報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

小説の途中ですが、ここで普通の日記をお送りします。 0904

2014-09-04 19:32:16 | 日記
 何か急に私のブログのアクセス数が2〜3倍に跳ね上がっていたため、小心者の私は炎上していないかとヒヤヒヤしたものだ。
 理由はどうやら、どういうわけだか検索エンジンで厳虎さんのブログの下に私のが来ていたからのようだ。今は、そうでもないようだが。
 あと、セロリさんが御自身のブログで、顕正会の男子部大会が近いからブログのアクセス数が増えたとの見解を述べておられるが、それも影響しているのだろうか。
 しかし私は確かに日蓮正宗法華講員であることは認めるが、ろくに唱題も折伏もしない不良信徒であるからして、今目の前に顕正会員が現れても、多分スルーすると思う。
 但し、折伏という名の勧誘中だったり、その顕正会員自身が罰に気づいてのたうち回っているのなら別だ。これも何かの縁と、取りあえず声がけだけはしてみるよ。
 まあ法華講員もそうなんだけど、誰でも折伏を邪魔された怒るからね。
 顕正会員相手の場合、私も武闘派を連れて行った方が良いかもしれない。(←こういう時だけ武闘派を利用するヤツ)
 私の紹介者はクソ忙しいから、とても気軽に応援を呼べるような状態じゃないしね。
 まあ、その時はせっかく電話番号を公表しておられる恐らくはパラパラ茜さんの言う通り、そこはブログ規定違反と思われる坂井久美子さんに声を掛けてみるか。え?他支部の人間?いや、私はそんなの気にしないよ。

 閑話休題。
 今、顕正会ウォッチャーの間では、いよいよ今月7日に開催される男子部5万人大会がクローズアップされている。
 場所は埼玉県さいたま市の、さいたまスーパーアリーナである。私の自宅から徒歩10分だ。
 だからもし私がこの時点で現役の顕正会員であったなら、有無を言わさず参加を促されたことだろう。
 徒歩だからこそ、法華講員達の包囲網を掻い潜れる自信がある。
 私がもし彼らを折伏するのなら、確実に彼らがやってきて、尚且つ警戒心も薄いバスプールに張る。
 さいたま新都心駅や“けやきひろば”は警戒しているだろうが、バス乗り場の方はそんなに警戒していないのではないか。
 西口より、東口の方がいいかも。
 電車でなくても大宮駅にアクセスできるからである。
 私が顕正会員なら、のこのこと駅の改札口前は通らないで、下からバスプールへ向かうね。
 おっと!これ以上、情報を明かしてしまうと私が謗法与同になってしまう。
 間違いなく大会が終わった後、多くの会員は本部に行って勤行をしようとするだろう。
 但し、最近は本部が混雑するとの理由から控えるように呼び掛けられているが、それは表向きで“慧妙”のアポ無し折伏隊妙観講など武闘派らの包囲網を交わす為ではないかな。
 どうしても本部会館に行かなくてはならない時、私は産業道路経由のバスを使うけどね。
 あそこは誰も張らないから。私が張ってみようかな。意外と簡単に捕まるかも……。

 まあとにかく、私も5万人集まらない方に賭けよう。外れたら、大石寺に御供養大奮発だ!(←コラ!)

 ブログの内容からして、男子部5万人大会にパラパラ茜さんも足を運びそうだぞ。
 その会場に四十路のオバちゃんを見かけたら、取りあえず声を掛けてみよう。
 いやいや、ほんとほんと。看護師の資格を利用して、救護班として潜り込んでいる可能性が無きにしもあらずってところだ。
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“アンドロイドマスター” 「メモリーは実は危険物?」

2014-09-04 15:29:31 | アンドロイドマスターシリーズ
[9月1日17:00.秋田県大館市 大館駅近くのホテル 敷島孝夫&キール・ブルー]

