が
残っている。
それなのに、又、山火事を起こしてしまったのだろうか。
愚かな事をと腹立たしい。

私が見たい思っているハンショウズルの花は無事だろうか。
心配しながら尾根道を登って行くと、やがて火事跡は無くなり
山ツツジは散り、ツクバネウツギも盛りすぎのように見える

名の知れぬ小鳥がうるさいほどさえずり、夏のような日差しが暑い
心当たりの場所に着いたが、ハンショウズルを発見できなかった。

アケビの蔓が蔓延して、ハンショウズルの蔓がどれかわからなかった
少し戻って下からのぞくと、ようやくハンショウズルの蕾を見つけた
残念ながら、花が開いていないが、今年も会うことができた。
しかし、以前よりも数が少ない。
アケビとの競争にまけたのだろうか。


木陰にぶら下がるハンショウズルの蕾


ハンショウズルの蕾の大きい方


ハンショウズルの蕾の小さい方


ハンショウズルの葉っぱの形

ハンショウズル、漢字で書くと半鐘蔓、キンポウゲ科センニンソウ属
名前は火災の時にならす半鐘に花の形が似ていることと蔓植物なので

各地の山地の林縁などに生え、落葉性の木質の蔓植物、茎は細長く
多くは暗紫色を帯びる。葉は対生し3小葉。小葉は楕円形で長さは
4~9センチ、先はとがり、鋸歯がある。
花には花弁は無く、花を形作っているのは萼片、萼片の外側には
短毛が多い、縁には白い毛が密生する。
果実は痩果で長い白毛が密生する。

今週末には花が開いているだろうが、これるかな。
花は意外と短期間なので、忙しい花である。

もう一つの見たい花、ヒメハギには泣かされた。
この花、小さい上に横に這うので、見つけにくいし、撮りにくい花
だからである
何度も行きつ戻りつして、ようやく見つけたが、花の形を忘れていた
ので、本当にヒメハギか自信が無かった。


ヒメハギだと思う花


大きい花弁状のものは萼、花の先飛び出している飾りのようなものが
花弁だという。


ちょっとピンボケだがアップで


葉の形がわかるように

ヒメハギ、ヒメハギ科ヒメハギ属
和名は、萩の花に似て全体がちいさいことによる。
日当たりの良い乾いたところに生える多年草。
茎はかたく、基部で枝分かれして地面をはい、上部は斜めに立ち上がる。
葉は互生し、卵形または楕円形で長さ1~3センチ、幅3~17ミリ
先端はとがる。
茎の上部に紫色の小さな蝶形の花を開く。

他の写真は時間のあるときに掲載


未掲載の写真で気になる事

2015年05月05日 08時03分47秒 | アウトドアー

ひたち海浜公園の松林は、松食い虫で軒並み枯れ始めていた
枯れた松を伐採しているようだが、追いついていない。
この近くはオオウメガサソウの生育地なので、このまま
進めば、オオウメガサソウも生育出来なくなる可能性もある。

オオウメガサソウは、6月中旬に一般公開される。それまでは
生育地は立ち入り禁止で入れない。
こうなると今年は是が非でも見に来ないと。


松林に立つ松の解説板


ひたち海浜公園の松林の外周のコケの中に咲くフデリンドウ


同じく松林に咲くフデリンドウ


同じくササバギンラン

オオウメガサソウについての私の過去のブログはこちら

昨年のブログはこちらです


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筑波山自然研究路の崖崩れの通行止めが解除されてました

男体山の周りを周回する自然研究路が崖崩れで通行止めになっていましたが
迂回路が出来たという事で解除になっていました。
反時計回りで歩くと、東屋の先で行き止まりになり、左の迂回路で
尾根道を通って男体山山頂に登り、崖崩れを迂回して周回路に戻る
ルートになっています。


