らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

F.メンデルスゾーン 交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(3CD)

2011年08月21日 23時38分00秒 | お気に入りのCD
 昨日、一昨日と山形響第215回定期演奏会/米沢伝国の杜での演奏会では、F.メンデルスゾーン交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」がメインプログラムでした。

 私が山形響に入団して約12年間で、音楽鑑賞教室を除いて、一般公開演奏会の演目として演奏している中で、たぶん一番演奏機会が多い演目のような気がします。年末に第九を演奏する習慣がないオケですので、第九より、例えば「運命」「新世界」「未完成」のような超名曲より演奏しているのですから、不思議な巡り合わせです。弦楽器は恐ろしく難しい演目の一つです。

 F.メンデルスゾーンを私は大好きな作曲家の一人として、家でよく聴きます。弦楽四重奏、ピアノトリオ、チェロソナタ、ヴィオラソナタ、ヴァイオリンソナタなど室内楽を中心に聴いていますが、ときに交響曲や協奏曲などに耳を傾けることもあります。

 色々な録音がある中で、どうしてもH.カラヤン指揮、ベルリンフィルの1971&72年ステレオ録音ばかりに手が動いてしまいます。私が、クラシック音楽を聴き始めた頃に買ったCDでもあって、何回も聴いていますので、メンデルスゾーンはこうでなくちゃ!という気持ちが気持ちの奥の方にあるのかもしれません。今は古典奏法だ、編成がでかすぎるなどいろいろと言われる事がありますが・・・・・。

 確かに今のオケ事情より大きい編成で、ロマンティツクに演奏している部分もありますが、あの自由でソリスティックな集団が、H.カラヤンの棒に集中して、機動性やうたいこみなど一糸乱れない演奏を繰り広げています。音色が実に美しく、休日の音楽にはもってこいです。昔、交響曲全集で6000円位で出ていたものが、今や2000円ちょっとで買える世の中になったんですね。演奏者に対して申し訳ない気持ちもありますが、その恩恵を受けちゃいましょう。
HMVジャパン
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