らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

稽古場で出来ない事は、本番では出来ない。

2021年03月26日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 大相撲大阪場所(コロナ渦で今年は東京両国国技館開催)が、終盤にさしかかっています。

 いつものように、BS放送からNHK総合テレビまで、放送される全番組を録画して、三段目戦から(先場所は休場者が多かったため、一部序二段戦から少し見ることが出来ました)幕の内の取り組みまで、見ています。

 解説者の方々が「稽古場で出来ない事は土俵の上では、出来ない」と稽古の重要性を話されることが多いです。

 今日は、大相撲の話では無いので、このへんで終わりにします。

 毎日のように、ヴィオラを練習していて思うのは、練習で出来ない事は本番では出来ないとあらためて思います。

 神のみぞ知る〜と本番の一発勝負に出なくてはいけない箇所が、楽譜上にいくつか存在すると、全体の演奏も停滞してしまいます。だから個人練習でクリアしておくことが重要なのでしょう。

 ヴィオラを演奏する事が、大相撲の力士と違うのは、力みはいらないと言うことです。

 楽譜から音楽を紡ぐ過程で、力みは大きな障害になることもしばしば。

 若い頃は、自分の思いの丈(力み??)を出す音に乗せる作業がメインでしたが(私個人の見解です)、最近は、自分の陳腐な思いの丈を乗せるなど烏滸がましいとさえ思い始めました。次々現れる楽譜上の指示を表現するだけでももの凄い労力です。音符を並べるだけがメインで、楽譜上の指示を犠牲にしているような演奏はあまり好みません。

 他のプロフェッショナルな方々はどういう思いで演奏をしているのでしょう?少し中をのぞき込みたくなる時もあります。

 特に最近は、自分の思いの丈は極力控えて、あくまでも冷静に演奏するように心がけています。(しらけながら演奏しているというのも違います)。

 何も考えない自動的な演奏しないように、頭をフル回転させているのです。

 若い頃は演奏していて、体が疲れましたが、今は頭が疲れます。

 演奏が終わって、家に帰ると突然の眠気が襲ってきます。

 長い活動期間を経て、その時々で、好みが変わって行くのは興味深いです。

 (写真)大好きな五十番の酢豚。疲れた頭も喜びます。

 

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自分の発した言葉に責任を持つ。

2021年03月23日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 プロとしての活動期間が長くなり、所謂ベテランと言われるような年齢になりました。

 頭の中だけは、高校生くらいからそう変わりませんが(ただ単に若ぶっているだけ)、知らず知らずの内に体の衰えはあるのだと思います。(大きく思い当たることは今のところありません)。

 普段の個人練習の時間に、自分の気持ちを入れすぎて(興奮して)フルスイングで練習する事は無くなりました。それは、老化したからではなく、そのやり方が、意味がないのに気づいたからです。

 音を外した状態で、音をこねくり回すような練習は時間の無駄、それでいて更に気持ちを入れて弾いていても、間違いを習慣づけているだけで、むしろ下手くそになっていく気がするのです。

 あくまでも冷静に、出ている音を客観的に聞きながら(自分から若干遠くから聞くような感覚で)淡々と練習するのが効果的だと、私は思うのです。

 ゆっくり、そしてそれなりに小さめの音で(響は必要です)間違いの無いように、何度も練習して行く方が良いのです。

 FF(フォルテッシモ)を楽譜に見つけてもフルスイングはしません。大きい音をただ出すだけの間に他の何かを見失う恐れがあるのです。

 こんな私にもヴィオラやヴァイオリンを教えた弟子達が、過去に30人くらいはいました。

 自分のことは棚に上げて、弟子達が上手くなって欲しいという気持ちから厳しい要求もしてきました。怒ったりは絶対にしませんが。

 自分が弟子達に投げかけてきた言葉を、今だから自分に投げかけるとセルフレッスンになります。

 練習の仕方、演奏の仕方、本番の望み方、自分に今一度言葉を投げかけてみましょう。

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風邪はひけない。

2021年03月18日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 コロナ渦で、紛らわしい風邪などひいていられなく、花粉症の人が鼻をぐずぐずやっていたり、咳をしたり頭痛を起こしたりしてするのも少々白い目で見られてしまうこともあります。

