らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

隠し砦の三悪人

2010年01月27日 23時41分03秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 毎日忙しくて、ネタらしいネタが無いので今日も最近見た映画のことを書きます。

 「隠し砦の三悪人」は1958年に公開された黒澤明監督の映画です。

 出演者は以下のとおりです。
三船敏郎(真壁六郎太)、千秋実(太平)、藤原釜足(又七)、藤田進(田所兵衛)、志村喬(老将長倉和泉)、上原美佐(雪姫)、三好栄子(老女)、樋口年子(娘)、藤木悠(峠の関所番卒)、土屋嘉男(早川の騎馬武士)、高堂国典(立札の男)、加藤武(落武者)、三井弘次(山名の番卒)、小川虎之助(橋の関所奉行)、上田吉二郎(人買いの親父)、富田仲次郎(火祭りの男)、田島義文(火祭りの男)、沢村いき雄(バクチ打ち)、大村千吉(秋月の雑兵)、堺左千夫(六郎太に捕らえられる足軽)、佐藤允(山名の足軽)、小杉義男(秋月の雑兵)、谷晃(六郎太に捕らえられる足軽)、佐田豊(橋の関所番卒)、笈川武夫(峠の関所番卒)、中丸忠雄(屈強な若者)、熊谷二良(山名の足軽)、広瀬正一(山名の雑兵)、西条悦郎・長島正芳(山名の落武者)、大橋史典(馬を買う侍)、大友伸(伝令の騎馬武士)、伊藤実・鈴木治夫・金沢重勝(火祭りの見張りの武士)、日方一夫(対岸の山名の足軽)、中島春雄(秋月の雑兵)、久世竜(山名の雑兵)、千葉一郎・砂川繁視(山名の足軽)、緒方燐作(屈強な若者)、山口博義・坂本春哉(荷車を追う騎馬武者)、日劇ダンシングチーム(火祭りの女達)

 50年代・60年代の日本の映画は面白いです。白黒は気にならず、かえって想像力豊になる気がします。三船俊郎演じる真壁六郎太と一緒に敵の追っ手から逃げる雪姫を演じた上原美佐の昭和ぽくない現代に通じる美しさには目を奪われます。上原美佐(1937~2003)は、この映画以降2年間にわたり女優を続けましたが、「自分には俳優の才能がない」と引退したそうです。せっかくスターの座を得たのに、自己分析の結果辞めるというのは、よほど謙虚な方なのでしょう。普通の人では出来る事ではありません。

     

 映画はもの凄い速さで話が展開してゆき、見る者の興味をそぎません。最後までどんでん返しばかりで・・・。

 特に印象の残ったシ~ンは火祭りの場面で、敵の目から逃れるために三船俊郎他は村人達の火祭りに参加して、踊り狂います。笑顔一つ見せないク~ルな印象の上原美佐も村人の中に入り、満面の笑顔で踊りに参加します。その笑顔を見た時に、緊張の続くストーリーの流れの中で、ホッと一息つくことが出来ます。本当にきれいな場面でした。

 良い映画ですね。
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一番美しく

2010年01月23日 23時41分36秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 「一番美しく」は、1944年東宝の日本映画。黒澤明監督作品。

 出演者は、
志村喬(石田五郎)、清川荘司(吉川荘一)、菅井一郎(真田健)、入江たか子(水島徳子)、矢口陽子(渡辺ツル)、谷間小百合(谷村百合子)、尾崎幸子(山崎幸子)、西垣シヅ子(西岡房枝)、鈴木あさ子(鈴村あさ子)、登山晴子(小山正子)、広町とき子(広田とき子)、人見和子(二見和子)、山田シズ子(山口久江)、河野糸子(岡部スエ)、羽島敏子(服部敏子)、河野秋武(鼓笛隊の先生)、萬代峰子(阪東峰子)、横山運平(寮の小使)、真木順(鈴村の父)

 黒澤明監督の初期の作品で、1944年という年からも分かるとおり敗戦濃厚な時期に制作された映画です。戦争高揚などのプロパガンダ的な役割が、映画の中から感じられて、この映画自体を否定したい方々も多くいる事でしょう。我々戦争体験をしていない人が無責任に戦争を語る事は、生意気な行為です。ただこの映画を否定する事は、あまりにも簡単ですので、あえて天の邪鬼的に映画の感想を書いてみたいと思います。
     

