らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

入院しました。

2020年09月25日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 数日前から少し調子が悪いと思っていたら・・・・・・。

 ハンガリーやチェコ系のヴィオラの音がするようになっていて、毎日ちゃんと練習するからこのヴィオラの本来の音がするようになってきたと、わりと楽しんでいました。

 しかし、昨晩の「運命」でとうとう昇天することに。

 今年の異常に暑い夏の環境の悪いところで演奏してきたのと、コロナのせいで移動が制限されて、健康管理が出来ていなかったのも原因のような。

 私のヴィオラ君は、とうとう傷口が悪化。ぱっくり割れてしまいました。

 とりあえず、楽器屋さんに連絡をとり応急処置をすることに。

 あと全然行けてなかった弓の毛替えもお願いしてきました。

 落ち着いたら、ちゃんと治さないとね。

 良い音を提供できません。

 今夜は、奥さんの楽器(所有は私で、貸し出しています)で練習しました。本格的なエクソサイズは出来ないので(楽器の大きさがだいぶ違います)、昔演奏したことのあるD.ショスタコーヴィチのソナタを弾きながら、気分を沈ませていました。Bachで締めて、とりあえず終了。

 ちゃんと治っていると良いなぁ・・・・。

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自粛生活中の課題〜行きづまり打破

2020年09月19日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅。

 学生の時並に、自分のヴィオラと向き合う時間を取るようにしています。毎日の業務で楽譜の音を並べるだけの生活からだいぶ意識が変わってきました。

 難しいエチュード(自分の苦手エチュード)にぶち当たった時は、期日がきられていた(次回のレッスンまで)学生時とは違い、先生の前で誤魔化す(先生の前で誤魔化せるわけ無いのですが)方向では無くて、どうやったらそのエチュードが表現できるようになるのかよく考えるようになりました。

 音を並べるだけなら、プロになった自分にとってそこまで無理という話はないのですが、作曲者の好みの音型などが自分の中には無いものだと、クリアするのに少し時間がかかります。重音だったり、高い音への跳躍、高い音からの下がってくる音型など色々な要因がありますが、どうやったら音楽を表現できるかを考えて練習するのは、この年になって楽しいことなのかもしれません。

 ここに細かく書くことは出来ませんが、自分が苦手としているもののオンパレードのようなエチュードだと、何日かかっても一向に仕上がる気配さえ感じない曲もあります。スラーを切ってゆっくり練習したり、逆の弓で弾いてみたり、リズムを変化させて弾いてみたりして、書かれているより遅くなら何とか音を並べられるようになってから、数日同じ作曲家の別のエチュードを練習し続けていると、1週間後再び最初に練習していた曲の楽譜を見ると以前より曲として流れ出すことがあります。

 頭が熱くなっている時より、一旦冷静になったときの方が楽譜から音楽がよく見えるようになったとでも言うのでしょうか?

 練習し続けて、とても不思議に思ったことなのでした。

 エチュードは番号順では無くて、自分が得意な曲から仕上げていった方が、良いのかもしれません。

 今日は、分かりづらい話でした。

 (写真)参考

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自粛生活中の課題 vol.8

2020年09月16日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜7冊目が本日終了しました。

 前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。

 今回は、20 Studies  Op.36 (20のスタディ 1905)。

 練習し始めて思い出しましたが、学生時代(正確には音大に入学前)に練習していたパラシュコのエチュードはこのOp.36でした。もう何十年も前のことでどれを練習していたかよく覚えていなかったのです。

 初見でも割とパラパラ弾けるなぁと思っていたら(実力ついてきたのかしら・・・・後で勘違いだと分かりましたが)、まったくの初見ではないから当たり前です。

 何十年も経っても、一生懸命格闘したエチュードは体に染みついている部分がありました。

 学生の時より苦労しないものの、到達のハードルはプロとして上げていますので、なかなか苦難の連続。

 学生の時に匙を投げそうになったエチュードは、やはり今でも難しく、どうやって練習していけば演奏できるようになるのか?は、長年指導してきたので、色々なカードをきって、練習していきました。形になったところで、とりあえず放置して、何日か後にまた弾いてみるを繰り返して何とか終了させてきました。

