クロイツェル:ヴァイオリンのための40のエチュードと奇想曲

　Rodolphe Kreutzer,（1766～1831）は、ドイツ人の父を持つフランスのヴァイオリニストで、L.v.ベートーヴェンからもヴァイオリンソナタの献呈を受けている。

　ただ私達にとって、その「クロイツェル・ソナタ」以上にクロイツェルという作曲家兼ヴァイオリニストが近い存在に感じられるのは、ヴァイオリン教育用の「42の奇想曲もしくは練習曲」というエチュードがあるためで、ヴァイオリンを学ぶ者ならほとんどの人が彼の曲を演奏したことがあるだろう。このエチュードには5度下げたヴィオラ版もあり、子供の頃にヴァイオリンで、ヴィオラに転向してからは練習したのは言うまでもない。

　しかし、その楽譜に書いてある音を並べるだけで修業時代はみな努力するので、この楽譜を音楽としてみることは容易なことではない。F.ショパンなどのように練習曲と着いている題名の曲でも演奏会に取り上げたりするのとは、大きく違う扱いを受けているのが事実であろう。学生時代のレッスンでも後半の重音エチュード以外は音楽的に演奏する事は考えたことも無かった。師匠にはもっと音楽的に！音楽のための練習なのだからとこんこんと言われたが、それも当時は無理だった。

　あらためて、音楽的に演奏されているこのCDを聴くと、どの曲も無伴奏の良い曲にきこえてくる。バロック・ヴァイオリンの名手ヴァルフィッシュの手腕に寄るところも大きいように感じる。

　たまに若いときによく練習した曲をきくと、初心に戻れる効果も抜群だ。

涼めない。

（写真）と記事は関係ございません。

　今の時期、山形響は学校訪問の体育館音楽鑑賞教室を行っています。朝から気温が高く体育館が蒸し風呂のようになる時もありますが、子供達も興味を持って聴いてくれているし、たかが1時間くらいの公演で暑い暑いこちら側が言っているのもどうかな？（我ながら成長しました。）

　しかし、午後の公演の前に腹ごなしと一度体も冷やしておきたいところ。冷房の入ったお店に入店してほっと一息。

　例年ならそうなのですが・・・・・・。

　冷房の入った店舗に入るくらいなら、温度上昇している車の中にいた方が今年は良いのです。それだけ五十肩には冷房は大敵なのです。小1時間もお店にいたら痛みだけならまだしも、手が動かなくなります。

　県内も梅雨入りした模様。湿気をともなった涼しい日も全く駄目です。

　嫌になっちゃうなぁ・・・・と自棄になりそうですが、もう少しの辛抱です。

　

花鳥風月 鶴岡店

　今日、午前中の学校の近所に見つけました花鳥風月 鶴岡店。

　酒田市の本店は、行列が出来る人気店で、並ぶ気力を持つか運があれば入店できるほどのお店です。鶴岡店が出来たのは知らなかったのですが、大きいきれいなお店で、駐車場も広くお客様も多いけど行列が出来るほどではなくラッキーでした。

　海老雲呑や肉雲呑、チャーシュー・メンマ・卵、角煮などトッピングされている具材が全てとても美味しく、もちろん麺もスープもGood！！良いお店を見つけました。また鶴岡に行って近所でしたら是非行きたいお店です。

お灸痕

　五十肩克服のために、目下色んな事をやっています。

　温泉に通う、整体、漢方、気功、運動などなど・・・。実際少しずつですが（数日経って回復を少し実感する程度）、回復に向かっているようなので、何が効いているのかよくわからず・・・・。

　どれも捨てられません。漢方は薬が切れて数日経って痛みが倍増したので、効果があるようです。

　今日のお仕事は午前中だけでしたので、午後から整体へ。

　先月受けたときより、腫れ物に触られている感じではなく、マッサージが気持ちよく感じます。背中のこりを取るために足裏にお灸を。

　お灸終えた後、良い足湯に長くつかったようなぽかぽか感があり、背中のこりもだいぶ軽減しました。東洋医学恐るべし。

　足裏にしっかり痕が残りました。数日で消えますけど焼かれましたね・・・・・。

ライプツィヒ弦楽四重奏団

　なんだか五十肩と温泉の話題ばかりで申し訳ないっす。たまには音楽の記事でも書きます。

　先月の中頃、被災地の宮城県～宮城野区文化センター パトナホールで行われたライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏会に行ってきました。たまたま奥さんの両親が住んでいる苦竹から歩いて行けるほどの距離に出来たパトナホール。室内楽などで本格的な演奏会が出来る良いホールでした。2011年以来毎年被災地で復興支援音楽会を開催してきたドイツの名門～ライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏会にやっと行くことが出来ました。被災地の宮城県・福島県の中学生も招待されていたようです。プログラムは、W.A.モーツァルトK.465、L.v.ベートーヴェンOp.18-5、J.ブラームOp.52-2でした。ここ2年の間に山形Qで演奏した曲なので、スコアもとりあえず頭に入っていました。