 軍需工場で働く若い女の子達が、生産力1/2アップを要求された事に(男子の半分のアップ率という事に)プライドを傷つけられて、みんなで苦しいながら2/3の生産力アップにむかって頑張る映画です。もの凄く荒いあらすじの書き方で、すみません。汗。

 自分の楽しみよりお国のためという精神で、苦しい規律正しい共同生活の中でも、毎日笑顔を絶やさず明るく生活しているのには、ホッとさせられます。鼓笛隊を組織して、通勤時に演奏しながら行進をして、休み時間に9人制バレーボールに楽しむ彼女達の笑顔は輝きを放っていました。
 
 生産力向上が上手くいかずに喧嘩になった時も相手に対して、最後は謙譲の気持ちが起こり、自らあやまる姿勢を見せます。また時には、病気になった子は、周りの頑張っている子達に対して悪いからといって無理をします。お国のため~仲間のためとはいえ、今私達が失いつつある謙譲美~相手を思いやる心が映画各所に表現されています。

 スピ~ドが命の今の映画とは違い、長々と無音で動きの少ない映像が流れたりするのは、時代を感じさせますが、私は結構楽しく鑑賞できました。女子組長の渡辺ツル役の矢口陽子さんは、後に黒澤明監督の奥さんになります。

 映画の中に映る街並や着物・布団・家のドアなど我々昭和の40年代に生まれたものにとっても懐かしい感じがします。今じゃ見ない着物に割烹着を着た女の人や、もんぺ?、窓枠、裸電球など東京の古い家にはありましたから、昔のことを思い出したりしていました。
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用心棒

2010年01月21日 23時39分49秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 昨日の記事の内容はふりだったのか?やらなくてはならない事に行き詰まると、逃避行為をするのが昔からの癖です。部屋の掃除をしたり、本棚の整理をしたり、風呂場を洗ったり・・・。今やらなくちゃいけない事じゃないでしょう?そんなことは!

 黒沢明監督の映画が、ブルーレイディスクになって登場し始めました。DVDではなくて、ブルーレイになって、お小遣いが貯まったら買ってゆこうと思っていましたが、「コレクション2」というブルーレイを購入しました。7枚組で、どれも昭和の名作です。

 昨晩は、その中から「用心棒」を見ました。

 出演者は、
三船敏郎(桑畑三十郎)、仲代達矢(新田の卯之助)、司葉子(小平の女房ぬい)、山田五十鈴(清兵衛の女房おりん)、加東大介(新田の亥之吉)、河津清三郎(馬目の清兵衛)、志村喬(造酒屋徳右衛門)、太刀川寛(清兵衛の倅与一郎)、夏木陽介(百姓の小倅)、東野英治郎(居酒屋の権爺)、藤原釜足(名主多左衛門)、沢村いき雄(番太の半助)、渡辺篤(棺桶屋)、藤田進(用心棒本間先生)、山茶花究(新田の丑寅)、西村晃(無宿者の熊)、加藤武(無宿者の瘤八)、中谷一郎(斬られる凶状持A)、堺左千夫(八州廻りの足軽A)、谷晃(丑寅の子分亀)、羅生門綱五郎(丑寅の用心棒かんぬき)、土屋嘉男(百姓小平)、清水元(清兵衛の子分孫太郎)、ジェリー藤尾(賽の目の六)、佐田豊(清兵衛の子分孫吉)、大友伸(馬の雲助)、広瀬正一(丑寅の子分)、天本英世(清兵衛の子分弥八)、大木正司(清兵衛の子分助十)、大橋史典(斬られる凶状持B)、寄山弘(百姓の親爺)、大村千吉(八州廻りの小者)、本間文子(百姓の古女房)、西条竜介(丑寅の子分)、桐野洋雄(清兵衛の子分)、草川直也(清兵衛の子分)、津田光男(清兵衛の子分)、千葉一郎(八州廻りの足軽B)

