らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

明日は「あゆ~む」。

2013年04月06日 23時59分54秒 | 山形弦楽四重奏団
 明日は、山形Q 今年度最初の演奏会が、白鷹町「あゆ~む」にて行われます。

 当日配られるプログラムに寄せられた小宮さんの文章を読んでいると、今回取り上げる白鷹町出身戦没作曲家~紺野陽吉の作品発見から初演までの道が、少し分かるようになっています。

 戦争前・中の時代にお蚕の部屋で、何故紺野陽吉はヴァイオリンを始めたのでしょうか?誰にヴァイオリンを習ったのでしょうか?今では調べようもない疑問がふつふつとわきます。白鷹町のお医者さんの息子さんで、SPやラヂオから流れるクラシック音楽に触れる機会があったのでしょうか?山形は昔から文化県だとは思っていましたが、その当時は山形響はもちろん、老舗アマチュアの山形フィルも存在しない場所で、どのようにヴァイオリンを手に入れて、音楽の勉強をしたのでしょうか?

 ロマンにも感じるその疑問はたぶん永遠に分からないことかもしれません。

 ただ紺野陽吉の戦地に向かう前、清瀬保二に預けていった遺稿が残っていて、たくさんの人の力で今回の演奏会の運びとなったのは、事実です。

 私達山形Qの活動は、邦人作曲家(特に地元の作曲家)の作品には力を入れてきましたが、弦楽四重奏作品ではないものの今回紺野陽吉作品に出会えて、大変感謝しております。

 明日は、大荒れ天気予報ですが、頑張って良い演奏会にしたいと思います。

 では「あゆ~む」で!!
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