 また少し時間が経ったら、一からやり直してみます。

 ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだまだ続きます。

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もっと身近に

2020年09月12日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 毎日のヴィオラの練習の最後に、ほぼJ.S.Bachのソナタ&パルティータの中から曲を選んで弾くようにしています。

 音楽の父と言われるJ.S.Bachを学生の時〜若い頃は神様のように思い、練習すれど一向に演奏できるようにならない摩訶不思議な近寄りがたさを感じていました。

 練習しているすべてのエチュードは、Bachのために書かれていて、パガニーニなど超絶技巧の曲でさえBachの影響から外れていない延長線上の曲のように感じます。

 ただ恐れおののいては、いくつになっても一向に近づけずにいたので、最近は近所の小川さん(Bachは日本語だと小川)だと思い込み、もう少し身近な実際に生きていた人間だと思うようにしています。

 練習も弾けなくても良いからとりあえずこちらから近づいてみるのを繰り返しています。

 最近は、少しずつ作品理解が進みはじめているのも、意識の変化によるものかもしれません。

 鼻歌交じりに彼の作品を演奏できるのが目標かしら・・・・・・。

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自粛生活中の課題 vol.7

2020年09月02日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜6冊目が昨日終了しました。

 前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。

 今回は、24 Etudes melodiques Op.77 (24の旋律的練習曲 1927)。

 名前の通り、メロディックな24の練習曲が並んでいます。前回練習した12 Studien. Viola. Op.55と比較しても技術的なレヴェルは同じくらいで、今回の24〜の方が、魅力的な無伴奏曲のよう。初めて練習しましたが、割と楽しく進めました。(初級から中級くらいのレヴェルかな??)。

 ただ、パラシュコのエチュードを練習していて思ったのは、パラシュコ自身が書いたのか?編集者が書いたのか?分からないフィンガリング(指使い)が頻繁に書かれている事で、弾きにくいと感じる事が多かったのです。(個人的に思うことかも)。フィンガリングを書いた人が、演奏している人に何を練習させたいのか?良くわかりません。少々、ヴァイオリニストぽいフィンガリングで、音楽的より自動的に書かれているような気がするのです。

 具体的に書けば、1stポジションと3rdポジションを行ったり来たりで、現代のヴィオリストはほぼこのポジションを選択しないで2ndポジションや4thポジション、もしくはハーフポジションを使って弾く方が音楽的に演奏できるところを、あえて初見で弾いたヴァイオリニストのようなポジショニングの選択が多いのです。

 最初は一生懸命書かれているフィンガリングで練習していましたが、一向に書かれているフィンガリング選択者と気持ちが通じ合えないので、途中から楽譜をよく読んで、最善だと思えるフィンガリングで練習し直しました。

 昔のヴィオリストはヴァイオリニスト出身の人が(私もそうですが・・・・)ヴァイオリンの技術で演奏して、ヴィオリストになりきっていない人もいたようですから・・・・・(ヴァイオリンの技術とヴィオラの技術は微妙に違います)。

 少し否定的なことを書いてしまいましたが、楽曲自体は魅力的な物も多くて、どこかで演奏できるかもと思ったのでした。

 ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだまだ続きます。

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自粛生活中の課題 vol.6

2020年08月21日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜5冊目が本日終了しました。

 エチュードの旅も何冊かやってくると、若い頃に急いで練習してしまった、難しくて(面倒くさくて)放置した、中途半端に終わらせたetc色んな理由でやり残した物も存在します。J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードがまさにそれで、折角だからと練習し直すことにしました。

 パラシュコは、ヨアヒムにヴァイオリンを師事したベルリンのヴァイオリニスト兼ヴィオリスト兼作曲家です。彼は、480に及ぶヴァイオリン練習曲と、217のヴィオラ練習曲を発表しました。もちろんその他、本格的な作品も数多く残しています。