 1961年に東宝が配給したシロクロ映画です。昭和の映画界が元気な頃の作品ですので、とても活力のある魅力的な映画になっています。チャンバラ時代劇映画ですが、昭和の香りを感じてしまうのは私だけではないでしょう。佐藤 勝(1928~1999)の映画音楽は迫力があって、私はこの昭和の音がつぶれそうな映画の音に癒しを感じます。米国アカデミー賞作曲賞にノミネートされたのも頷けます。

 最初から最後まで現在でも引きつけられる映画です。だんだん映画鑑賞が好きになってきました。
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ハリー・ポッターと賢者の石

2009年12月29日 23時35分09秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 年末年始の多少時間がある時だからこそ、普段しなくちゃと山積みになっている事をこなしてゆく良いチャンスです。映画鑑賞もその内の一つで、山形響の音楽鑑賞教室で演奏している曲が、映画を見てどのように使われているか?知っておいて損はありません。このハリーポッターも実は見よう見ようと思っていて、なかなか実現出来なかった映画の一つです。本日じっくりと鑑賞しました。演奏しているけど見ていない映画は、他にも宮崎駿監督の作品がたくさん残っています。汗。

 山形響で演奏しているハリーポッターメドレ~は、山形の作曲家木島由美子さんが山形響の編成に合わせて、編曲してくれたものです。音楽は譜面を見れば、だいたいの予想はつきますが、映画を見た方がイメ~ジもふくらみますからね。宿題のような映画ですが見てみました。汗。イッイマゴロ・・・!?

 出演者は、
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)、ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)、ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)、ネビル・ロングボトム(マシュー・ルイス)、ビンセント・クラッブ(ジェイミー・ウェイレット)、グレゴリー・ゴイル(ジョシュア・ハードマン)、オリバー・ウッド(ショーン・ビガースタッフ)、パーシー・ウィーズリー(クリス・ランキン)、フレッド・ウィーズリー(ジェームズ・フェルプス)、ジョージ・ウィーズリー(オリバー・フェルプス)、アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス)、ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)、ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)、セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)、フィリウス・フリットウィック教授(ワーウィック・デイヴィス)、クィリナス・クィレル教授(イアン・ハート)、マダム・フーチ(ゾーイ・ワナメイカー)、アーガス・フィルチ(デイビッド・ブラッドリー)、モリー・ウィーズリー(ジュリー・ウォルターズ)、ジニー・ウィーズリー(ボニー・ライト)、バーノン・ダーズリー(リチャード・グリフィス)、ペチュニア・ダーズリー(フィオナ・ショウ)、ダドリー・ダーズリー(ハリー・メリング)、ほとんど首無しニック(ジョン・クリーズ)、血みどろ男爵(トレンス・ベイラー)、ヴォルデモート(リチャード・ブレマー)、オリバンダー老人(ジョン・ハート)組み分け帽子(レスリー・フィリップス)、キングス・クロス駅員(ハリー・テイラー)、漏れ鍋バーテンダー(デレク・デッドマン)、リリー・ポッター(ジャラルディン・ソマーヴィル)、ジェームズ・ポッター(エイドリアン・ローリンズ)

 イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによって書かれた小説が原作で、全世界で大ヒットした映画シリ~スの第1作目というのは、皆さんは周知の事だと思います。使われている音楽の作曲家ジョン・ウィリアムズ(John Towner Williams, 1932~ )は、アメリカの作曲家で、ハリウッド映画には欠かせない大作曲家です。カステルヌオーヴォ=テデスコに師事したというちゃんとした音楽教育を受けた作曲家なのです。

 ちなみに「スターウォ~ズ」や「ジョ~ズ」、「ス~パ~マン」、「ET」、「ロサンジェルスオリンピックのファンファ~レ」などが、彼の代表的作品です。

 子供向けと偏見を持っていた私は、だいぶ損をした感じがしました。世界中で大ヒットするのはわかりますね。次から次へと面白い映像が流れます。子供達の活躍も興味をそそります。

 この映画何作まで出ていましたっけ??DVDで続編を手に入れようかな・・・・。どうしようか・・・。
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アマデウス

2009年12月15日 23時53分19秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 1984年に製作された映画。アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、音響賞の8部門を受賞しました。他にも英国アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞4部門、ロサンゼルス映画批評家協会賞4部門、日本アカデミー賞外国作品賞などを受賞しました。日本での公開は1985年2月。