「それでは敷島孝夫様、本日より1泊のご利用ですね」
「はい」
 敷島は財団が用意したホテルへ、チェック・インの手続きをしていた。
「それと、こちらは日本アンドロイド研究開発財団仙台支部様より、敷島様宛てのものです」
「は?」
 フロント係が敷島に封筒を渡す。
 中を見ると、高速バスの乗車券だった。
「何だよ、帰りはバスかよ」
 敷島は苦笑した。
「どうかなさいましたか?」
「いや〜……」
 客室へ向かうエレベーターに乗り込む。
「さっき電話で、支部長から『帰りの足は確保しておいた』っていうメールが来てね。何のこっちゃって思ったけど、これか。何だなぁ、新幹線に乗れると思ってたのに」
「最近の高速バスは運賃が安いですし、高速道路網も整備されているからでしょうね」
「『高速移動できるよ』って、高速バスだったか」

 チーン!(エレベーターが止まる)
 ガァー……。(ドアが開いた)

「仙台駅までですか?」
「えーと……おっ、広瀬通一番町(※)ってあるな。なるほど。ここなら、地下鉄にも乗り換えしやすい」
(※正にこの日から秋北バスの大館〜仙台線は、『電力ビル前』から『広瀬通一番町』にバス停を変更したようである)

 部屋に入る。ビジネスホテルならではの、オーソドックスな部屋の造りだった。
「大館駅前9時発だから、それまでにはチェック・アウトしないとな」
「はい」
「捜索で、だいぶ体が汚れただろ。先に体洗ってこいよ。俺は夕飯食って来る」
「では、お言葉に甘えまして……」

 敷島が再びホテルのロビーまで来た時、電話が鳴った。アリスからだった。
「よう、どうした?」
{「コロンボ(※※)から聞いたよ。明日、帰って来るんですって?」}
(※※森須支部長のこと。見た目や振る舞いが刑事コロンボの主人公に似ているから)
「ああ。支部長が今日は1泊して帰れって言うからさ」
{「なるべく急いだ方がいいのにねぇ……」}
「つったって、シンディの起動実験はもう終わったんだろ?」
{「そうよ。だから、あとはメモリーが必要なだけ」}
「そのメモリーだって、今俺が持ってるヤツ、そのまんま使えるわけじゃないだろう?」
 危険な部分は削除し、シンディを本当にエミリーの2号機にするのを当プロジェクトの目的とする。
 これがプロジェクト承認の大きな理由だ。
 敷島も、よくこんなの通ったと思っている。
 本来ならこんな殺人兵器、とっとと処分が妥当だと思っていた。
{「もちろん、解析して振り分けるのには時間が掛かるわよ。今のところ、エミリーのメモリーをコピーしたダミーを使ってみようかと思ってるけど……」}
「そっちの方が安全じゃないのか?」
{「そのエミリーだって、私達が生まれる前は殺人兵器だったんだからね」}
「今からじゃ、想像もつかないけどな。……用件ってそれか?」
{「前にエミリーのメモリーを取り外した時、危うく紛失したことがあったでしょ?」}
「ああ。間違って、リンの荷物に入っちゃったってヤツだな。“マリオ”や“ルイージ”はもちろん、試作型のバージョン5.0軍団まで勝手に出動して偉い騒ぎになったっけなぁ……。いい思い出だ」
 バージョン5.0はウィリーが設計したものの、実際に製作したのはアリスである。
 基本スペックは設計図通りに作ったが、あとはアリスがアレンジして作った部分も多い。その典型たるものが、“マリオ”と“ルイージ”だ。
「本当にエミリーって慕われてるんだなぁ……。あいつらが勝手に出動するなんて」
{「ていうかさ、マルチタイプって、バージョン・シリーズを使役することができるでしょ?」}
「知ってるよ、それくらい。決戦の時、シンディが全機出動させて苦戦したなぁ……」
{「エミリー……というか、マルチタイプに異常があった場合、バージョン・シリーズが出動するプログラムになっていたみたい」}
「それで?」
{「いくら整備の為とはいえ、メモリーが外れるというのは異常なわけよ」}
「外した瞬間、監視端末のアラームが鳴ったな。うるさくてしょうが無かったよ。マリオ達は騒ぎ立てるしよ」
{「同タイプのシンディも同じなんだろうなぁって……」}
「ああ、そうじゃないの」
{「シンディのメモリーを追って、もしかしたら、そっちにバージョン・シリーズが襲いに行くかもしれないから気をつけてって言ってるの!」}
「バカ!それを早く言え!ていうか、お前だってバージョン・シリーズを操る立場だろうが!何とかしろよ!」