 体調管理は万全にやっておかないといけませんね。

 春に向かって、雪も消えつつある状況で、空気が乾燥してきていて対策も多岐にわたります。

 さて、忙しい毎日で、少々比喩的ですが、ヴィオラも風邪をひかせては駄目です。

 湿度が大きく変わる今の季節は、細かいことを言うと、真冬と同じ松ヤニを使用して演奏すると、ザラザラした雑音(雑味)を伴った音が楽器からすることがあります。

 私自身そんなに神経質では無いですが、自分音に耳を澄ますとジィ〜という音が混じって聞こえてくるときがあります。

 艶のある良い音だけを出したいのに、長く演奏していると、ジィ〜が気になってきます。

 そんな時は、弦にこびりついた松ヤニを一生懸命落として、違う松ヤニを使用して演奏すると、ジィ〜が解消するもしくは軽減するときがあります。

 ジィ〜ジィ〜言っていると、がらがら声でしゃべっているような気がして、楽器が風邪をひいたように感じます。

 松ヤニを使い分けるようになって、ほんの数年ですが、季節に合わせた松ヤニの選択もなかなか興味深いと思いました。

 張ってある弓の毛の種類、弓の強さ、張力と松ヤニ・・・・色々試してみてベストなモノを見つけるのに少し時間をかけました。

 自分の好みを完全に理解するところから入ったので、時間がかかりましたが、別のタイプの松ヤニを2種類以上所有するのは、良いことかもしれません。

 ちなみに現在、私のヴィオラケースには松ヤニが3種類入っています。

 先生や友達に勧められたからの理由で、合ってないのに使い続けている松ヤニはありませんか?

 そんなに高いモノでは無いので、自分に合うモノを是非見つけて下さいな。

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装着の仕方・・・・・。

2021年02月24日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 この冬の雪かき作業のせいで、少々手を痛めています。

 寒い中での作業が多かったので、少し体が冷え切ってしまっているのかもしれません。

 数年前にやった五十肩を起こした右側の手が特に痛いです。

 痛みと共に演奏できなくもないので、休みは取りませんが、何か対策を取ろうと決心しました。

 何年も使用してこなかった肩当てを使用して、首には負担が増えるけど手の負担が減るようにしたいと思ったのでした。

 何年も肩当てを使用しない演奏スタイルでしたので。装着したときは「こんなものかな??」と思い練習で使用していたのですが、どうもおかしい。

 今日、仕事で現場に行き、同じ肩当てをしているVn奏者をよく観察してみました。

 私、全く違う装着の仕方をしていました。使い勝手が悪いのもそのせいでした。

 肩当ての装着の仕方も忘れてしまっていた自分に心の中で、苦笑。

 今日から、ちゃんと使用できました。

 しばらく肩当てを使用して演奏します。

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帰還しました。

2021年01月17日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 修理に出していたヴィオラが帰還しました。

 約3ヶ月という長い期間がかかってしまい、自分の楽器とそれだけ長い間離れている経験もしたことが無かったので、寂しい気持ちも。

 朝に宅配の人が気を遣って一番で届けて下さったのですが、15年以上弾いてきたヴィオラとは言え、いきなり今日の本番で使うのは怖くて止めました。

 本番後、帰宅して長い入院から帰ったヴィオラと満を持して再会。

 問題となっていた箇所もきれいに修復されていて、元々色々な所のニスが悪い状態になっていたのも修復していただいていました。

 少々重い楽器ですので、軽めの柘植のアゴあてに交換。だいぶ入院前と違う印象で、リフレッシュして退院してきました。

 練習してみたのですが、音の感じもだいぶ変わったので、元々の楽器のポテンシャルが引き出されたようで、演奏する側が慣れて行くしかございません。

 練習あるのみ。

 新しい楽器を手にしたようで、気分一新です。

 楽器修理費やら、買い物やらで今月は数十万円使ってしまいました。頑張らないと・・・・・・・。

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にらめっこ

2021年01月06日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 正月の遊びと言えば、凧揚げ、カルタ、福笑い、羽子板、独楽回しなどなど色々あって、子供の頃は毎年のように何かしら楽しんでいましたが、今の子達は、TVゲームのせいで、先に挙げた遊びなんて死語に近いでしょうね。