 昭和60年、私は何をしていたのか・・・。思い出せません。

 当時、江古田に住んでいた母方の叔父がこの映画をもの凄く気に入って、LDか何かで手に入れたものを自慢のステレオ装置付きTVで見せてくれたのが、この映画との最初の出会いでした。叔父の奥さん(私の叔母ですね)がピアノ教室の先生だったし、娘はピアノのコンクールに入賞したりして、この家族はとにかくクラシック音楽好きとして親戚では有名でした。家の母方の親戚は、ほとんどクラシック音楽好きなのですが・・・・・・・。

 モーツァルトとサリエリの関係など完全に作り話しの内容ですが、当時の私はクラシック音楽には疎かったためにサリエリにモーツァルトは殺されたんだ!と誤解するはめになりました。汗。

 登場人物のキャラクターなどは(実際を知らないですけど)、演出が入っていて史実とは異なる映画を盛り上げるようなキャラクターに仕上げられていたようです。コンスタンチェがあんなに献身的な奥さんではおかしいですからね。汗。

 ちなみに出演者は、

F・マーリー・エイブラハム(アントニオ・サリエリ)、トム・ハルス(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)、エリザベス・ベリッジ(コンスタンツェ・モーツァルト)、ジェフリー・ジョーンズ(皇帝ヨーゼフ2世)、サイモン・キャロウ(エマヌエル・シカネーダー)、ロイ・ドートリス(レオポルト・モーツァルト)、シンシア・ニクソン(メイド)、ヴィンセント・スキャヴェリ(サリエリの召使)、ケニー・ベイカー(パロディーオペラ中での騎士長)、他。

 ハルスの演じるモーツァルトの笑顔やはちゃめちゃ加減が目を引きますが、何と言ってもエイブラハムの演じるサリエリの心の移り変わりがもの凄い演技力で目を奪われます。ドートリスの演じるL.モーツァルトなど肖像画そっくりでまさに生き写しのようです。

 この映画は嘘の出来事だと分かってはいるのですが、当時の宮廷や街並(人の行き交う様など)を味わうだけでも面白いと思います。この映画は何回も見ているのでストーリーの進行は充分焼き付いているのですが、モーツァルトそこで謙虚になってサリエリに嫌われないようにすれば良かったのに!とかそんなにお酒を毎晩飲まないで作曲に取り組んでおくれよ!とかモーツァルトを共同墓地に投げ込むのは止めてくれ!とか展開が変わればいいのにと毎回色々な事を思わせてもらっています。笑。

 何と言っても、クライマックスで雨の中、みんなが涙を流しながらモーツァルトと別れて、共同墓地にその遺体が投げ込まれるシーンで「レクイエム」が感動的に流れます。やりきれない気持ちがこみ上げます。涙。

 今「のだめ~~」にはまっている若い子がもしこのブログを見てクラシック音楽って面白そうと思っているなら、この映画を是非ごらんになって下さいね。おすすめです!
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獄門島

2009年02月15日 23時55分11秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 良いです!!

 1977年に公開された横溝正史原作・市川崑監督による金田一耕助シリーズの中の1本です。

 出演者
 石坂浩二(金田一)、加藤武(橘捜査主任)、大原麗子(早苗)、司葉子(勝野)、太地喜和子(巴)、ピーター(鵜飼)、浅野ゆう子(月代)、中村七枝子(雪枝)、一ノ瀬康子(花子)、草笛光子(お小夜)、内藤武敏(与三松)、武田洋和(千万太)、大滝秀治(儀兵衛)、上條恒彦(清水巡査)、松村達雄(幸庵)、稲葉義男(荒木村長)、小林昭二(竹蔵)、辻萬長(阪東刑事)、坂口良子(お七)、三木のり平(床屋の清十郎)、東野英治郎(嘉右衛門)、佐分利信(了然)、池田秀一(了沢)、荻野目慶子(少女時代の勝野)、三谷昇(復員服姿の男)、他。

 原作と違う犯人に変更している本作品。

 石坂浩二の金田一はもちろん良いのですが、若い頃の大原麗子・坂口良子の美しさやかわいさに目を奪われ、そしてデビュー間もない浅野ゆう子の少し頭の弱い役も目を引きつけます。

 結局、頭の弱い3姉妹は次々に殺されるのですが、その死体のシーンも残酷さだけではなく女優さんの美しさも市川崑監督の名カメラワークによって納められています。

 シリアスなシーンの連続を経て、後半にやはり三木のり平演じる役が、事件を解く鍵を握っていて、加藤武の演じる刑事役も映画の中で笑いを誘います。ワンパターンのようでいて、そうじゃないのが安心できるところでしょうか?

