いよいよ山形弦楽四重奏団 第89回定期演奏会まで3日となりました。
今回は、犬伏亜里さんをゲストに弦楽四重奏の夕べでお送りします。
犬伏さんとは、もうオケの方でも長い間、アンサンブルしてきたし、実際弦楽四重奏等も演奏した事がありましたので、このメンバーでは初めてという状態ではなく、もう何年も一緒にやっている感じで、リハーサルを重ねてきました。
モーツァルト・シューベルト・ベートーヴェンの第1番を演奏します。
中でもシューベルトの第1番は、練習しながらもメンバーが笑っちゃうくらい、「ドンジョバンニ」だったり、「ヘンデル」だったり、シューベルトが聴いたであろう曲を思い出す箇所が沢山あり、練習から面白いと感じました。
10代の頃に書かれた(実際は作曲年数は確定されていません)ので、稚拙な箇所もありますが(特に構成において)、私個人的には心から楽しいと思えるのです。シューベルトは先人から脱却しようとして三連符の多用や長いフレーズでの息苦しいほど続くクレッシェンドやセンプレ f など特徴がありますが、まだその個性には行きついていません。
なかなか面白い曲なので、お楽しみください。
モーツァルトやベートーヴェンは、もちろん初期の作品ですので、後期ほどの個性は発揮されていないものの、すっかり作曲家独自の色は芽生えています。安定の曲たちと言えるかもしれません。
弦楽四重奏曲だけを演奏する機会が、少なくなっていますので、貴重な機会ですので是非会場にてどうぞ!!
犬伏さんや中島君のヴァイオリンの名器の音色を堪能しに来るだけでも価値あるかもしれません。
よろしくお願いします!!