中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

月ごとにこれほど変動があるのか?

2013年11月07日 04時09分00秒 | 平成25年版 観光白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成25年度観光白書」図I-1-2-1「日本人の国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数の推移」をみましたが、今日は図I-1-2-4「日本人の海外旅行者数の推移 」をみていきます。

法務省資料によると、平成24年(2012年)の日本人の海外旅行者数は1,849万人(前年比8.8%増、前々年比11.1%増)となり、過去最高を記録しています。

これを月別に見ると、平成23年7月から平成24年8月までは、14ヶ月間連続して前年同月比プラスであったが、これは東日本大震災の影響の反動に加え、円高が影響したものと考えられますが、その後、政府による尖閣諸島三島の取得・保有が行われた平成24年9月以降は、中国への旅行者が減少したことが影響し前年同月比で減少に転じていることが分かります。

白書で続きをみると、日本人の海外旅行先の上位2国は韓国と中国であり、その数はともに351万人なっていますが、隣国とは何かあると互いの旅行者が激しく増減するのは、やむを得ないのかもしれません。

ところで、この上図の月別の旅行者をみると、8月が多いのは分かりますが、月ごとにこれほど変動があるのには驚きませんか。

法務省は旅行者の性別、年齢、職業、居住地、旅行目的、職業は把握しているはずなので、観光庁は月別にどのような変化があるのか分析し、その結果を開示して欲しいですね。
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