 正月ボケなんて言葉がありますが、こちらは元旦から雪かき作業とヴィオラの練習、たまに清掃作業とボケる暇もありません。

 業務が無いので、ゆっくりした気分にはなりましたが、今抱えている楽譜の曲達がリズム・リズム・リズムなので、ず〜とメトロノームとにらめっこしていました。

 にらめっこは、笑うと負けよアップップゥ〜〜。

 メトロノームとのにらめっこは全然笑えません。

 自分が普段は如何に自由に演奏しているか、メトロノーム1回打つたびに鞭を入れられているようで・・・・・。

 正月から6日目。

 少し鞭を入れられるのに慣れてきました。

 Mではありません。www。

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弾き初め

2021年01月04日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 2021年が始まり、既に4日。

 休暇期間は時間が過ぎるのが、超高速です。

 ヴィオラの弾き初めは、元旦でしたが、最初に引き出した音は「ミ」の音のロングトーンでした。「ミ」の音は、D線の1の指(1st ポジション)〜人差し指で押さえて出る音です。

 なぁんと無く始めた(誰かから聞いたか?忘れました)年の初めに一番最初出した音で、その年の運勢が占える・・・とか・・・・。

 大抵は、チューニングの音「ラ」〜Aの開放弦を弾きだしてチューニングするのが普通です。その場合は、現状維持・普通の運勢とか・・・小吉・中吉ぐらいでしょうか?(占いに責任はとれません)。

 その占い云々を知ってしまってから、心をまっさらにして、一番弾きたくなった音をチューニングする前にいきなり出すのです。昨年は「シ」のフラットでした。

 どの音を出したらどういう占い結果か?全く覚えてませんが、今年の最初の音は「ミ」。

 「実」のある一年になるように頑張ります!(自分の解釈です)。

 おそらく今月には、修理した楽器がカムバックしてくるので、エンジンふかしながら準備万端にしておきます。

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自粛生活中の課題 vol.10

2020年11月23日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜9冊目が昨晩終了しました。

 前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。

 今回は、10 Künstler Etüden Op.44 (10 Artist Studies 1907)。

 〜〜〜〜〜〜

 正直に言ってしまうと、今回のOp.44は、面倒くさく、そして難しいエチュードでした。曲として良いなぁと思うところも随所にありましたが、披露するというのが前提で話すと・・出来ません。

 前回、エチュードを仕上げたのが、9月の終わり頃で、そこから約2ヶ月頑張ったのですが、たった10曲練習するのにかかってしまいました。ヨハネス,パラシュコという人は、よほどのヴィルトゥオ〜ソだったのでしょうね。凡人音楽家にはとても難しい曲集でした。

 コロナ問題で、急に出来てしまった自粛期間中に始めたエチュードの旅は、ひとまずこの辺で終わりにします。

 理由は、第一に、今は自粛期間はとうに終わって、通常業務状態になっている事。 

 第二に、色々な有名エチュードを練習してきて気づいたことは、J.S.Bachのソナタ&パルティータとN.パガニーニの24のカプリスで、ほとんど色々な技術を網羅できる事。特にこの2冊は、学生時の先生に一生付き合えと卒業間際に言われたこと。なので、これからはこの2冊を粛々やっていきます。

       

 BachとPaganiniは難しいので、また見直したい基礎があれば、今までに仕上げたエチュードの中から再びやり直します。CDで古今の一流の演奏家が弾くような演奏(テンポ)では弾きません。テンポを落としたり、色々なボウイングにしてバリエーションを楽しんだり、フィンガリングを色々試してみたり、どの曲か取り出して、無数にやることは増えるのです。曲が良いので飽きないで練習できるというのは、この2曲集は、超名曲の宝庫です。

 またエチュードの旅に出たくなるまで、チャオ! 

