おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「平成25年度観光白書」の40ページの「訪日外国人旅行者数と訪韓外国人旅行者数の推移」をみましたが、今日は41ページの「訪日ブランドの構築」をみていきます。
白書を要約すると・・・
外国人旅行者に日本を目的地として選好してもらうためには、戦略的にプロモーションを展開することが必要である。
プロモーションは、即効性のある短期的なものと、訪日ブランドを構築し訴求するための中長期的なものに大別されるが、これまでの訪日プロモーションは前者について工夫が不足する傾向があった。
また後者においても「訪日ブランド」を構築するという戦略に乏しく、それぞれの関係者がばらばらに情報を発信することが多かったため、日本全体としてのイメージの訴求ができていなかった。
その結果、日本は工業国や経済大国としてのイメージは国際的に浸透しているが、観光に関しては、まだまだ「フジヤマ、スシ、ゲイシャ」のイメージから抜け出せていない。
新たな旅行先としての日本のイメージを伝えていかなければならない。それは、時代や国・地域を問わず安定的に評価される圧倒的で競合国にはない独自の魅力こそが、世界中の人々を惹きつけ、「その国に行ってみたい」と思わせる力を発揮するものである。
それは各観光地域でも同様である。
今後、国境を越えた観光地域間の競争がますます厳しくなると見込まれる中、地域の魅力を向上させ、競合地域に負けない独自の魅力を放ち続ける観光地域だけが生き残っていくと考えられる。
各観光地域も、そのような切迫感を持って取り組んでいかなければならない・・・。
これには納得ですし賛成です。しかし、その一方、地域は即効性のある短期的な取り組みを好むし、国もこれを補助金メニューとしてばらまくことがあります。
ブランドという抽象的な概念を形成することの難しさは、地域の人ほど実感しており、やればやるほど本来の目的が分からなくなってしまいがちです。
政治や金に頼らない自発的で継続的な組織を形成することの重要性を再認識します!
昨日は「平成25年度観光白書」の40ページの「訪日外国人旅行者数と訪韓外国人旅行者数の推移」をみましたが、今日は41ページの「訪日ブランドの構築」をみていきます。
白書を要約すると・・・
外国人旅行者に日本を目的地として選好してもらうためには、戦略的にプロモーションを展開することが必要である。
プロモーションは、即効性のある短期的なものと、訪日ブランドを構築し訴求するための中長期的なものに大別されるが、これまでの訪日プロモーションは前者について工夫が不足する傾向があった。
また後者においても「訪日ブランド」を構築するという戦略に乏しく、それぞれの関係者がばらばらに情報を発信することが多かったため、日本全体としてのイメージの訴求ができていなかった。
その結果、日本は工業国や経済大国としてのイメージは国際的に浸透しているが、観光に関しては、まだまだ「フジヤマ、スシ、ゲイシャ」のイメージから抜け出せていない。
新たな旅行先としての日本のイメージを伝えていかなければならない。それは、時代や国・地域を問わず安定的に評価される圧倒的で競合国にはない独自の魅力こそが、世界中の人々を惹きつけ、「その国に行ってみたい」と思わせる力を発揮するものである。
それは各観光地域でも同様である。
今後、国境を越えた観光地域間の競争がますます厳しくなると見込まれる中、地域の魅力を向上させ、競合地域に負けない独自の魅力を放ち続ける観光地域だけが生き残っていくと考えられる。
各観光地域も、そのような切迫感を持って取り組んでいかなければならない・・・。
これには納得ですし賛成です。しかし、その一方、地域は即効性のある短期的な取り組みを好むし、国もこれを補助金メニューとしてばらまくことがあります。
ブランドという抽象的な概念を形成することの難しさは、地域の人ほど実感しており、やればやるほど本来の目的が分からなくなってしまいがちです。
政治や金に頼らない自発的で継続的な組織を形成することの重要性を再認識します!