もう上着を脱がなきゃいけないくらい暑い毎日でしたが、ぼちぼちつまみました。


■ Per Goldschmidt Quartet / The Frame ( Timeless CD SJP290 )
デンマークのマルチリード奏者のペル・ゴールドシュミットの、これはバリトンだけで臨んだワンホーン作で1990年録音です。
ピアノはニルス・ラン・ドーキー、なんだか久し振りにこの名前を見ました。
以前 "Loneliness And Other Ballads" というスタンダード集を聴きましたがこれがつまらなくてがっかりだったので、こちらは大丈夫だろうかと
いささか迷いましたが、私はこのオランダのタイムレスというレーベルにはいい印象を持っているので、それを信じて買ってみました。
全曲ペルさんのオリジナルですが、これが意外にもなかなか聴かせる楽曲揃いです。 バリトンもペッパー・アダムス系の硬質な音ですが、あそこまで
強くはなくもう少し穏やかな質感です。 そしてニルスのピアノが音数を減らした大人のタッチになっているのが見事です。 昔聴いたアルバムは
なんだかもっとチャラかったような印象があるのですが、こういう弾き方もできるんだなあ、とちょっと見直しました。
きちんと現代の良質なハードバップになっており、非常にレベルの高い演奏で4人の纏まりもよく、ダレる箇所もまったくない見事な作品だと思います。
北欧らしい雰囲気も感じることができるし、何より非常に音質のいい音盤なので聴いていて気持ちがいいです。 当たりでした。
やはり、実際に聴いてみなければわからないものです。
■ Joseph Warner Quartet / Mood Pieces ( Jardis JRCD 9921 )
またJardisレーベルのCDに出くわしました。 ピアノレスのツインギターだし、私の好きなブロニスラフ・ケイパーの "Invitation" やストレイホーンの
"Isfahan"が入っているので、またがっかりするかもと思いながらも買ってみました。
スタジオライヴ形式での録音で、曲によっては遠くで小さく拍手が聴こえます。 そのせいかとても臨場感のある生々しい録音です。
ベースやドラムも活気のある演奏で、音楽全体がとても生き生きしています。 ベース奏者名義のアルバムですが、演奏はどう聴いても
Helmut Kagerer と Martin Scales の2人のギターが主役です。 これが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
Helmut Kagerer は Attila Zoller の弟子だったそうで、ギブソンのフルアコから深みのある音を引き出していて、とてもいい。
これまで空振り続きだったこのレーベルで、やっといいのに出会いました。 やはり、先入観に惑わされず、自分で聴いてみるしかないんだな、
と思います。 軟弱なジャケットに騙されてしまいそうですが、これはとても硬派で男性的な4ビートジャズ。 素晴らしい作品です。


■ Per Goldschmidt Quartet / The Frame ( Timeless CD SJP290 )
デンマークのマルチリード奏者のペル・ゴールドシュミットの、これはバリトンだけで臨んだワンホーン作で1990年録音です。
ピアノはニルス・ラン・ドーキー、なんだか久し振りにこの名前を見ました。
以前 "Loneliness And Other Ballads" というスタンダード集を聴きましたがこれがつまらなくてがっかりだったので、こちらは大丈夫だろうかと
いささか迷いましたが、私はこのオランダのタイムレスというレーベルにはいい印象を持っているので、それを信じて買ってみました。
全曲ペルさんのオリジナルですが、これが意外にもなかなか聴かせる楽曲揃いです。 バリトンもペッパー・アダムス系の硬質な音ですが、あそこまで
強くはなくもう少し穏やかな質感です。 そしてニルスのピアノが音数を減らした大人のタッチになっているのが見事です。 昔聴いたアルバムは
なんだかもっとチャラかったような印象があるのですが、こういう弾き方もできるんだなあ、とちょっと見直しました。
きちんと現代の良質なハードバップになっており、非常にレベルの高い演奏で4人の纏まりもよく、ダレる箇所もまったくない見事な作品だと思います。
北欧らしい雰囲気も感じることができるし、何より非常に音質のいい音盤なので聴いていて気持ちがいいです。 当たりでした。
やはり、実際に聴いてみなければわからないものです。
■ Joseph Warner Quartet / Mood Pieces ( Jardis JRCD 9921 )
またJardisレーベルのCDに出くわしました。 ピアノレスのツインギターだし、私の好きなブロニスラフ・ケイパーの "Invitation" やストレイホーンの
"Isfahan"が入っているので、またがっかりするかもと思いながらも買ってみました。
スタジオライヴ形式での録音で、曲によっては遠くで小さく拍手が聴こえます。 そのせいかとても臨場感のある生々しい録音です。
ベースやドラムも活気のある演奏で、音楽全体がとても生き生きしています。 ベース奏者名義のアルバムですが、演奏はどう聴いても
Helmut Kagerer と Martin Scales の2人のギターが主役です。 これが素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
Helmut Kagerer は Attila Zoller の弟子だったそうで、ギブソンのフルアコから深みのある音を引き出していて、とてもいい。
これまで空振り続きだったこのレーベルで、やっといいのに出会いました。 やはり、先入観に惑わされず、自分で聴いてみるしかないんだな、
と思います。 軟弱なジャケットに騙されてしまいそうですが、これはとても硬派で男性的な4ビートジャズ。 素晴らしい作品です。