 音大に入る前に練習した記憶がかすかに残るエチュードで、ヴィオラで言えば217全て出版されているわけではないですが、何冊か現在でも出版されています。

 私は、一応5冊(種類)の作品を手に入れることが出来ました。

 全体を見た感じでは、中級者向き(一部初心者でも演奏できるかも)から上級者向きの幅広いレヴェルの曲達が並んでいます。

 まずは、作風に慣れるために一番手頃そうな12 Studien. Viola. Op.55(ヴィオラのための12のスタディ 1912)に手をつけることに。最後の第11番・第12番以外はスムーズに弾けるくらい素朴なメロディが並んでいます。最近は難しい曲にチャレンジしてきたので、もう一度基礎的な音色について考えながら練習を進めました。

 ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだまだ続きます。

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自粛生活中の課題 vol.5

2020年08月16日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜4冊目が本日終了しました。

 以前練習したリリアン・フックス(1902〜1995)のヴィオラのための15の性格的な練習曲(Fifteen Characteristic Studies for Viola〜1965)に手こずった鮮明な記憶が新しいのですが、最近は16の幻想的練習曲(Sixteen Fantasy Etudes〜1959)にかかりっきりでした。

 幻想的練習曲は、性格的な練習曲より格段に難しく、ちょいと苦労しました。

 第1番がかっこいい音型ですので、良い曲だわぁ〜と思っていたら、第2番で3度重音の嵐でいきなりつまずきました。第2番の重音エチュードは、その他の発展的なエチュードの下ごしらえ的なエチュードで、第2番で使用したテクニックの応用を他エチュードは使用しています。なので、第2番に根詰めて立ち向かったのですが、納得できる仕上がりにならず、結局他の短音エチュードから片付けることに。

 短音エチュード(調性が難しい曲が多い)を練習している時もちょこちょこ第2番を練習し続けていました。このエチュード最後まで弾けるのかしらと少し感じてましたけど、継続は力なりの気持ちで毎日格闘していると、急に開けて演奏できるようになる曲もあって頑張り続けました。

 第7番をやり始めた頃から少しずつ重音に対して、こつを掴み始めて何とか15曲終わって、結局、一番基礎になる第2番は一番最後の仕上げになりました。

 リリアン・フックスの音楽は、個人的にも気に入り、難しいけれどやりがいのある曲達でした。後、彼女の作品としてはヴィオラのための12の奇想曲(Twelve Caprices for Viola〜1950)と無伴奏ヴィオラのための田園風ソナタ(Sonata Pastorale foe Unaccompanied Viola〜1956)が存在しているのですが、調べても未出版なようですので、練習する事は今のところかないません。

 新しい感覚に出会えたのは、とても有意義なエチュード達でした。

 さて、次は何を・・・?

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自粛生活中の課題 vol.4

2020年07月25日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 なんだか・・・・ふと思ったのですけどうちのオケ・・・今、日本一忙しいオケかも・・・・。

 自粛生活が個人的に終わって、仕事が再開されても、自粛生活期間同様にエチュードの旅は続いています。

 関連記事 

ヴィオラ Vol.30 - らびおがゆく Vol.3

 カンパニョーリやリリアン・フックスを練習している時から同時にフランツ・アントン・ホフマイスター(Franz.Anton.Hoffmeister 1754~1812)の12のヴィオラ エチュードを練習していました。というか先に挙げた2つの曲集が、多少骨が折れるために気晴らしというか、現実逃避的にこのホフマイスターの曲集を使いました。

 1曲1曲は、そのまま古典的な無伴奏作品のようで、それほどきついテクニックは要求されませんし、演奏していて楽しいから(弾けるから)、そんな使用方法をしたのです。

 もちろん適当に弾いただけでは駄目なので、CDを聴いたり、あまりやってなかった分析的なこともしながら練習し、12曲とりあえず終了しました。

 あらためて演奏してみて、私はF.A.ホフマイスターという作曲家を相当好きだなと認識しました。ヴィオラ協奏曲や弦楽四重奏曲、コントラバスソロとの弦楽四重奏曲など聴いていても心地良い曲が多いので、以前から薄々思っていましたが、この際だから自分の大好き作曲家の仲間入りさせてしまおうと決心したところです。