この先行き止まりの表示


迂回路の登り口は、板の階段が造られている
ここから左の尾根に上がって男体山頂を目指す。


山頂までの迂回路には、こんな岩場の難所が一カ所こある

山頂からは男体山の登山道を降りれば御幸ヶ原に行けるし
右に崖崩れの腋を通って周回路に降りるコースもある。

崖崩れの現場1


崖崩れの現場2
倒木の根の向こうに周回路の一部が見えている


周回路の崖崩れの手前には、こんな柵が設けられている


連鎖して崩れるおそれが有るため、御海への入り口も
通行止めになっている。

その他にも登山者の踏み荒らしによる荒廃を防ぐため、通行止めの
表示がある鎖が設置された踏み跡が数カ所有ります。



通称富士見岩と呼ばれる岩の上から、この時期だけの絶景が
見える。トウゴクミツバツツジの花の彼方に田植えの始まった
水田と都市が一望できる。


水をたたえた水田が光って見えたりする


もうピークを超したきもするが、トウゴクミツバツツジが美しい










筑波山のキンラン・ギンラン咲きました

2015年05月04日 20時34分36秒 | アウトドアー

筑波山麓に咲くキンランの花


同じくキンランの花


キンランの花のアップ


花数の多いキンラン


キンランの花のアップ


ギンランの花


ギンランの花2


ササバギンランの花


同じくササバギンランの花

そろそろ咲いたかなと筑波山に様子を見に行ったら
キンランもギンランも咲き出していて、ちょうど見頃だった。


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群馬県・鳴神山の新緑花探しハイキング


ホソバノアマナ、ユリ科チシマアマナ属

一緒に歩いたKさんが、貴重なホソバノアマナを発見した。
チシマアマナ属には、チシマアマナとホソバノアマナの2種が
有るので、本当は違いを調べるのが面倒なのだが、この花は
花が二輪ついていたので、簡単にわかった。
なぜならチシマアマナは、花が一輪しかつかない種なので
一輪から五輪咲くというホソバノアマナと判断出来るからだ


カッコソウ、サクラソウ科サクラソウ属


今回は、椚田峠の下に咲くカッコソウの群生地には行かず
花台沢の頭まで往復する予定だったので、肩の広場の直下に咲く
カッコソウを撮影した
地元の高校生たちが管理しているという群生地だが、花の数は少ない
しかし、椚田峠の群生地同様に、今年はスギなどの落ち葉が整理され
きれいになっていた。


カッコソウの花のアップ、以前はこの辺に高校の名前が
表示されていたが、今はない
2004年に発行された「週刊花の百名山」に掲載された
カッコソウの写真を撮影した植物写真家「永田」さんは
「登山道沿いのほとんどは盗掘によって消滅してしまった」と
書いておられる。
また「山のものは山で見る。自然のものは共有財産である
花登山する人たちにぜひとも実行してほしい事である」とも
書かれている。盗む行為はもちろん、ロープの中に踏み込む
ことも行ってはならない行為だと思う。


ルイヨウボタンの花のアップ、メギ科ルイヨウボタン属
カッコソウの群生地の周りには、ルイヨウボタンが無数に
咲いている。
この花、葉の大きさに比べて、茎が細いので、わずかな風で
揺れる。毎回撮影で泣かされる花である。
葉っぱがボタンの葉を思わせるのでこの名前がつけられたという
山地の樹林下に生える無毛の多年草。


ヤマブキソウの花が登山道を飾る。ケシ科クサノオウ属
4弁花だが、黄色の花がヤマブキを思わせる事から、この
名前がある。(バラ科のヤマブキは5弁)
ほとんどスミレが終わって寂しい登山道に、この花が道沿いに
咲いて、涼やかな渓流の音と共に登山者を励ますのだ。


早くも山ツツジが赤く林の中に咲き出した。
花台沢の頭に続く尾根には、フモトスミレの群落や
ツクバキンモンソウの花と共に、この花の蕾が多く
時期になったら、山肌を赤く染めるであろう。
数輪アケボノスミレの可憐な花に出会った。


久しぶりに駒形から鳴神山に登っていったら、登山道はおそらく
ボランティアの方たちが整備したのか、きれいに石が並べられ
中間点を過ぎたあたりには「水場」まで出来ていた。
丁度、水場をつくったという人が来ていて、これは沢水ではなく
わき水だからおいしいよ。のんでごらんというので木の樋から
流れ落ちている水を手ですくって飲んでみた。
それは癖のない水で、暑いこの季節にはありがたい水だった。
下山の時、からになったペットボトルに汲んで、水不足を
助けてくれたのだった。

(駒形コースに無数にある倒木は、昨年の時ならぬ大雪で倒れた
ものだと。水場で会った方に聞いた)


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本日のおまけ写真は、これ、言わなくてもわかるよね










白いネモフィラで描いたという飛翔する鳥の地上絵
ネモフィラは北米原産の一年草、ハゼリソウ科ネモフィラ属
日本には1877年に渡来、和名を瑠璃唐草(るりからくさ)と
呼ぶそうだ。
ちなみに今年の、この地上絵の白いネモフィラはタネから
植えたものだそうだ。(昨年は苗で植えたという。)


もう終わりに近いチューリップの花畑





この時期だけ朝の7時半から開園するというので、カメラマンが
多いのかと思ったら、家族ずれが7時前から大勢並んで、大渋滞
北関東自動車道も長い車列が出来ていた。
花を見に行ったのに、人の列を見るハメに