中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

「生産性向上人材育成支援センター」を知っていますか??

2019年05月14日 05時03分32秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」210ページ「図 213-2 ICT 化を実施する場合の人材面での課題」を読みましたが、今日は211ページ「図 213-3 人材の確保・育成にかかる行政からの支援の要望」を見ます。

下図から、人材の確保・育成にかかる行政からの支援の要望をみると、人材育成の「成果あり企業」、「成果なし企業」ともに、上位 3項目は「職業訓練を実施する事業主への助成金の支給対象の拡大や支給額の増額」、「従業員の指導力強化に向けた勉強会の実施」、「ものづくり人材向け在職者訓練の充実」となっている(図213-3)ことが分かります。

要望項目ごとに、「成果あり企業」と「成果なし企業」を比較すると、人材育成の「成果なし企業」の方が、「製造現場の改善に向けたコンサルティングや相談窓口の設置」、「従業員の指導力強化に向けた勉強会の実施」といった要望を挙げる割合が高い。

厚生労働省では、中小企業等の労働生産性向上を支援するために、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する全国の職業能力開発促進センター及び職業能力開発大学校・短期大学校等に「生産性向上人材育成支援センター」を設置し、企業の人材育成に関する相談支援から、課題に合わせた「人材育成プラン」の提案、職業訓練の実施までを一貫して支援している(詳細は第 2 章第 2 節 2(1)に後述)。

同センターが実施する在職者訓練及び生産性向上支援訓練については、条件を満たせば、人材開発支援助成金を受けることができる(詳細は第 2章第 2 節 3(1)に後述)。今後も、企業ニーズに即した公的職業訓練の実施により、人材育成・確保の支援を行っていくことが必要である、とあります。

確かにものづくりの現場に行くと、上位3項目に対する声は多いですね。しかし、私自身も「生産性向上人材育成支援センター」という機関を今回初めて知ったので、認知度に課題がありそうですね!!

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