先月は、約1ヶ月の間、風邪の症状で苦しめられていましたが、ようやく回復の方向です。まだ若干咳が残りますが、左肩の五十肩からくる左手の痛み以外は万全と言えるかもしれません。
さて、本日の村山第九公演で指揮した黒岩秀臣氏は、21世紀に入った頃、村川千秋氏の常任指揮者退任に伴い、首席客演指揮者から常任指揮者として、約3年間山形響を引っ張った方です。
第1回のさくらんぼコンサート(東京)や、第1回庄内定期演奏会(鶴岡公演)など今に繋がる演奏会の事はじめ指揮者でした。庄内定期演奏会の最初のロッシーニが奏でられた時に、「新しいオケの時代が始まる」と思ったものでした。客演指揮者時代至る以前からR.シューマンやJ.ブラームスシリーズなど行っていたので、実質長い付き合いだったのです。
個人的には、アマチュア時代に所沢フィルや練馬交響楽団などでレクイエムやロマン派交響曲など何度か共演しましたが、山形響入団後にいつもバンダナを頭に巻いて、オケを力強く引っ張っている姿が特に印象的に残っています。
黒岩氏は、井上道義氏のような全国での引退興行を派手に行うのではなく、静かにタクトを置くようです。とても氏らしい感じがします。
山形響とは、最後の公演となりました。
聴きにきてくださった皆様いかがだったでしょうか?
今年もあと1ヶ月、音楽に情熱を込め続けた氏のように、残り頑張りたいと思います。
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