イリーナ・レヴィア・ブリジッド:
ダンテ一門の中では1番遅い弟子持ち。
魔道師の中でもようやっと4桁の年齢に入ったばかりで、これでも若い方である。
赤毛のセミロング、高身長に大きなスリーサイズを持つモデル体型で、本人もこの体を気に入っており、使用期限ギリギリまで使いたいらしい。
マリアンナの項でも先述した通り、魔道師は体の成長と老化が極端に遅くなるものの、それでも1つの体につき、200年から300年が限度である。
従って、単純計算でイリーナは、今現在までで4人前後の体を交換したことになる。
魔道師になる前は、ヨーロッパのどこかの奴隷市場で売られていた。
弟子候補を探していた大師匠、ダンテ・アリギエーリに大金で買われる。
当時の彼女はマリアの髪の色を赤毛にした感じの風貌で顔色も悪く(奴隷だったので栄養状態が悪かった)、ダンテに買われても奴隷気質が抜けなかったという(もちろん、ダンテは奴隷商人から大金で買ったが、奴隷にするつもりはなかった)。
それでも何とか魔道師としての何たるかを学び、2人目の体に交換したところで、突然出奔。
弟子に逃げられたと肩を落とすダンテをよそに、世界中を放浪した。
3人目の体に交換したところで、再びダンテの元へ戻る。
破門程度は覚悟していたイリーナだったが、ダンテは特に破門などはしていなかった。
但し、他の門下生達から白眼視されたのは仕方が無い。
特にイリーナの姉弟子、ポーリンからは汚物を見るような目で見られたという。
4人目の体に交換したところで、19世紀を迎える。
少しずつ脱走事件のほとぼりも冷めた頃(しかしポーリンは許さなかった)、そろそろダンテから弟子を取るようにとの指導を受ける。
ダンテに心酔しているポーリンはすぐに探し始めたが、実はそう簡単に見つかるものでもない。
んでもって、イリーナにあっては、「縁があればそのうち見つかるわよ」と、まるで作者の折伏精神のような怠けた態度で、更に姉弟子を怒らせたという。
第2次世界大戦では、戦争終結に奔走する。
戦争で多くの人間が死ぬことを喜ぶ悪魔や魔族達との水面下の戦いであったそうだ。
旧ソ連側ではスターリンを裏で懐柔させ、核兵器の開発を遅らせ、使用させないことには成功したが、アメリカにツテの無い一門はアメリカの核兵器使用を止めることができなかった。
これが一門に影を落とすことになる。
魔界アルカディア帝国には、戦争で多くの人間の生き血や魂を食らって強大化した悪魔達で構成した魔王軍の統括として、大魔王バァル(本名、ウェルギリウス)が君臨。
ダンテの命令でイリーナが帝国の宮廷魔導師として赴任。
人間界では第3次世界大戦の勃発を防ぐことを目的としつつ、魔界から人間界への侵攻を食い止めることに奔走する。
その帝国も、魔界に迷い込んだ人間達にクーデターを起こさせて、民主化させる助力をする。
もっとも、その人間達も民主化の推進を先鋭化させ過ぎて、今度は魔族を虐げる暴挙に出るようになったのだが。
再び人間界に戻って来たイリーナは、ダンテより叱責に近い形で弟子を取らぬことを厳重注意される。
仕方なく弟子候補を探し始めたイリーナは、七つの大罪の悪魔が足りなくなっていることに気づく。
足りなくなった一柱はあろうことか、普通の人間の少女と契約して血の惨劇を繰り返していたのだ。
その少女がマリアンナ・スカーレットだった。
壮絶な彼女の生き様を見たイリーナは、かつて自分が奴隷として虐げられていた頃と重ね、上位の悪魔と契約できるその魔力の強さから、マリアを弟子に取ることに決める。
悪魔との契約者の末路で自らも死を選んだマリアを土壇場で救出、弟子になるよう説得する。
性的暴行を受け、望まぬ妊娠をしていたマリアと、未だにマリアとの契約を望むベルフェゴールの欲望を叶えるため、堕胎した赤子を悪魔に食わせて契約するという荒技を行った。
さすがに壮絶過ぎるため、その辺の記憶はカットしている。
勝手にマリアに免許皆伝したり、言われてもいないのに今度は稲生勇太を弟子に取るなど、一門の中でも変わり者扱いされている(弟子を取ること自体は門規違反ではない)。
契約している悪魔は嫉妬の悪魔、レヴィアタン。
一門での色分けはピンク。
その為か、ピンク色に近いノースリーブでスリットの深いロングスカートのワンピースを着ていることが多い。
その上からは紺色のローブを羽織り、移動中はフードを浅く被っていることが殆ど。
今現在の肉体の使用期限切れまで、あと20年ほどらしい。
20年もあるのかと思うだろうが、最短でも200年、最長でも300年ほどの使用期限のところ、280年目らしいので、実は結構ムリしている感がある。