 割とスムーズにこのエチュードは終了しましたので、次はもう少し過酷な奴を・・・・。

 ヤリマス。

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自粛生活中の課題 vol.3

2020年07月16日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 もう以前の用な自粛期間中ではないですが、バルトロメオ・カンパニョーリ(Bartolommeo Campagnoli 1751~1827)の41のカプリース Op.22(無伴奏ヴィオラのための)を練習した後、リリアン・フックス(Lillian Fuchs)のヴィオラのための15の性格的な練習曲(Fifteen Characteristic Studies for Viola〜1965)に取り組んで、本日全曲終了しました。

 リリアン・フックス(1902〜1995)は、アメリカのヴィオラ奏者であり作曲家でもあります。ヴィオラの名手で数々の録音を聴くことが現在でも出来ます。

 ヴィオラ奏者(元々ヴァイオリン奏者でデビュー)が書いたヴィオラの勉強のための作品は、教育に主眼が置かれていると思いますが、聴いていても無伴奏作品として成り立つようです。一部ソリスティックな要求もありました(主にフィンガリングなど)。

 カンパニューリを練習して左手の指の独立が出来てきていたので、割とすんなり演奏できる曲も多かったのですが、古典派作品のカンパニョーリより近代よりで和音の広がりがあり、そこに一番苦労したかもしれません。しかし、どの曲も私には魅力的で、またいつかやろうと思います。

 数十分で演奏できるようになる曲ばかりではなく、何日か根を詰めないと通らない曲も数曲ありました。別の奏者でCD録音があったので、大いに役立ちました。

 一応15曲全部終了。(おまけもあったかも・・・・)。

 最近エチュードを練習するのがますます楽しくなり、次は何にしようか検討中です。

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自粛生活中の課題 vol.2

2020年07月04日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 昨日の続き。

 バルトロメオ・カンパニョーリ(Bartolommeo Campagnoli 1751~1827)の41のカプリース Op.22(無伴奏ヴィオラのための)を再び自分の課題として取り上げようと思った理由は、いくつかあります。

 まず、学生の時に何の資料も無しに、音を並べる事だけに必死になって練習しっぱなしになっていた事。

 CD等の音源が何も無かったので、Allegroと書かれていてもどれくらいのテンポで演奏して良いか分からなかったので、当時の自分の技術で弾けそうなテンポで練習して先生の所へ毎回持って行き、先生の助言無しにはどういう曲か良くわからないまま、音が並んでいるので次!くらいのマッハなレッスンを受けていました。なぁんとなく消化不良のまま練習しましたという記憶だけだったので、自粛生活中に塗り直してみたくなったからです。

 そこで今回は、昔あった雑誌「ストリング」(今更ながら超良い雑誌でした)に荻野直美さんが連載していた「ヴィオラの醍醐味」の記事の中で、2007年3月号〜2010年7号までこの41のカプリース Op.22のほぼ全曲解説(誌上レッスン)があったので、その記事を読みながら練習を進めました。彼女が書いていることに頷きながら、課題をクリアして行くのが楽しくて毎日過ごしました。昔、読まなくても毎月買っておいて今になって役に立つとは・・・吃驚です。

 そして、YouTubeにKristina Gilesさんという女性ヴィオラ奏者が、41曲全曲を目指して収録した映像があったので、大いに参考にしました。(もう少しで全曲です)。学生の時は先生(先生は全部通して演奏はしてくれない)か、もしくはレッスン前後の学生の演奏しか聴いたことが無かったので、ちゃんと通した曲の感じを掴むのに大いに役に立ちました。楽譜をよく読みんだ上での自分の解釈と違う所はもちろん大いにありますが、これからこの41のカプリース Op.22を練習し始める学生さん達には大いに参考になるかもしれません。

 41のカプリース Op.22は、何度も練習しなおして、身につけるべきテクニックと音楽性に優れた曲集だと今回あらためて思いました。今後も弾き続けるかもしれないし(これを練習する自分の生徒がいればもっと自分にも跳ね返ってくるのに・・・なんて)、他のエチュードに進みつつ、思いだしたようにまた演奏しようと思いました。(特に重音が多く用いられている曲)。