[9月1日20:00.大館市内のホテル・701号室 敷島孝夫&キール・ブルー]

「このメモリー、危険だ」
「これを狙って、バージョン・シリーズが?」
 敷島は真新しいバッグに、メモリーの入ったケースを入れ替えた。
 夕食がてら市街地のショッピングセンターに立ち寄り、そこで買い求めたものだ。
 このバッグには鍵が付いており、敷島は厳重に施錠した。そして、
「キール。鍵はお前が持て」
「かしこまりました」
「バッグは俺が持つ。これで完璧だ」
「はい」
「まあ、バッグごと忘れたらどうするんだというツッコミはあるが、なるべくそれを防ぐ為の手段なのかな?」
「と、言いますと?」
「明日の高速バス、仙台行きだから乗り換え回数も少ないだろ?」
「はい」
「乗り換えが少ないということは、忘れ物や落し物のリスクも、それだけ低くなるってことだ」
「なるほど」
「メモリーの運搬と保管については、これでよし。あとはアリスの懸念通りにならないことだな」
「ご安心ください。バージョン4.0くらいでしたら、私で退治できます」
「大丈夫か?乱戦になったら結構キツいぞ。エミリーですら苦戦するくらいだ。だからあいつ、見つけ次第、即、頭部を撃ち抜いて瞬殺することを学習したようだ」
「ええ。聞いています」
「でも、こんな所に4.0がいるかねぇ?」
「スキャンにも掛からないステルス機能付きですから、神出鬼没とはよく言ったものです。とにかく、私が張りますから、参事は安心してお休みください」
「分かったよ。あっ、と……その前に」
「?」
「今日は22時から、ミクとルカが歌番組に出るんだった」
「新曲発表ですか?」
「それもあるし、昔の懐かしい歌なんかも歌うよ。それ見てから寝よう」
「地方で視聴できる番組ですか?」
「だってNHKだもん」
「失礼しました」

[9月2日07:00.大館市内のホテル・701号室 敷島&キール]

「参事。起床の時間でございます」
 さすが執事ロボットらしく、キールは時間ピッタリなのはもちろん、起こし方が丁寧だ。
「ああ……。って、バージョンは?襲ってこなかったのか?」
「ええ。どうやら、取り越し苦労だったようで」
「だよなぁ……。夢ん中で、町中にバージョン・シリーズが溢れかえって、その中を逃げ回る夢を見たよ。下のレストランで朝飯食ってくる」
「行ってらっしゃいませ」

[同日07:30.同場所1階レストラン、朝食会場 敷島孝夫]