その為、若作りの魔法を使っても、30歳代以下の年齢に下げることはできず、厳しく指導された後のマリアから「ばーさん」と陰口を叩かれている。
トータルで約1000年も生きているため、大抵は物怖じせず、終始のほほんとしている。
目も普段は猫のように細くしているが、感情が昂ると目を開く(マリア曰く、“ご開眼”)。
直近では再三にわたって使用を禁じていた禁忌の魔法をマリアが使用した為(マリアはバレないようにこっそり使用したつもりだったが、イリーナにはバレバレであった)、両目を大きく開いて何度も平手打ちをした後、免許皆伝を剥奪した。
本来、師匠の言い付けを破った弟子にあっては、魔法で仕置きするのが常なのだが、それすら忘れて直接ビンタするほどであった。
このように、マリアには時折厳しい指導をすることがあるが、弟子入りしたばかりだからなのか、はたまた自主的に弟子入りさせたからなのか分からないが、今のところ、稲生に厳しい指導をしたことはない。
少女の頃から時折は父親のように接してくれたからか、ダンテのことを稀に「お父さん」と呼ぶことがある。
また、ポーリンは最初から厳しい姉弟子(先輩)であったが、それでも「姉さん」と呼ぶことがある(ポーリンはその呼ばれ方を嫌がっているが)。
作中には登場しないが、門内に親しい魔道師仲間がいるらしい。
モデルは“悪ノ娘”のエルルカ・クロックワーカーと“のんのんびより”の宮内一穂。
エレーナ・マーロン:
ウクライナ出身の魔女。
金髪であるが、マリアとは違い、もう少し赤に近い色で、ウェーブの掛かったものを腰まで伸ばしている。
一門の中では今のところ、ホウキに跨って飛ぶ描写のある魔女である。
白いブラウスに黒いベスト、赤いリボンタイに黒いスカートをはく姿が多い。
“魔女の宅急便”のキキはロングスカートだったので特に問題無かったが、エレーナのスカートはもっと短い為か、スカートの下にオーバーパンツをはいていることが多い。
黒い帽子を被っているが、とんがり帽子ではなく、普通のハット。
ホウキで飛ぶ時は使い魔の黒猫(名前はクロ)を先端部分に乗せ、背中にGPSを背負わせている。
で、自分はゴーグルを着用するなど、やや現実的な飛び方をする。
飛行能力はなかなかのもので、小回りを利かせて人間界に迷い込んできたナッパーバット(魔界に生息する大型の肉食コウモリ)を荒川の水面に叩き付けたり、埼京線の通勤快速と競走したりした(埼京線の最高速度は90キロ)。
マリアンナもその飛行能力は認めており、時々便乗している。
マリアンナのいたハンガリーと同様、ウクライナも紛争地帯で、こちらは紛争で家族を失い、途方に暮れていたところをポーリンに拾われ、弟子となる。
その後、どのような修行をしたのかまでは明らかにされていないが、ポーリンはとかく厳格にエレーナを育成したようである。
その成果として、実はマリアンナとガチで魔法勝負したらエレーナが勝つ(但し、最後の詰めが甘かったり、運に恵まれなかったりしてマリアンナに負けることもよくある)。
最初はポーリンに敵対するイリーナ一味(稲生ユウタ、威吹達も含む)を激しく敵視し、マリアンナとも敵対するほどであったが、師匠同士が実はケンカするほど仲が良かったことに気づき、今ではマリアンナとは打ち解け、時折一緒に行動することもあるようだ。
マリアの出身国ハンガリーとは隣国同士で、お互い紛争で人生に大きく影を落とした共通点があることも仲良くなった原因である。
ホウキで空を飛ぶ魔法の他、他の人物や動物に化けるなどの変化の魔法も使える。
情報収集と称して、東京都江東区内の小さなビジネスホテルで住み込みで働いている。
ホテルのオーナー夫妻は普通の人間のようだが、何らかの形でポーリンに縁があるらしい。
バイリンガルなエレーナは、急増する外国人客に対して多種多様な接客ができるため、ホテルでは重宝されている。
実際、バックパック1つで世界中を旅するバックパッカーからもたらされる情報が役に立つこともあったとのこと。
商売上手だからなのか分からないが、免許皆伝を受ける際に契約する悪魔は“強欲”のマモンが予定されている。
実年齢は不明だが、本人は稲生よりも年下だというが、稲生やマリアンナからは年上に見られている。
“魔女の宅急便”よろしく、時々は配達の仕事もやっていたりする。
尚、そのアニメでキキが飛べなくなった時は身につまされたということで泣いたらしい(飛べなくなった理由は分かるという)。
モデルは“東方Project”の霧雨魔理沙と宇佐見蓮子、マエリベリー・ハーンの3人を足して3で割ってみた。