 今回、一番の成果は、色々なボウイングテクニックを確認できたこと、そして、左手の一本ずつの指の独立が進んだことです。学生の頃はあまり力を入れていなかった和声的解釈の勉強にもなりました。

 終わり。

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自粛生活中の課題 vol.1

2020年07月03日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 3月から始まった自粛生活で、何か目標を立ててヴィオラを練習して行こうと決心しました。

 そこで、以前にも記事にした「バルトロメオ・カンパニョーリ(Bartolommeo Campagnoli 1751~1827)の41のカプリース Op.22(無伴奏ヴィオラのための)」をもう一度じっくり練習する事にしました。

 過去記事

ヴィオラ Vol.26 - らびおがゆく Vol.3

 以前書いた記事と内容がかぶってしまいますが、もう一度記すと、この41曲の奇想曲は、音楽大学の受験のために出会って、音楽大学入学前後でよく練習したものです。記憶だと駆け足で、1週間に2〜3曲位を若い勢いだけで先生の前で演奏したみたいです。(曲によっては記憶の彼方なのですが、書き込みがあるので、当時練習したのでしょう)。

 演奏してお金をもらうようになって既に30年以上経ちました。半世紀以上生きて、今更個人レッスンに行くのに時間も根性も無いので、自分が生徒に課題を出して、生徒が練習してきてレッスンするように、自分に対してセルフレッスンをして、次の課題に行っても宜しいと思うまで、練習してみました。(自分に甘くならないように、なるべく頑張りましたとも!つい生徒には偉そうに言ってしまいますが、さて自分はそれが出来ているんだろうか?といつも自問自答しながらの練習になりました)。

 やっとの事で、このたび41曲のカプリース練習し終わりました。よく覚えていた曲も全く記憶の彼方だった曲も全ての曲が、本来の忙しさに流されそうだった(実際流されていました)自分のヴィオラテクニックを取り戻しました。

 自粛生活は、あらためて自分のヴィオラと向き合う良いきっかけになったのです。

 vol.2に続きます。

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マウスピース

2020年06月22日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 マウスピース(参考写真)て、格闘家が使うイメージありますよね。

 確かに・・・・・。

 以前、歯の状態が思わしくなく(2012年頃)、近所の歯科に定期的に通うようになり、マウスピースをつくって頂きました。

 最初は、ストレスによる歯ぎしり対策で、参考写真の物よりもごっつい物で、今でも夜寝るときに装着して寝ています。効果はてきめんで、熟睡できるようになり、歯の状態も上向きました。ストレスをあまり感じなくなったのも要因かもしれません。

 今日は、そんな話では無くて・・・・・・・。

 自粛生活中に、以前よりヴィオラを練習するようになりまして・・・・最近歯医者に行ったら、「ストレスを感じていませんか?」と歯医者さんに言われたのです。自覚症状が無かったので、少し考えたらヴィオラの練習内容が学生時代にやっていた音階やエチュードに切り替わっていて、知らずに歯を食いしばっていたことに気づいたのです。明らかに楽器を構える左側の歯だけにストレス症状が現れていました。(決して自分の演奏が嫌になってストレスを感じていたわけではございません。たぶん)。

 自分の生徒には言っていたのですが、歯を食いしばりながら演奏すると首や肩にも負担になって、大きい音だと思っても実は伸びの無い音だったりします。奥歯をかみしめない方が良いのです。

 実験で、口の中に余裕を持たせて演奏した物と歯の食いしばりを気にしないで演奏した物を録音してみました。

 明らかに歯を食いしばらない方が、力が抜けて音の伸びがベターなんです。

 歯の食いしばりだけを意識して練習するのも何だかなぁ〜?と思いましたので、参考写真のようなマウスピースを使用し始めました。

 以前から所有していたのですが、夜寝る用だけしか使用すること無く放置されていた物です。

 使用してみると疲れが半減するので、練習時間が長くとれるようになりましたし、マウスピースのおかげで歯を食いしばる時に意識が向くようになりました。口の中でキュッとした感覚が生まれるので、今歯を食いしばったと意識できるのです。

