らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

たかが道具、されど道具。

2013年04月13日 23時59分46秒 | ヴィオラ
 弘法筆を選ばず・・・・・。

 世界的に超一流の演奏家達は、安い楽器や弓を使っても一流の音がします。そんな方々は提供されたり購入したりして一流のモノを使って演奏しているので、超一流の音がするわけです。

 自分がそうなれればいいのですが(不可能でしょう!!)、音楽家の隅に置いてもらっている身分としては、道具は重要なのです。

 たぶん聴いているほとんどの人には、それほど違いは分からないと思いますが、最近、主に使用している弓が留守でした。毛替えのため東京に旅行に行っていたのです。使用していたサブの弓とこの毛替えしていた弓はもちろん値段も違いますが、なんと言っても弾いている私の安心感が一番違います。気を遣う量が雲泥の差です。今日、届く予定でしたので山形響の交流会参加はキャンセルして、急いで家路につきました。

 山形響は、ここ数年だいぶ評価が変わりました。しかし、山形の楽器屋さんの環境を見ると、山形音楽界はまだまだだなぁ~と思うのです。街に良いプロオケがあって、良いホールがあって、良いアマチュアオケや吹奏楽団があって、音楽科のある高校や大学があって、そして良い楽器屋さん(販売や修理など信頼できるお店)が何軒かあるような環境になると良いと思うのです。

 それには、楽器人口や音楽を日常的に聴く人が増えるのが一番の道ですが、時間はかかりますね。

 
コメント
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