ダンテ一門の中では1番遅い弟子持ち。
魔道師の中でもようやっと4桁の年齢に入ったばかりで、これでも若い方である。
赤毛のセミロング、高身長に大きなスリーサイズを持つモデル体型で、本人もこの体を気に入っており、使用期限ギリギリまで使いたいらしい。
マリアンナの項でも先述した通り、魔道師は体の成長と老化が極端に遅くなるものの、それでも1つの体につき、200年から300年が限度である。
従って、単純計算でイリーナは、今現在までで4人前後の体を交換したことになる。
魔道師になる前は、ヨーロッパのどこかの奴隷市場で売られていた。
弟子候補を探していた大師匠、ダンテ・アリギエーリに大金で買われる。
当時の彼女はマリアの髪の色を赤毛にした感じの風貌で顔色も悪く(奴隷だったので栄養状態が悪かった)、ダンテに買われても奴隷気質が抜けなかったという(もちろん、ダンテは奴隷商人から大金で買ったが、奴隷にするつもりはなかった)。
それでも何とか魔道師としての何たるかを学び、2人目の体に交換したところで、突然出奔。
弟子に逃げられたと肩を落とすダンテをよそに、世界中を放浪した。
3人目の体に交換したところで、再びダンテの元へ戻る。
破門程度は覚悟していたイリーナだったが、ダンテは特に破門などはしていなかった。
但し、他の門下生達から白眼視されたのは仕方が無い。
特にイリーナの姉弟子、ポーリンからは汚物を見るような目で見られたという。
4人目の体に交換したところで、19世紀を迎える。
少しずつ脱走事件のほとぼりも冷めた頃(しかしポーリンは許さなかった)、そろそろダンテから弟子を取るようにとの指導を受ける。
ダンテに心酔しているポーリンはすぐに探し始めたが、実はそう簡単に見つかるものでもない。
んでもって、イリーナにあっては、「縁があればそのうち見つかるわよ」と、
第2次世界大戦では、戦争終結に奔走する。
戦争で多くの人間が死ぬことを喜ぶ悪魔や魔族達との水面下の戦いであったそうだ。
旧ソ連側ではスターリンを裏で懐柔させ、核兵器の開発を遅らせ、使用させないことには成功したが、アメリカにツテの無い一門はアメリカの核兵器使用を止めることができなかった。
これが一門に影を落とすことになる。
魔界アルカディア帝国には、戦争で多くの人間の生き血や魂を食らって強大化した悪魔達で構成した魔王軍の統括として、大魔王バァル(本名、ウェルギリウス)が君臨。
ダンテの命令でイリーナが帝国の宮廷魔導師として赴任。
人間界では第3次世界大戦の勃発を防ぐことを目的としつつ、魔界から人間界への侵攻を食い止めることに奔走する。
その帝国も、魔界に迷い込んだ人間達にクーデターを起こさせて、民主化させる助力をする。
もっとも、その人間達も民主化の推進を先鋭化させ過ぎて、今度は魔族を虐げる暴挙に出るようになったのだが。
再び人間界に戻って来たイリーナは、ダンテより叱責に近い形で弟子を取らぬことを厳重注意される。
仕方なく弟子候補を探し始めたイリーナは、七つの大罪の悪魔が足りなくなっていることに気づく。
足りなくなった一柱はあろうことか、普通の人間の少女と契約して血の惨劇を繰り返していたのだ。
その少女がマリアンナ・スカーレットだった。
壮絶な彼女の生き様を見たイリーナは、かつて自分が奴隷として虐げられていた頃と重ね、上位の悪魔と契約できるその魔力の強さから、マリアを弟子に取ることに決める。
悪魔との契約者の末路で自らも死を選んだマリアを土壇場で救出、弟子になるよう説得する。
性的暴行を受け、望まぬ妊娠をしていたマリアと、未だにマリアとの契約を望むベルフェゴールの欲望を叶えるため、堕胎した赤子を悪魔に食わせて契約するという荒技を行った。
さすがに壮絶過ぎるため、その辺の記憶はカットしている。
勝手にマリアに免許皆伝したり、言われてもいないのに今度は稲生勇太を弟子に取るなど、一門の中でも変わり者扱いされている(弟子を取ること自体は門規違反ではない)。
契約している悪魔は嫉妬の悪魔、レヴィアタン。
一門での色分けはピンク。
その為か、ピンク色に近いノースリーブでスリットの深いロングスカートのワンピースを着ていることが多い。
その上からは紺色のローブを羽織り、移動中はフードを浅く被っていることが殆ど。
今現在の肉体の使用期限切れまで、あと20年ほどらしい。
20年もあるのかと思うだろうが、最短でも200年、最長でも300年ほどの使用期限のところ、280年目らしいので、実は結構ムリしている感がある。