 ワンパターンといえば、東野英治郎の黄門様でない役というのも見所かもしれません。
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女王蜂

2009年01月10日 21時48分16秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 本日から新しいカテゴリーを作りました。DVD映画鑑賞コーナーです。たまに更新します。

 私の中で映画鑑賞というのは、若い頃のデートのイベントだったり話題への知識欲でした。見ることが嫌いなわけではないのです。映画を見るにはやはり時間が必要なので、忙しい時期には見ることが出来ず~というか映画を見る事は自分の中で優先順位が低い~CMで何回も遮られるTVでの映画鑑賞もほとんどしません。

 時間が出来た時に見るにはDVDが一番手っ取り早いので、最近はDVDでの鑑賞が多くなりました。ただ自分も中年になってきて好きな映画監督は黒澤明監督と市川崑監督だと自覚してきました。派手なハリウッド映画より邦画のを好むようです。どのジャンルが好きかと聞かれれば、ホラー映画やサスペンス・推理・時代劇・西部劇系かもしれません。幅広い・・・・。

 第1回目のDVD鑑賞コーナーは、「女王蜂」です。

 横溝正史原作&市川崑監督の金田一シリーズは大好きです。犬神家の一族など血が飛び散るシーンなどがありますが、複雑な人間関係の心理の動きに魅力を感じます。

 この女王蜂は何回も映画やTVでリメイクされていますが、私が見たのは1978年度作品です。この1978年版も実はリメイクですが・・・・。

 ちなみに出演者は以下のとおりです。

 石坂浩二(金田一)、加藤武(等々力警部)、岸惠子(神尾秀子)、司葉子(蔦代)、中井貴恵(大道寺智子)、萩尾みどり(大道寺琴絵)、高峰三枝子(東小路隆子)、仲代達矢(大道寺銀三)、沖雅也(多門連太郎)、神山繁(九十九龍馬)、坂口良子(おあき)、白石加代子(速水るい)、小林昭二(木暮刑事)、大滝秀治(加納弁護士)、草笛光子(お富)、三木のり平(嵐三朝)、伴淳三郎(山本巡査)、石田信之(遊佐三郎)、中島久之(赤根崎嘉文)、佐々木剛(駒井泰次郎)、佐々木勝彦(日下部仁志)、高野浩之(文彦)、常田富士男(農夫)、他。

 このシリーズの特徴なのか?ライティングは暗めで、フィルム撮影の良さが出ています。TVなどで見るビデオ撮影よりフィルム撮影の方が高級に感じますね。作品はもちろん不気味なシーンが多いのですが、場面場面で映る自然豊かな風景や昔の建物・町並みなどとても美しく撮影されていて、目を奪われます。

 良いですね昭和・・・。(*≧∇≦)b

 この文章はいつまで経っても筋書きは書きませんのであしからず・・・・。

 ライティングの凄さなのか?(失礼な)出演している女優さん達がとてもきれいに見えます。岸恵子さんや司葉子さん・高峯美枝子さん・中井貴恵さん・萩尾みどりさんなど、みなさん美しい!!

