らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

人の音を聞け!!

2015年05月03日 23時59分59秒 | ヴィオラ
 アンサンブルの時などよく「人の演奏(音)を良く聞け!」と指導を受ける事があります。

 私も学生時代は何度か言われたことがあります。

 では?そもそも一緒にアンサンブルしている人の音を聞かない人がいるのでしょうか?いませんよね。おそらく。

 そういう風にアドバイスを受けると「私は聞いていますよ」と言い張る人もいます。でも他のメンバーは、その人が自分勝手に演奏していると主張します。

 これはどういうことでしょうかね?

 私の楽器~ヴィオラの場合、ヴァイオリンやチェロのように反応の早い楽器ではありません。だからといってカラヤン&ベルリン時代のコントラバスのようにみんなより早く音を出してもずれてしまいます。ヴィオラの楽譜は他の楽器より少し楽譜上、音が少なかったり、音飛びが少なくて困難が少ない場合が多いので余裕が少しあります。

 他の音を聞けと言われて、聞きながらその音にただつけるような演奏は、自分が合っていると思って音を出しても遅れてきこえてしまうこともしばしばです。私も人の音を聞いてそれに合わせて行くような演奏をしばらくしていましたが、ある時気づきました。人の音は聞きすぎても行けないし、聞くなら特定の音ではなくて、自分の音も含めた全体を聞くべきだと。

 自分だけ気持ちいい音の合わせ方だけでは、全く不十分だと結論に至りました。

 全体の音をさらに聞こえるようになるには、スコアを勉強すればいいのでしょうか??勿論です。

 もっと効果的な方法(私だけかもしれませんが・・・・・)教えましょうか??簡単なことでがっかりしないで下さいね。

 自分のパート譜を穴が開くくらい練習することです。

 自分のパート譜を熟知して余裕が生まれたとき初めて、他人の音の聞こえる量が格段に増えます。

 ちょっと詰まらない話でしたかね??
コメント
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