その為、若作りの魔法を使っても、30歳代以下の年齢に下げることはできず、厳しく指導された後のマリアから「ばーさん」と陰口を叩かれている。
トータルで約1000年も生きているため、大抵は物怖じせず、終始のほほんとしている。
目も普段は猫のように細くしているが、感情が昂ると目を開く(マリア曰く、“ご開眼”)。
直近では再三にわたって使用を禁じていた禁忌の魔法をマリアが使用した為(マリアはバレないようにこっそり使用したつもりだったが、イリーナにはバレバレであった)、両目を大きく開いて何度も平手打ちをした後、免許皆伝を剥奪した。
本来、師匠の言い付けを破った弟子にあっては、魔法で仕置きするのが常なのだが、それすら忘れて直接ビンタするほどであった。
このように、マリアには時折厳しい指導をすることがあるが、弟子入りしたばかりだからなのか、はたまた自主的に弟子入りさせたからなのか分からないが、今のところ、稲生に厳しい指導をしたことはない。
少女の頃から時折は父親のように接してくれたからか、ダンテのことを稀に「お父さん」と呼ぶことがある。
また、ポーリンは最初から厳しい姉弟子(先輩)であったが、それでも「姉さん」と呼ぶことがある(ポーリンはその呼ばれ方を嫌がっているが)。
作中には登場しないが、門内に親しい魔道師仲間がいるらしい。
モデルは“悪ノ娘”のエルルカ・クロックワーカーと“のんのんびより”の宮内一穂。
エレーナ・マーロン:
ウクライナ出身の魔女。
金髪であるが、マリアとは違い、もう少し赤に近い色で、ウェーブの掛かったものを腰まで伸ばしている。
一門の中では今のところ、ホウキに跨って飛ぶ描写のある魔女である。
白いブラウスに黒いベスト、赤いリボンタイに黒いスカートをはく姿が多い。
“魔女の宅急便”のキキはロングスカートだったので特に問題無かったが、エレーナのスカートはもっと短い為か、スカートの下にオーバーパンツをはいていることが多い。
黒い帽子を被っているが、とんがり帽子ではなく、普通のハット。
ホウキで飛ぶ時は使い魔の黒猫(名前はクロ)を先端部分に乗せ、背中にGPSを背負わせている。
で、自分はゴーグルを着用するなど、やや現実的な飛び方をする。
飛行能力はなかなかのもので、小回りを利かせて人間界に迷い込んできたナッパーバット(魔界に生息する大型の肉食コウモリ)を荒川の水面に叩き付けたり、埼京線の通勤快速と競走したりした(埼京線の最高速度は90キロ)。
マリアンナもその飛行能力は認めており、時々便乗している。
マリアンナのいたハンガリーと同様、ウクライナも紛争地帯で、こちらは紛争で家族を失い、途方に暮れていたところをポーリンに拾われ、弟子となる。
その後、どのような修行をしたのかまでは明らかにされていないが、ポーリンはとかく厳格にエレーナを育成したようである。
その成果として、実はマリアンナとガチで魔法勝負したらエレーナが勝つ(但し、最後の詰めが甘かったり、運に恵まれなかったりしてマリアンナに負けることもよくある)。
最初はポーリンに敵対するイリーナ一味(稲生ユウタ、威吹達も含む)を激しく敵視し、マリアンナとも敵対するほどであったが、師匠同士が実はケンカするほど仲が良かったことに気づき、今ではマリアンナとは打ち解け、時折一緒に行動することもあるようだ。
マリアの出身国ハンガリーとは隣国同士で、お互い紛争で人生に大きく影を落とした共通点があることも仲良くなった原因である。
ホウキで空を飛ぶ魔法の他、他の人物や動物に化けるなどの変化の魔法も使える。
情報収集と称して、東京都江東区内の小さなビジネスホテルで住み込みで働いている。
ホテルのオーナー夫妻は普通の人間のようだが、何らかの形でポーリンに縁があるらしい。
バイリンガルなエレーナは、急増する外国人客に対して多種多様な接客ができるため、ホテルでは重宝されている。
実際、バックパック1つで世界中を旅するバックパッカーからもたらされる情報が役に立つこともあったとのこと。
商売上手だからなのか分からないが、免許皆伝を受ける際に契約する悪魔は“強欲”のマモンが予定されている。
実年齢は不明だが、本人は稲生よりも年下だというが、稲生やマリアンナからは年上に見られている。
“魔女の宅急便”よろしく、時々は配達の仕事もやっていたりする。
尚、そのアニメでキキが飛べなくなった時は身につまされたということで泣いたらしい(飛べなくなった理由は分かるという)。
モデルは“東方Project”の霧雨魔理沙と宇佐見蓮子、マエリベリー・ハーンの3人を足して3で割ってみた。