Huey Lewis And The News / Weather
なんと、ヒューイ・ルイスの新作が先月出た、というのを今頃知って、慌てて聴いた。何も変わってないのに驚いた。
19年ぶりなんだそうだ。
私がロックを熱心に聴いていたのは大学1年の頃までで、以降はジャズばかり聴くようになってしまったので、
ロックの知識や嗜好はその時点で完全に凍結されている。もちろん時々は聴いていたけれど、新しいアーティストを
探すようなことはなくなって、それまでの嗜好の延長だけを漁る程度で、それは今も変わらない。
だから、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースは守備範囲に入っている。
ジャケ写を見ると、今の方が若々しく見えるのに驚いてしまう。まあ、若い頃から老け顔・老け声だったから
そう見えるんだろう。
そして、出てくる演奏がこれまた昔と何も変わってなくて、唖然とするしかない。
昔のようなヒットチャートを意識したようなキャッチーなメロディーは影を潜め、自然体この上ない、シンプルなロック。
ハーモニカを吹いて、「プリティー・ガール」を連呼している。
歌声も何一つ変わってない。今の方が若いくらいだ。今年は何年だっけ? と思わず呟いてしまう。
何も変わっていないように聴こえる音楽を聴いて、久し振りに鳥肌がたった。