らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

夢を与える仕事

2006年05月13日 12時38分08秒 | 音楽
 バブル経済が崩壊後、10年以上不景気が続いている。そんな中、某国立音楽大学を除いて各音楽大学は、学生数が激減しているのだという。経済的な理由もあるとは思うが、そんなことより大きい理由があると思う。

 ここ数年、フリーターやニートなどという人達が増えているのだという。ニュースなどでも時々取り上げられて、問題視されていることだ。不景気のため会社が正社員を雇わなくなり、契約社員やアルバイトで会社経営をしていくという面も確かにあるだろう。中には、自分の夢実現のためにフリーターになり、生活費を稼ぎながら目標に向かい日々精進している若者がいるということもよく言われることだ。一昔前なら高校や大学を卒業したら即就職するという考えがあったように思う。就職しなければという恐怖感というか、脅迫観念というか・・・・。昔から貧乏劇団員や貧乏ミュージシャンなどに代表されるように自分の夢を実現するためのフリーターはいたと思うが、今ほどの数では無かったように思う。しかし、クラシック音楽の世界では確実にフリーの演奏家が減ってきている。フリーの演奏家というのは、オーケストラのエキストラにいったり、スタジオで録音を生業としたり、色々な種類の人達がいる。中でもオーケストラに就職したい人達が減ってきているのだ。特に男の人が。男の一生の仕事としてオーケストラは夢をなくしているのだろうか?

 私達の年齢まで中高のブラスバンドは明らかに男系の体育会系の部活動だったように記憶しているが、今や何処に行っても女の子しかいない。どこぞのヴァイオリン教室を覗いても女の子しかいない。そして音楽大学に行ってみようなんて女の子ばかりだ。たまに男の子がいても音大なんて行くはずもない。親御さん達の経済状況もあろうが、音楽家は、就職しにくい!、稼ぎは良くない!、不規則な生活など夢としての選択肢に入りにくくなっているのだろう。オーケストラ=夢の仕事という時代では無いのはわかっているが、何か私達で早急に手をうたないと将来日本からオーケストラは無くなってしまう。Jリーグみたいな下部組織の育成とか・・・・・。私みたいな凡才には対策など思いつかないが・・・・・・。

(´□`|||)

 男の子は音大に行かない。女の子も少子化の影響を受けている。入学しても肝心のオーケストラが不景気のためさらに就職しにくい~夢実現を諦める~フリーの演奏家が減る~クラシック業界が衰退する~更に音大に行く人が減る~オーケストラは更に不景気に。という悪循環になっている気がする。音大行って夢を諦めた人は、音楽大学卒業(お嬢様扱い)を引っさげお見合い結婚という人もかなりいる。音大卒はつぶしがきかないので、結婚という道を選ぶ人が多いのかもしれない。じゃ、少子化に待ったをかける事に、夢を諦めた元音大生はかなり貢献しているじゃん。

 おいおいこんな結論かよ・・・・・・・・。

 (ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエエエエェェェェェェ


 かっこよく書き始めたつもりが、まとまりませんでした・・・・・・。ごめんなさい。
コメント
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