　クァルテットの演奏会に来て、どこかの声部に注目しないで、4声部全てを聴けていたのは初めての経験でした。2008年まで1stVnを担当していたアンドレアス・ザイデル氏は名手でしたので（もの凄く好きなVn奏者でした）、その後を継いだ若いシュテファン・アルツベルガー氏はどういう風に共鳴しあうのか？興味津々でした。（CDでは聴いていました。）アンドレアス・ザイデル氏だけではなく、その他のメンバー（私と同世代の方々）の力（ちから）有ってこその弦楽四重奏団の音だったのだと再認識しました。シュテファン・アルツベルガー氏に交代してもその魅力は欠けること無い演奏会でした。音程やリズムを合わせにかかることなく、音楽のフレーズ・呼吸を共有するだけで後は自由。そこのあたりは日本人には難しいところかもしれません。どんなにffでも息が詰まらない、空気を含んだ音で、他のメンバーと共鳴してゆきます。あたり前の話ですが、クァルテットは4人で演奏するものですね。前半のW.A.モーツァルトとL.v.ベートーヴェンはチェロ奏者以外、立って演奏していました。

　ホールが良い響きを持っているために、立っても座ってもそう違いは分からなかったのですが、どうなんでしょう？私は座って演奏している方が、落ち着いて聴けます。古いっすかね考え方が・・・・。

　アンコールも弾いていただき、過密スケジュールの中、大いに癒されました。

　プロの演奏家でも、自分よりはるか上のクラスの演奏（勿論自分がお気に入りの）を聴いて癒されることがありますが、（悔しいという気持ちを持つ人もいるのかしら・・・・）世界一の演奏家は、何を聴いて癒されるのかしら・・・・。例えばハイフェッツは他のVn奏者を聴いて癒されることはあったのかしら・・・なんて変なことを考えてしまいました。超一流ではないプロで良かったかも・・・汗。

悪いことばかりじゃない。

　五十肩になって、痛い痛いと苦痛ばかり味わっていると思ったら大間違い（もちろん早く回復して欲しいけど）、回復のために無理矢理時間作って、温泉に通ったり、健康に良い食べ物食べたり、悪いことばかりではありません。前向きに考えないと回復も遅れます。（たぶん）

　最近、おくおおえの柳川温泉によく行きます。大震災の時に全く温泉が出なくなって、全国ニュースでも流れましたが、新しい源泉の良い事！！柔らかいアルカリ系の温泉で、露天など気持ちよすぎです。

　山形市からだと車で約1時間。家からだと約15分ほど。夜の柳川温泉を楽しめるのも大江町に住んでいるからこそです。通るたびに野生の狸やてんを見ることが出来ます。あたりに光がないので、温泉から上がった夜空は満天の星です。それでこそ秘湯です。

　飲泉も出来るので胃腸系が弱い方には効果あるようです。そんな生活出来るのは幸せです！！

恐怖の冷たい風。

　元々もの凄い暑がりなので、気温が高くなると機嫌が悪くなったり、夏ばてを起こす体質でした。

　今日は別の体験をしました。昨日のブログで五十肩が回復に向かっていると書いたのですが・・・・・・・・・。

　暑い日でしたので冷房が効いた場所で、今日は演奏する機会がございました。聴いている方々より動いている演奏奏者の方が暑く感じるのは通常のことなのですが、～たぶん体調が良ければ全く問題ないことだと思います。～冷房の風が直接ではないものの演奏者の方へ来てしまう場所でした。

　ほんの数分の間に首や肩が冷え切り、どんどん肩から腕が痛みをともない、硬直したように動かなくなってしまったのです。演奏していてプチパニックになりそうでした。自分の意志が弓に伝わらないのですから。演奏が終わっても別の神経が刺激されて、子供の頃によく発症していた神経痛のようなものが出て、その後の食事も一切喉を通らず、他メンバーより、その場から早退せざるを得なくなりました。帰りの車の中でも暑いので、汗をびっしょりかきますが冷房は入れられません。目眩がするほど痛いので、帰ってシャワーを浴びてすぐに寝ました。

　夜は、近所の温泉に行きじっくり温めましたが、なかなか痛みが治まりませんでした。今までは冷房は当たり前でしたが、今年は恐怖の冷たい風なのです。夏でも冷房対策をしないと仕事にならないかもしれません。タートルネックや貼るホッカイロなど色々試してみます。

　かなり憂鬱・・・・。頑張れ！！