おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「平成25年度観光白書」の39ページの「旅行先別海外旅行者数の推移(東南アジア)」をみましたが、今日は39ページの「過去10年の国際観光振興政策の総括と課題」をみていきます。
小泉政権下の平成15年のVJ(ビジット・ジャパン・キャンペーン)の開始前後で訪日外国人旅行者数の推移を比較すると、近年は外的要因の影響を受けて増減の振幅が大きいものの、VJ開始後は、開始前と比べて目に見えて大幅な増加傾向を示していることが分かります。
これについて白書は、10年にわたりVJを中心としてインバウンドの拡大に国を挙げて本格的に取り組んできた成果と言える。
さらに、このような目に見える成果だけではなく、この10年の間に、国内の観光関係者の間のみならず、各地域でインバウンドへの取組の必要性についての意識が広まり、インバウンドが今後の日本の成長産業の一つであるという認識が国内で相当程度広がっていることも大きな成果と言える、とあります。
しかし、これまでの取組によりこのような成果が生まれているとは言え、過去最高である861万人を記録した平成22年においても、日本は世界で30位、アジアで8位に過ぎず、また、同じく平成22年の国際観光収入を比較しても、日本は世界で19位、アジアで8位と低位に甘んじています。
我が国は“観光後進国”からようやく“観光新興国”になったに過ぎないのが現状のようです。
昨日は「平成25年度観光白書」の39ページの「旅行先別海外旅行者数の推移(東南アジア)」をみましたが、今日は39ページの「過去10年の国際観光振興政策の総括と課題」をみていきます。
小泉政権下の平成15年のVJ(ビジット・ジャパン・キャンペーン)の開始前後で訪日外国人旅行者数の推移を比較すると、近年は外的要因の影響を受けて増減の振幅が大きいものの、VJ開始後は、開始前と比べて目に見えて大幅な増加傾向を示していることが分かります。
これについて白書は、10年にわたりVJを中心としてインバウンドの拡大に国を挙げて本格的に取り組んできた成果と言える。
さらに、このような目に見える成果だけではなく、この10年の間に、国内の観光関係者の間のみならず、各地域でインバウンドへの取組の必要性についての意識が広まり、インバウンドが今後の日本の成長産業の一つであるという認識が国内で相当程度広がっていることも大きな成果と言える、とあります。
しかし、これまでの取組によりこのような成果が生まれているとは言え、過去最高である861万人を記録した平成22年においても、日本は世界で30位、アジアで8位に過ぎず、また、同じく平成22年の国際観光収入を比較しても、日本は世界で19位、アジアで8位と低位に甘んじています。
我が国は“観光後進国”からようやく“観光新興国”になったに過ぎないのが現状のようです。