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大きいヴィオラその後・・・。

2020年11月13日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 演奏旅行より、山形に戻りました。

 そして、約2週間の間、弾いていた44cmの大きいヴィオラともお別れです。(家で眠ってもらいます)。

 やっと大きいヴィオラに慣れてきていましたが、やはり体への負担が大きく、長く練習時間をとって弾くのは難しいと判断しました。

 本日より、お借りした42cmのヴィオラと共に約3ヶ月過ごして参ります。

 写真の楽器ですが、大きく見えますが、ターティス型といわれる横幅の大きいヴィオラですが、板自体が削り込んでいて、見た目よりだいぶ軽く、演奏するのに体に負担がかかりません。

 44cmの楽器を弾くより、何倍も楽に演奏できるのです。

 一見オールドに見えますが、邦人新作です。

 修理に出しているメインの楽器と同じ42cmですが、もちろん個体差があり、左手を押さえる感覚や、楽器をならす感覚もだいぶ違うので、それは練習で補って、より良い方法を自分で見つけて行くしかございません。はやく慣れたくて、帰宅後、新しい弦に張り替えて、しばらく弾いていました。

 明日も練習多めにとり、急速に自分の物にしようと、しばらく努力が続きます!

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大きいヴィオラ 2

2020年11月11日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 大相撲が始まっています。力士の勝利インタビューなどで、「一日一番全力で!」と答えるのをよく聞きます。

 先日、大きいヴィオラを演奏していて体に負担がかかっているという話を書きました。首、背中、左手に少々痛みをともなっていました。

 詳しくは書けませんが、今演奏旅行中で、ホテル住まいです。演奏旅行中は、普段の個人練習時間確保は、カラオケボックスなどを借りなければ出来ないので、単純に言えば個人練習時間が数時間出来ない状況です。

 ただ、この状態が体にはむしろ良いようで、一日、数回の本番だけなので、その本番に集中して乗り越えています。

 あと二日間したらヴィオラを借りる事が出来るので、残り頑張ります!

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ちょっと違うけど・・・・・・。

2020年11月07日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 一昨日に、大きいヴィオラを弾いていて疲労が溜まったという記事を書きました。

 昨日は、少しだけ左手が痛くて(腱鞘炎を頻発させていた学生時以来)、3月のコロナ騒動が起き始めての数日間以来、久しぶりに自宅での練習休みました。

 手には安静が一番だと思ったからですが、全く動かさないと、次の金曜日まで持たないと思ったので、左手の負担が減るように、ヴァイオリンを使って練習しました。

 強い痛みは出ないものの、少しだけ違和感。もう少し力のいれ具合など改善の余地がありそうです。

 ヴァイオリンを使うと言っても、チャイコフスキーの協奏曲など練習するのでは無くて、J.S.Bachのパルティータやソナタなどをヴィオラの楽譜を読みながら・・・。

 ヴィオラの楽譜を弾いているのですが、出ている音は完全5度上なのです。

 常にヴィオラで練習している曲なので、フィンガリングなどは変えずに、練習しました。

 体への負担はだいぶ少ないと感じます。

 ヴィオラ奏者が短命なのは、体に負担がかかっている楽器というのも少し関係しているのかも。人が演奏しやすいように導いたり、上手くつけてあげたり、それが仕事とは言え、周りに気を遣ってお仕事するのが日常ですからね。自然とストレスかかってしまうのですかね・・・・。

 楽器から離れると、まったく人に気を遣わなくなるのは、ギャップを埋めるためなのかもしれません。(気が利かない言い訳に聞こえなくも無いですね)。

 とにかく楽器をお借りできる金曜日まで、大きいヴィオラで旅に行ってきます。

 

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大きいヴィオラ・・・・・。

2020年11月05日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 今月初めに修理に出して、数ヶ月かかると言われたメインヴィオラ。

 その間、写真のヴィオラを弾いていようと思っていました。

 実は、このヴィオラは44cmあって、とても大きいのです。

 元々、お外で弾くように購入した楽器ですが、縦幅どころか横幅も大きく普通のケースだと入りません。大きいので、ヘリコアなどのスチール弦しかはる弦がございません。スチール弦は少々細いので、指の感触も発音の感覚も少し変わってしまいます。

