3月8日(水曜日)。⛅。もう「こぶの日」。で、すぐに週末が来る、と。ほんとに、時間は俊足で、リタイアしたら少しはスローダウンして、.のんびりできるかと思ったら、何かやたらとスピードアップして、逆に忙しなくなったような気がするんだけど、何なんだろうな、この感覚。メリハリがつきすぎちゃったとか?
何だか怒ってるみたい
今日はArts Clubの『Sense and Sensibility』(「分別と多感」)のオープニングナイト。ジェーン・オーステンの小説をケイト・ハミルが舞台劇に脚色したもので、小説には登場人物が大勢いて、やたらと複雑な関係を繰り広げるんだけど、それを生の舞台という限られた空間と上演時間にどう当てはめるのか興味津々。上演はスタンリー劇場だけど、レセプションはグランヴィルアイランド劇場2階のラウンジなので、5時半にはスタンリー劇場に着いて、スポンサーの観光バス会社が用意するシャトルバスに乗るから、家を出るのは4時半。普通に晩ご飯を作って食べている時間がない。そこで、カレシの提案で「遅いランチ兼早い晩ご飯」ということにして、2時頃にいつものランチより手間をかけて、リングィーニのシーフードミックスソースとガーリックトースト、ナッツ入りヨーグルトのデザート。これなら、レセプションでワインを飲みながらオードブルをちょっと摘まめば、帰って来るまでおなかが持ちそう。ささっとシャワーを浴びて、4時半にいざ出発。
☆☆芝居は2幕、2時間半☆☆
3月9日(木曜日)。🌤🌤。芝居がはねて、帰り着いたのは11時ちょっと過ぎ。休憩を入れて2時間30分は芝居としてはかなりの大作だけど、原作が原作だから、これ以上詰められないくらい詰めて、脇の話は「噂組」(コロスのような扱いだったな)としてまとめて、主要人物に焦点を絞って、ちょっとした婚活コメディに仕立てたのを速いテンポで進めていて、いや、すごくおもしろかった。何となく小町横丁の婚活相談みたいなところもあって、焦点はお金、お金、お金。イギリスのいわゆる「摂政時代」はバブルっぽくて華やかな時代の話だもんね。
レセプションでは、いつものようにあっちでおしゃべり、こっちでおしゃべりと、social butterfly(直訳すると「社交的な蝶」)ぶりを発揮して、今シーズンから常務理事に昇格したキャシーには平治郎の翻訳と脚色に取りかかったことを報告。登場人物が多すぎて、東京の先生にも書き直さなきゃと言われて悶々としていたけど、単なる翻訳の再構成から、一歩進んでほぼ脚色に近い形にして、古代ギリシャ演劇のフォーマットを下敷きにするアイデアが浮かんで、やっと何歩も前進した感じと言ったら、「ぜひ読みたいから、骨格ができたら送ってちょうだい」。うわっとキャシーはワタシが自作の芝居を書こうとしていた時に、チューター役を買って出てくれて、ランチの授業料でいろいろと指導してくれた人。大学で戯曲と演劇を専攻して、独身の頃は役者志望だったそうなので、芝居の脚本に関してはプロの視点だから、その彼女が読んでくれて、批評してくれて、アドバイスしてくれたら、こんなに心強いことはないな。
まあ、演劇界にはそれなりに独特の互助精神があるのかもしれないけど、ワタシって、ほんっとに運の強い人間だと思う。だって、「客席出身」の部外者なのに、いつのまにかいろんな人がヘルプしてくれているんだもの。ワタシって、会う人はみんな(どんなに偉い人でも)長年の友だちみたいな感覚で接するところがあって、蝶々のように飛び回ってはそのときの出会いを楽しんでいて、ゴーイングマイウェイなもんだから、これでいいと思っている自分のまま(つまりWYSIWYG)なだけど、もしかしたら、あんがいそういうところが受けてしまうのかな。まあ、カレシのママの背を(娘の目で)見て学んだ「来る者は拒まず、去る者は追わず」と言うスタンスがあって、自分という人間を信頼していれば、他人の言動にもやもやすることはないし、スマイルにはスマイルで返せば、何よりも自分がハッピー。うん、人間って、ほんっとに不思議なもんだと思うな。
Save-On-Foodsから今週のボーナスポイントのメールが来ていたけど、なぜかログインできないので、ポイントカードに登録できない。それじゃあと、大きな買い物は明日に回して、今日は切らしているバナナだけ。ついでに帰りに角の酒屋でジンを買って、最後にヴィクターの肉屋で肉とクッキーを買って来たら、スーパーのボトルと酒瓶を同時に運ばなくてもいいから効率的。で、午後にバナナを買って酒屋に行ったら、おお、棚にプリマスジンがある。人気アイテムで供給量が少ないから、入荷してもすぐに売り切れてしまう。でも、今日は6本。買い占めちゃおうかと思ったけど、ちょっとはしたないから4本だけ。ベルモットのビアンコも入っていたので1本。ワタシのムッシュ・ヘネシーも、まだ開けていないのが1本あるから今日は1本だけ。角を曲がってヴィクターの店ではロースト用豚肉やステーキ、ソーセージ、サーロ、クッキー(3袋のうち2袋だけ)。ヴィクターが「新しい商品だよ」と見せてくれたのは冷凍のサケやホタテ、えび。おお、ホタテには「Hokkaido Scallops」と書いてあるぞ。よし、今度買って来て、スシでも作ろうかな。トロリーのバッグにはしごした買い物がすっぽり収まって、酒瓶が6本も入っているのに運ぶのは楽々。いいことを覚えちゃった。
中国の海南航空、ちょっとばかり低く飛び過ぎてない?
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