みんなの畑だより

柴田農園より、日々ののんびり畑便り。無農薬無化学肥料で育つ元気な野菜と畑、暮らしの記録。

贅沢に!

2008-11-10 22:17:26 | Weblog
さて、何が贅沢なのでしょ~か?



じゃじゃん、答えはワラのこの使いっぷり。

1週間前にやっと、残っていた稲の脱穀がすべて終わり、天日干しのために組んでいた木の棒(小田足と呼んでいます)や小田足に渡す長い竹(長柄・ながら)そしてワラもすべて回収、片付けました。その時わらの3分の1程度はそのままこの畑へ。
ワラは私たちにとっては貴重なものです。冬、芋の貯蔵穴に入れて保温に活躍、春、育苗に使う踏込み温床の枠に利用、夏ビニルマルチを使わない私たちの畑では果菜の株下に置かれ、除草と保湿に大きな効果を発揮します。また、ワラは①乾いているので(米と一緒に天日干しされているので)保管でき使いたいときに使える、②しっかりと束ねれば持ち運び自在、いっぺんにかなりいっぱい運べる、という利点もあり、物置ハウスに積まれていると、なにやら安心感すら感じるのです。

すっかり前置きが長くなりましたが、とにかくこの大事なワラをいきなりこんな大量に贅沢に使って、ここはなんなのかというと




じゃじゃん、イチゴが植わっているのでした!
この秋、近隣の有機農家さんより分けてもらったイチゴの苗。(感謝)
植えただけでほっとかれていましたが、ここでやっと一度除草に入り、その後めでたくワラに覆われました。来年イチゴはランナーと呼ばれる茎を多数のばしてどんどんどんどん増えていきます。そうなってしまうと草取りはもう不可能になりますので早めに手を打ったわけです。貴重なわらを贅沢に使っているあたりに、このイチゴの重要度、期待度が感じられますね。5~6月の収穫だそうです。来年よりも再来年が収穫のピークになるそうです。きつい農作業の合間においしいイチゴが待っているかも知れません。