 1日くらいの本番なら十分演奏する事は出来ますが、普段の練習も含めると長時間楽器に触れているので、この大きい楽器を弾く負担がボディーブローのようにきいてきます。

 もう5日位弾いているのですが、首肩、背中、左手に疲労が蓄積され始めました。

 あと数ヶ月弾くことは出来ないと判断して、メインヴィオラと同じ42cmの楽器を貸してくれる人を捜し、ようやく本日貸してくれる人が見つかりました。

 その楽器が来るのがあと10日位。辛抱して、この楽器を無理しないように演奏して参ります。

 身長が2m位無いとこの楽器は難しいかも・・・・・。

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指先ケア

2020年10月28日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 この秋口(初冬)にかけて、例年と違う事が自分の体に起きています。

 コロナ下の世の中において、どこへ行っても消毒液を手につけなければ、建物に入ることが許されないので、しょうがなく消毒液を手につけるのですが・・・・・・・。

 アルコール製の消毒液・・・・私は、駄目みたいです。

 手ががさがさで、もの凄く痒くなるときもあり、原因を考えるとどうも消毒液以外は考えられないのです。

 ハッピーバースデーを何回歌ってもいいくらい手を洗いますので、正直言うと消毒液は勘弁して欲しいです。

 手が、現在どんな状態になっているかというと・・・・・。

 楽譜がめくれないくらい乾燥。

 ヴィオラを演奏していても左手の指が弦に吸い付かないので、演奏にも支障が出てきています。

 そこで、考えたのが、手を良く洗って(消毒液を落として)から、ハンドクリームを使用することにしました。

 ニオイが付いた物は、不快なので、無香料・無着色のものを捜して購入。

 ベストな状態の指先では無いですが、悪い状態の時より幾分改善しています。

 消毒液いらない世の中に、早くなって欲しいです。

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一流以外は

2020年10月18日 23時37分47秒 | ヴィオラ

「あー今日は調子悪い、最近スランプなんだよね。」プロの現場でも日常的に聞こえてきそうなセリフです。

 しかし、プロは言い訳を言ってしまったら、そこで自分のレヴェルの低さを露呈させるようなものです。

 学生の時、先生によく言われたのは、超一流以外の人にはスランプなんてないという教えです。

 まぁ私自身言い訳をよく言ってしまうような抵レヴェルの学生でしたから、先生は私に言ったのだろうと思います。

 先生の言葉の本当の意味は、自分の演奏がうまく行かなかったり、気に食わなかった時は、成長するチャンスを迎えている時期で大変貴重だと。自分の奏法や解釈を見直して足掻くわけですから、乗り切った後には成長している自分があると。

 最近調子良いなぁと思っている時は、むしろ独りよがりな演奏をしているかもしれないので、注意が必要では?

 いくつになっても学びは多いです。

 

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自粛生活中の課題 vol.9

2020年09月27日 23時59分59秒 | ヴィオラ

 自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜8冊目が昨晩終了しました。

 前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。

 今回は、10 Studies Op.49(10のスタディ 1910)。

 実は、この前に練習した20 Studies  Op.36の前にこのOp.49を練習し始めていたのですが、難しく、練習するのに面倒くさい楽譜面だったので、半分くらい練習し終えた時に、Op.36を先に仕上げた方が良いと思って、差し替えていたのでした。が、昨晩やっとの思いで終了。

 少し、三角マークの仕上がりの曲もありましたが、なんとかかんとか・・・ゴニョゴニョ・・・・。

 パラシュコのエチュードも4冊とりあえず終了させて、彼の音型や音楽になれてきてはいると思いますが、同じような技術を必要とするエチュードで、何種類かの技術の合わせ技までなのに・・・・どうも新しい曲を目の前にして、貯金がある状態から始められずにいます。

 もっと簡単に言えば、パラシュコが要求している根本的な技術獲得に至っていないのであろうと、今更ながらに思うのです。

 何日もかかって、根詰めて練習して音が並びだし・・・そこから音楽にするには、さらに努力が必要で、なかなか険しい道。

 難しい楽譜を目の前にするのは慣れてきましたが、それを弾きこなすまでには至らないのが悔しいです。

 結局繰り返し練習や、自分の考え方の発達(もしかしたら根本から間違っているかもしれません)を望まなければならないのだろうという結論に、今はなりました。

 楽器を演奏する〜音楽するというのは、結局一生求め続けていくしかないのかなっと。

 でも ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだ続きます。

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