らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.47

2016年10月06日 23時59分59秒 | ヴィオラ
 最近、他人の練習方法でとても気になっていることがあります。

 プロでもアマでもオーケストラの練習場にて、その人は練習をしなければならない曲があるとします。

 練習するのは褒めることは出来てもけなすことは出来ません。凄いことですから。

 ただ私が気になっているのは、その方法なのです。他人は自分の鏡ですから、よく観察していると・・・・・。

 その方々は、まだ楽譜の音符が十分に並ばない状態から、フルスイングで(大音量で)、幾分早めのテンポで、気持ちを入れる練習をされるわけです。その方々の練習方法/調整方法ですから、止めさせる事はするつもりがないし、そんな事を言う権利も私にはございません。

 私が、上からですみませんが言わせてもらえれば、それは練習ではなくて、癖の上塗りなので、即刻止めて休んでいた方が本番に上手く行く可能性は上がりますよと言いたいです。

 楽譜の音符が並ぶまでは、弦楽器だったら冷静に、なるべく気持ちを入れないで、弓は弦に噛まなくてもいいから(弓の毛の節約になりますよ。消耗品ですから)、小さい音で(耳の節約になりますよ)、ゆっくり確実に弓の速度や使う場所を考え、適切なヴィヴラートを選択するなどしながら練習すれば、遠回りなようでその曲が弾けるようになる一番の時間節約になる気がします。

 スカスカの音で良いので、体も全然疲れませんし、「楽器を演奏するのには、まず脱力だ!!」と先生方から言われた感覚が、身につく感じがします。

 楽器を良い音で(良い響きで)ならす練習は、別の練習を(開放弦のボウイング、音階・エチュードなど)静かな家で練習する方が良いと思うのです。

 わざわざ、私はこの曲を一生懸命に練習しています〜!!とアピールする必要もないし、音が並んでいないのですから周りに、カッコ悪いのを印象付けるのを避けられます。

 

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