 食いしばったときにも歯への悪影響が軽減出来るし、悪癖を矯正するのに役立っています。

 同じような事で悩んでいる人がいたら、歯医者さんで作ってもらえますので、おすすめです。

 

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努力と言うより習慣。

2020年06月20日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活始まった頃は、忙しい毎日が急に分断されたようで、正直何も手に付かない状態でした。

 ショックと言うよりは、トンネルの向こう側が見えない状態で、楽器の練習さえあまり出来ない状態でした。(できないと言うよりは、しなかったの方が近いかもしれません)。

 昔から努力をするほど根性は無くて、いざViolaを持ち出して、練習するにしても部屋の汚れが気になったり、何かしら他の事に目が行ってしまう習性があるようなんです。

 しかし1週間くらいしてから(1週間Violaから離れていたとも言う)、折角の時間をViolaに向かわせたいと考えてみたら、自分の習性として(癖ともいう)、一回ルーティンを確立してしまえば、ルーティンを行わないと気持ちが悪くなる性格だと気づいたのです。

 自粛生活期間の庭の草取りでも、毎日これくらいやると決めてからもう2ヶ月以上も毎日やっていますしね・・・・。家の中での軽い運動も時間が来れば、やってしまうような性格なのです。

 Violaの事を考えれば、楽器ケースから出すのが億劫で(ここは大事)、家にいる間はケースの鍵を閉めるのを止めました。いつでもすぐに取り出せる状態に。そして、何時から何時までがViolaの練習時間で、このエチュードの中からやってクリアが早ければ、他の曲や音階をし、最後は絶対にJ.S.Bachの曲で締めるようなルーティンをつくったのです。

 オケや山形Qのリハーサルや本番があろうともその時間になれば、楽器を出して練習するようになりました。疲れているからの理由で練習しなければ、その方が気持ちが悪く感じるようになりました。

 プロだからねぇ〜努力を惜しまないねぇ〜と言われても頭をかくしか無いですが、私にはただの習慣となりました。

 努力より習慣・・・・。 

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ごほうび

2020年06月08日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛期間中、最初の頃は目標を失ったように楽器の練習もモチベーションが上がりませんでした。

 少し考えて、自分はルーティンにすると習慣を行わないと気持ちが悪くなる性格だと気づき、練習は何時から何時までこの課題でと、完全に習慣化しました。その時間になれば、やる気が出なくても楽器に向かうように・・・・。

 上手く習慣化したのですが、ごくたまにどうしてもやる気が起きず、体中の力が抜けた抜け殻のような日があります。

 そんな日は、楽器を練習すればご褒美がもらえるようにしました。

 昨日はそんな日で、餃子を買ってきていて、練習が終われば餃子とBeerをいただけるご褒美をつくりました。

 毎日晩酌をするわけでは無いですが、たまのアルコール・・・良いですね!

 練習も頑張れましたし、自分に負けず乗り切った感ありました。

 Good!!

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命日

2020年06月07日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 6月7日は、ヴィオラの師匠〜Ulrich Koch先生の命日。

 1996年に亡くなっているので、もう24年経ちました。

 今考えると、先生に出会えなければ現在ヴィオラを演奏する仕事に就いていたかどうかも怪しく・・・・。

 先生とは、良い思い出と共に感謝としか言いようがございません。

 学生の時は、大変面倒もおかけしたし、心配もさせた記憶が・・・現在も多く残ります。

 やっとの思いで、こちらが課題をクリアしたときの先生の満足そうな笑顔、鼻を少しかきながら「まぁ良いか・・・」と言ってくれたのは、当時としてはもの凄く自信が積み重なりました。

 学生の時に、せめて今くらい理解しながらヴィオラを演奏で来てれば、先生にあれほどのお耳汚しをさせずに済んだかもしれません。

 私がいくつになろうと先生は先生のままです。

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