リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

原風景のことを考えていたら・・・

2023年10月04日 | 日々の風の吹くまま
10月3日(火曜日)。🌫☁🌤☁。連休明け。起きたら、窓の外は道路向かいのマンションがぼんやり見えている程度で、後はなぁ~んにも見えない五里霧中。でも、どんより曇っているのと違って、何となく明るいから、ゆったりと宙を漂っているような心地の良さを感じる。霧深い釧路の海の見える丘の上で生まれ育ったワタシにとっては、果てしない空と海が出会う水平線のイメージと共に、霧に包まれているのもワタシと言う人間の原風景そのものなんだろうな。

この「原風景」と言うのは、まだ文字も言葉も論理思考も発達していなかった幼少時の「視覚的な」記憶のことを言っているんだと思うけど、その後の思考タイプや性格の形成にかなりの影響力を持っているらしい。だとすれば、霧の中の風景と空と海だけの風景はワタシの性格や思考にどんな影響を与えたんだろうな。霧に包まれた風景は物心つく前から見ていたはずだけど、いつ記憶として脳裏に記録されたのかは知りようがない。空と海と水平線の風景は、3歳ぐらいの頃の晴れた日に父と一緒に崖の上から海を眺めていた時の記憶だと思う。霧笛で有名だった灯台の近くに住んでいて、崖っぷちから見えるのは空と海とその間を一直線に突っ切る水平線。その水平線を指さして父が言ったの、「海の向こうにはいろんな人がいるんだよ。海と空の間を通り抜けて行けばいいんだ」と。何を考えて3歳児にそんなことを言ったのかな。若い頃に海外雄飛を夢見たらしいから、もしかしたら、戦争でその夢を果たせなかった自分に言っていたのかな。その時に父の言葉の意味をどこまで理解したかわからないけど、ぴったりとくっつき合った見渡す限りの空と海はその言葉と一緒にしっかり脳裏に焼き付いて「原風景」になったのは確か。だから船に乗るのが好きなんだろうな。(大きな船の船長になりたいと思ったときもあったし・・・。)

船に乗ると言えば、地中海クルーズまであと3週間半。シルバーシーから送迎サービスの予約をしなさいと、ブラックレーンと言うリムジンサービスのURLを送って来たので、ちょっと覗いてみたら、へえ、何かすごいね。ドイツの企業らしくて、ダイムラー社が相当に出資していると言うから、もしかして黒塗りのベンツで迎えに来るのかな。名前からして「黒」だもんね。おととしローマのホテルでガイドを頼んだら、ピカピカの黒塗りベンツに黒のスーツのガイド氏が現れて面食らったし、カルカソンヌに行ったときも旅行会社が手配したガイド兼運転手が黒塗りのベンツでバルセロナの埠頭まで迎えに来てくれたしで、ヨーロッパでは黒塗りベンツが送迎サービスの定番なんだと思ったっけ。それをシルバーシーがオールインクルーシブのサービスに組み入れたわけだけど、バンクーバーでも黒塗りのベンツに黒のスーツの運転手なのか、興味津々。ま、ウーバーのデラックス版てところかな。我が家から空港までは規定の距離以内だから、飛行機の出発時刻を確認して予約しようっと。

きのう月末から2週間ほど留守になるとの連絡メールを送っておいたクリニックから、シャサヴァン先生との面接は10月16日月曜日の午前9時45分か午後3時10分のどちらがいいかとの返事が来ていて、おお、やったぁ。カレシに聞いたら、即断で「3時10分」。すぐに「16日午後3時10分」でお願いしますとメールしたら、ほどなくして確認のメール。ばんざぁ~いっ。これでかかりつけの家庭医ができることが確定的(家庭医を通さないと専門医にかかれないシステムなので・・・)。さっそくカレンダーにフラグをペタン。明日はカレシが歯医者に行き、日曜日はArts Clubの郊外巡演の芝居、来週水曜日はArts Clubのシーズン2作目のオープニングで、16日にシャサヴァン先生との面接、23日あたりには旅行保険を掛けて(要予約)、26日にローマに向けて出発。何だかまた忙しくなって来たけど、2人の肩にのしかかっていた重荷がすっと降りた感じで、飛行機に乗ったら思いっきり手足を伸ばしてバケーションモードになろうね。



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