らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

紺野陽吉ふたたび Vol.3

2019年08月23日 23時59分59秒 | 山形弦楽四重奏団
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 前回の続き。

 安藤久義補作版の弦楽三重奏曲を演奏してきた山形Qです。

 クラウドファンディングという色んな方のご厚意で、9/15に紺野陽吉の作品を再び演奏する機会を得たのです。

 折角の機会なので、今回は「未完成」の紺野陽吉の弦楽三重奏曲を演奏してみたい衝動にかられました。

 以前の演奏でも紺野陽吉が書いた楽譜のコピーを見ていたのですが、今回は、安藤久義氏の手が加わっていない状態での演奏をしてみたいと思ったのです。

 誤解のないように書いておきますが、安藤久義氏はプロの作曲家で、紺野陽吉(作曲家の卵??)のまだ稚拙とみられる弦楽三重奏曲の未整理の楽譜を補作するときに、紺野陽吉はこういう風に表現したかったのではないか?この和声はおかしい、ダイナミクスは?こういう風に音を重ねれば効果がより出るなどなど、プロの作曲家としてたくさんの忖度をつけてしまったのです。

 補作のあり方としては、素晴らしい仕事だと思うのですが、紺野陽吉が書こうとしていた音楽の原型はどうなのか知りたくなりました。

 なので、紺野陽吉の原譜を見ながら、新しい楽譜を作ることにしました。

 戦地に再び行かなければならなくて、急いで楽譜を書いていただろう紺野陽吉。

 演奏会に間に合わせるように、急いで楽譜を制作している私。

 期限があって急いでいるだけは、共通していますが、彼の思いに手が届くことが出来るか?

 練習も楽譜作りももっと力を入れないと・・・・・・。

 つづく・・・・?
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