らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

高岡山瑞龍寺(国宝)

2007年10月16日 18時56分20秒 | 歴史探訪
 砺波市の小学校で音楽教室を終えて、昨日時間が遅かったため入ることが出来なかった瑞龍寺に行った。拝観料500円を払い、寺の中へ。曹洞宗瑞龍寺は、加賀二代藩主前田利長公の菩提をとむらうために三代藩主利常公によって建立された寺である。(パンフレット参照)山門と仏殿、法堂が平成9年に国宝に指定されたそうである。正面の総門をくぐると、山門の金剛力士像がお出迎え(写真)、山門からは、奥の仏殿を臨むことが出来る。
     
 大学生や他の観光客相手に住職さん達が説明をしているが、大人数でまわるのもあまり好かないので、寺の中を歩き回る。古の空気そのままの空間に身を委ねると、心がスゥ~と落ち着き、きれいになっていく気がする。お線香と木造の古い埃の匂いが心地いい。
裏から見た山門(写真)
     
 実は、この場所に行きたかったのは、本能寺の変の跡に前田利家公が織田信長、信忠親子の分骨をしてもらいまつった石廟を見たかったのだ。石廟(せきびょう)は五つあり、前田利長、利家、織田信長、信長の側室正覚院、織田信忠の分骨廟である。クラシックの作曲家もそうだが、作品が当たり前のように存在しているが、実はその作曲家も実際生きていたのであり、私たちはしばしそれを忘れてしまうことがある。織田信長、前田利家などは、有名な戦国大名で教科書や小説の中の人物と思いがちであるが、実際生きていた証を目の前にすると考え深いものがある。
     

 大満足してお寺を後にして高岡駅の反対側にある高岡大仏を見にいく。日本三大仏といわれている高岡大仏を見るのを楽しみにしていたが、残念ながら改修中。お顔しかみえない。次いつくるかわからないので、本当に残念!!
     
コメント
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