「おはよう。何だ、びっくりさせやがって。結局、バージョンのヤツ、襲って来なかったじゃんかよ」
 朝食会場に差し掛かる頃、またアリスから電話が掛かって来た。
{「この天然バカ男。後でミクとルカに感謝しな」}
「はあ?昨日、NHKの歌番組で頑張ってくれてたじゃないか。それについては、もちろん労うつもりだよ」
{「ミクとルカが歌った歌、ちゃんと聴いてた?」}
「バカにすんな。俺はプロデューサーだぞ。キールがミクの歌った“人形裁判”と、ルカの歌った“千年幻想郷”にシビれたと言ってる。彼女らの歌唱力はまだまだ更に伸びる……」
{「それよ!」}
「は?」
{「あの歌、ただの歌じゃないでしょ?人間が歌うとただの歌だけど、ボーロカイドが歌うとある現象が起きるって知らない?」}
「えーと……。ん!?」
 朝食会場には大きなテレビモニターが数台あって、全て同じ番組を流していた。
 それで情報番組をやっているのだが、大館市内のあちこちに動かないロボットが転がっていて話題になっていた。
「あれ……バージョンだ」
{「ミクとルカが電気信号の歌を歌ってくれたおかげで、バージョン・シリーズの動きを全部止めたんだから。帰ってきたら、2人に感謝しなさいよ」}
「マジで、俺んとこに向かってたの……?」
{「いつ勝手に再起動するか分からないから、早いとこその町から離れて」}
「おい、仙台まで追ってきたらどうするんだよ!?」
{「メモリー解析中は、あたかもそれがちゃんとマルチタイプに搭載されているように偽装するから大丈夫。だから早く持って来て!」}
「分かったよ。ったく、怖いことばかりだなー」
 敷島は電話を切った。

 怖いと言っておきながら、ちゃんと朝食は平らげたという。
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“アンドロイドマスター” 「シンディのメモリー」

2014-09-04 02:20:43 | アンドロイドマスターシリーズ
[9月1日15:00.廃ホテル“シークルーズ”跡 敷島孝夫&キール・ブルー]

「警戒を保ちつつ、調査に当たれ」
 財団仙台支部長、森須の言葉を背に、何故か対象物であるボックスが移動していることを不思議に思う敷島とキール。
 その理由が明らかになる。
「またあいつか?!」
 先程、敷島達に牙を剥いてきた、ずんぐりむっくりのクリーチャーがズリズリと這いつくばって移動していた。
 キールはその個体をスキャンした。
「確かに、あいつの腹部にボックスらしいものがあります」
「よーし!ぶっ壊して回収だ!」
「はい!」
 キールは銃弾を移動している個体に向けて放った。
 ようやくキール達の存在に気づいたか、それでやっと先程の個体と同じように牙を剥いてくる。
 しかし、崩壊前のホテルに現れた2足歩行のクリーチャーよりも更にザコさが増しているため、キールにとってはゴミ同然であった。
「グオオオオ!」
 ボンッ!という爆発がして、中から黒い工具箱のようなボックスが現れる。
 確かに表面には、アルファベットでカスタム・パーツと書かれていた。
「開けてみます」
「おう」
 キールはそのボックスを開けてみた。
「あっ?!」
 すると、中に入っていたのは本当に部品類だった。
「どこにフラッシュメモリーがあるんだ!?」
「……もしかして、ハズレですか?」
「なにーっ!?」
 と、その時、
「グワアアアッ!」
 瓦礫の山から、またさっきのと同じ種類の別の個体が現れた、
「またか!何なんだよ、さっきから!」
「キール、排除しろ」
「かしこまりました」
 無論、森須の命令が無くても、キールはそうするつもりだった。
 そして、キールはその命令を忠実に守ったのである。
 で、その甲斐はあった。
「あれ、また似たようなのが……」
 今度は色違いの、黄色に塗られたボックスが現れた。
「開けてみます」
「ああ」
 キールが開けてみると、今度こそメモリーカードの束が現れた。
 ラベルに英語でシンディだのメモリーだのと読める単語が見える。
「これだ。恐らく、これで間違いないだろう」
「意外と早く見つかるものですなぁ……。って、もしかして、最初に現れたヤツも何か持ってたりして?」
「可能性はあるな」
 敷島の言葉に、大きく頷く森須だった。