 すみませんちょい役の坂口良子さんがとても可愛いです。昔から大ファンなんですよね・・・・。

 ~~~~~~~~~~~~~
 音楽に携わっている者として興味があること。

 このシリーズの音楽はほとんど田辺信一さんが作曲&編曲者として関わっています。

 邦画の映画音楽というのは、昔はクラシック音楽の作曲家が書いたりすることも多かったので、~(音楽の中でストリングが目立ったり、美しい旋律を持っているので)てっきりこのシリーズの音楽はクラシック音楽作曲家の人だとず~と思っていました。田辺信一さんと言えば、歌謡曲のアレンジャーや作曲らしいのですが(すみません私正直全然知らなかったのです)新しい出会いが出来ました。

 子供の頃に犬神家の一族のサントラ盤が家にあって、兄貴が聴いていたような記憶があります。

 収拾がつかない文章になってきましたので、今日は止めてきます。

 冬の夜長にドキドキしてみませんか?

 女王蜂で・・・・。
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怪奇大作戦

2008年12月09日 22時54分18秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 天童市市制施行50周年記念の演奏会でL.v.Beethovenの交響曲第9番を演奏した時に、関西フィルの首席指揮者である藤岡幸夫氏が客演しました。彼とは休憩中など面白い話をたくさんしたのですけど、彼が「恥ずかしいんだけどさぁ~俺ウルトラセブン好きなんだよぉ~いつ見ても感動しちゃうんだよね~名作だぁ~」という話をしていました。

 喫煙所に集まっていた団員さんも含めてだいたい昭和40年前後生れのおじさん達の集団が、熱く一連の円谷プロの作品について語ってゆきます。ウルトラQから始まるウルトラマンシリーズやこの怪奇大作戦などちょうど子供の頃、家庭にテレビが普及し始めた世代の人達に強烈なインパクトを残したのでしょうね。もちろん私もその中の一人でございます。

 女の人達はこういう話にはまず乗ってくるのは稀ですが、男の人達は大小はあっても自分なりの思い出を円谷作品には持っています。いつまでも子供なんだから(幼稚?)~という事もあるかもしれませんが、その時自分が感じていた良い昭和の時代の香りを感じる事が出来るからかもしれません。

 私は白黒映像のウルトラQとこの怖い印象しか無かった怪奇大作戦(昭和43年9月15日~昭和44年3月9日・TBS系~毎週日曜19:00~19:30放送)が大のお気に入りです。大人になった今みても面白い内容だと思いますけど。

 なにか?

 先日、DVDも

 大人買い

              してしまいました。

 現在出ているDVDはデジタル処理したきれいな画像ですので、子供の頃にテレビを叩きながら見ていたシマシマの画像とは違います。そういえば何でテレビをいっぱい叩いていたのでしょうね?今の考えからすれば余計壊れる気がしますけど。

 懐かしい思い出です。
HMVジャパン
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ウルトラQ

2008年01月10日 22時41分54秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 今日の話題は、興味が無い人には全然面白くありません。それどころか40歳過ぎたおじさんが、なに子供ぽいことに興味があるのと馬鹿にする人もいるかもしれませんが・・・・・。まぁ許してください。

 私の生まれたちょうど前後1966年1月2日~7月3日にかけて毎週日曜日にTBS系で「ウルトラQ」という番組がやっていました。ウルトラマンシリーズの前にやっていた毎回30分の白黒ドラマです。円谷プロの円谷英二氏の特撮技術を駆使した所謂子供向けの番組です。私はもちろん赤ちゃんでしたのでリアルタイムでは見ていません。しかし子供の頃再放送したので、とびとびで見る事が出来ました。

 その頃、家にはテレビが無かったのかもしれません。近所に醤油やソースなどを借りに行く(昭和だなぁ~)ついでに他人の家のテレビでみた記憶が有るのです。あの「ジャジャジャジャジャジャジャジャ・ジャジャ~ン・ジャジャ~ン」というテ~マソングを聴いただけで当時わくわくしたものでした。白黒番組であるという理由から再放送もウルトラマンシリーズに比べて、されなかったので、ビデオが普及してから(当時からもう40年近くも経っています)何とか全編もう一回見たいなぁ~と思っていました。

 この番組のコアなファンの要望か2004年位にリメイクされましたが、私にとっての「ウルトラQ」は白黒ドラマなのです。

 いやぁ~望みっていつかかなうんですね!有りましたよ。全編のDVD!!高かったけど購入してしまいました。DVDは当時の映りの悪いテレビで見ていたので、きれいに映像処理されて、音も疑似ステレオに替えられていたので少し違うかなと思いましたが、念願がかなったので文句は言いません!!

 今日は第1話「ゴメスを倒せ!」を見ました。これからペギラにもカネゴンにもガラモンにもケムール人にも再会出来ます。当分楽しむ事が出来そうです。ちなみに家の兄も好きらしいので見たら貸そうと思います。感謝されそうです。兄の家に行った時、類似番組「快獣ブースカ」のぬいぐるみがありました。笑。
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