おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「中小企業の世代交代時の取組」をみましたが、今日は2012年版中小企業白書164ページの「事業承継を契機とした経営革新の取組」をみていきます。
この図は事業承継を契機とした経営革新の取組を集計したグラフですが、事業の継承者が何代目であるかを問わず「新たな顧客層の開拓」と回答する割合が最も高く、経営者が事業承継を契機として販路開拓に注力していることが分かります。
特徴的なことは、2代目が「店舗・工場・事務所などの増設、拡張」や「新たな事業分野への進出」等の増収効果のある取組を重視しているのに対し、3代目以降は「新商品・新サービスの開発、販売」に加え「社内の情報化の促進」を始めとしたコストダウン効果のある取組も重視する傾向にあることです。
また2代目以降になると「新たな顧客層の開拓」と「新たな経営理念の確立」が減少しています。
これが俗に言う”企業は三代続かない”と少なからず関係しているのかもしれませんね。
昨日は「中小企業の世代交代時の取組」をみましたが、今日は2012年版中小企業白書164ページの「事業承継を契機とした経営革新の取組」をみていきます。
この図は事業承継を契機とした経営革新の取組を集計したグラフですが、事業の継承者が何代目であるかを問わず「新たな顧客層の開拓」と回答する割合が最も高く、経営者が事業承継を契機として販路開拓に注力していることが分かります。
特徴的なことは、2代目が「店舗・工場・事務所などの増設、拡張」や「新たな事業分野への進出」等の増収効果のある取組を重視しているのに対し、3代目以降は「新商品・新サービスの開発、販売」に加え「社内の情報化の促進」を始めとしたコストダウン効果のある取組も重視する傾向にあることです。
また2代目以降になると「新たな顧客層の開拓」と「新たな経営理念の確立」が減少しています。
これが俗に言う”企業は三代続かない”と少なからず関係しているのかもしれませんね。