 さっきの場所に戻る。
 ボックスを吐き出した個体は爆発したが、最初の個体は爆発していなかった。
「表面だけ見ると、まるで何かの生き物のようですな」
「うむ。本当はこれごと持って帰って調査したいところだが、そうもいかないので、体の一部と体内の部品をサンプルとして持ち帰ることにする」
「体の表面は何でできているんでしょう?」
「分からんが、恐らく人工タンパク質の類に見えるな。多少、腐敗しているようだ」
 キールは最初の個体をスキャンした。
「……確かに、何か隠し持っているようです」
「本当か」
「取り出してみます」
「大丈夫か?」
「はい」
 キールはその個体を仰向けにひっくり返した。
 そして、牙が剥き出しの大きな口の中に手を入れる。
「これだけ見ると、まるで何かの哺乳類のようですな」
 敷島が言うと、
「それでピンと来た。もしかしたら、本来こいつらは水中に適応したタイプなのかもしれん」
 と、森須。
「水中、ですか?」
「崩壊前、このホテルの水回りとかはチェックしなかったのか?プールとか温泉とか……」
「いやー、無かったですねぇ……。強いて言えば社員食堂の厨房ぐらいですが、そこにはいませんでしたし」
 敷島は右手を後頭部にやりながら答えた。
「ありました!」
「なにっ!?」
 キールは体内から、シンディのものとは違う形状のフラッシュメモリーを取り出した。
「手持ちのPCやタブレットには差さらなさそうです」
「これは、こちらで解析しよう」
 森須が謎のメモリーを受け取った。

[同日16:00.同場所 敷島、キール、森須]

 更に周辺を探索してみるが、後は特に目ぼしい物は見つからなかった。
 さっきのザコや、それ以外のクリーチャーが現れたということもない。
「よーし!もうここでの探索は十分だ。引き上げるとしよう」
「はい」
「あー、2人とも。今日はご苦労だった。シンディのメモリーと思われる物は、そのまま支部に持ち返ってくれ」
「支部ですか」
「ああ。アリス君を疑うわけではないが、危険な“思想”をそのままシンディにインストールされても困るしな。それに、せっかく見つけておいて何だが、ダミーかもしれないし、ウィルスに汚染された罠かもしれん。アリス君には私から言っておくから、安心して支部に持って行ってくれ」
「分かりました」
「あとの探索物は、私が本部へ直接持って行く」
「本部ですか?」
「ああ、さっきの電話だ。ここでの捜索権が急遽、うちの支部から本部直轄にするとのお達しだ」
「いきなりですか!?」
「ああ。ここには、まだ“お宝”が眠ってるということかな」
「はあ……」
「とにかく、ここで見つけたもの……特に、メモリー関係についてだけは死守したよ」
 森須は口元を歪めた。
「キミ達は今日のところは宿舎に泊まって、ゆっくり休むといい。メモリーの本格的な解析は明日からだ」
「支部長は休んで行かれないんですか?」
「本部から、早いとこ持って来てくれと催促されてだな……。キミ達の手際の良さもあって、今から秋田駅まで行けば、今日中の新幹線で上京できるだろうとのことだ」
「あらま!もう少し、ゆっくりやった方が良かったですかねぇ……」
「いやいや。どうせ本部に呼ばれる身だ。早い方がいいさ。私は私で、東京で一泊することになるだろう」
「お察し致します」

 メモリー以外の探索物は大きなキャリーバックに詰め込み、それを森須の車に乗せた。
 敷島は大館市内でレンタカーを借りたが、森須は秋田市内で借りたとのこと。
「今から飛ばして、最終の新幹線に間に合うようにするよ」
 森須は運転席から顔を覗かせて言った。
「お気をつけて」
 先に現場をあとにする森須を見送った後、
「じゃあ俺達も行こうか」
「はい」
 と、車に乗り込む2人。
「まあ、俺達の荷物は軽いからな。楽なもんだよ」
「はい」
 敷島は車のエンジンを掛け、森須の後を追うように国道7号線の上り線に入った。
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