(2月14日の温床の様子)
まだ寒いとはいえ立春を過ぎ、確実に春の気配を感じる今日この頃。ハウスでの種まきが始まりました。
落ち葉を使った踏み込み温床は前日に仕込みました。
年末に集めておいた落ち葉。昨年の原発事故以降、自然界のありとあらゆるものが汚染されてしまいました。もちろん落ち葉もです。先日も近所の方と、屈託なく自然を楽しむことが出来なくなってしまったね・・・と話したばかり。
裏庭の原木シイタケは放棄され、コンニャクを木灰で作ることをあきらめ、ミミズやコオロギからも高濃度のセシウムが出ていると聞けば一人がっかりし(庭のコッコたちに時折ミミズをあげるのを楽しみにしていたから・・・)、他にもいろいろ・・
どれも人から見ればとるに足らないことでしょうが、そんな些細な、お金に換算されることのない一つ一つが、私達の暮らしをより豊かにし、彩ってくれていたこと、それらを失ってしまったこと、原発の事故を忘れるどころか日常の様々なところでその影響が顔を出します。きっと、これからもずっと・・・・
とはいえ!!私たちはここで(なるべく)強くたくましくそしてしなやかに生きていきます。
落ち葉は、昨年3月の高濃度の放射性物質を含んだ雨にあたったものは避け、昨秋新たに落葉したものを中心に集めました。もちろんそれらも汚染されていますが、ひとまず実際に温床に使ってみて、苗たちのための暖となり、そして1~2年後腐葉土となった時点で線量を計測し、判断したいと思います。今は前へ。
種まきが始まりました。土曜日、みんなで種まき。ハナがトレイに土を詰め、播き溝の穴をあけ、ブロッコリをちゃんと播いてくれました。とっても役に立つようになってびっくりです。その横で邪魔にしかならないハルがいて大変でしたが・・・
この記事は土曜日に書き始めながらもずるずるとなって、今日は14日火曜日なのですが、今日はトマトを播きました!いよいよ夏野菜も始まります。今年はどんな年になるのだろうか、どんな野菜が出来るかな、わくわくどきどき楽しい季節が始まりました。