[9月9日18:00.天候:晴 東京都墨田区江東橋 テルミナ3 牛角]
錦糸町駅からテルミナ3へ移動したリサ達。
途中、飲食店が軒を連ねる所を通り、そこから建物内に入る。
予約していたこともあり、リサ達はテーブル席に通された。
リサ:「肉のいい匂い……!」
リサは涎で、マスクが濡れてしまうほどであった。
愛原:「先に飲み物から注文しよう。俺はやっぱりビールだな」
高橋:「俺もビールでオナシャス」
リサ:「わたしもビールでオナシャス」
愛原&高橋:「くぉらっ!」
リサ:「……オレンジジュースで」
愛原:「既にコースは予約してある」
高橋:「さすが先生です」
愛原:「今日は高橋の退院祝いだからな。それと、高橋の救出に助力したリサへの慰労もある」
リサ:「あれは恥ずかしかったからね……」
注文した肉が運ばれてくる。
リサ:「いただきまーす!」
愛原:「こら!生のままで食べるんじゃない!」
リサ:「えー……血が滴るから美味しいのに……」
高橋:「人肉でやるんじゃねーぞ」
リサ:「それは、先生の為だし……」
それがリサの思考。
他の日本版リサ・トレヴァーには、『誰かの為に』暴走を抑える思考など無かった。
愛原:「ロースステーキもあるぞ」
リサ:「食べる!」
高橋:「ていうか、先生」
愛原:「何だ?」
高橋:「俺の退院祝いであると同時に、先生の快気祝いでもあるんじゃ?先生、抜糸でしたよね?」
リサ:「馬刺し食べたい!」
高橋:「馬刺しじゃねぇ!抜糸だ!」
愛原:「それもそうだな」
正確にはホッチキスの針を抜いたので、抜糸というよりは抜針という方が正しいかもしれない。
尚、馬刺しは無いが、桜ユッケならある。
が、これは食べ放題メニューには入っていない。
愛原:「食べ放題メニューとは別に頼んでいいから」
リサ:「おー!」
たまには生肉も食べさせないと暴走することを恐れたからか、一品だけならと、愛原に注文を許可されたリサだった。
[同日19:30.天候:晴 同場所]
最後にデザートを注文する。
そうして、退院祝い・快気祝い・慰労会は終了した。
愛原:「クーポン使います。あと、支払いはカードで」
店員:「はい、ありがとうございます」
愛原は20%割引クーポンを使ったあと、カードで支払った。
それで溜まったボイントも、ちゃんと使用するつもりである。
リサ:「ちょっとトイレ」
愛原:「あ、俺も行こう」
高橋:「お供します!」
愛原:「そんな大声で言わんでいいw」
リサは当然の如く、女子トイレに入った。
リサ:(はは……ちょっと服が臭ってる)
焼肉を食べたら、あるあるである。
もちろん、服は明日洗濯するつもりだ。
制服のスカートも、今や洗濯機で洗えるものなので楽だ。
[同日20:04.天候:晴 同地区 錦糸町駅前バス停→都営バス錦11系統車内]
トイレも済ませてテルミナ3を出た3人は、帰りのバスに乗るべく、バス停に向かった。
3人の乗るバスも、そんなに本数は多くない。
それはつまり、乗客数が少ないことを意味する。
やってきたバスは亀戸駅始発。
その為か、既に先客が何人か乗っているのだが、下車客がいるようで、中扉も開いた。
前扉からバスに乗り込み、空いている1番後ろの座席に3人並んで座った。
〔発車致します。お掴まりください〕
バスは大体の席が埋まった状態で発車した。
2人席は、通路側が何ヶ所か空いているといった感じ。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂き、ありがとうございます。このバスは、浜町中の橋、茅場町経由、築地駅前行きでございます。次は錦糸堀、錦糸堀。……〕
リサ:「先生、明日と明後日、何か予定ある?」
愛原:「明日は事務所を開ける予定だけど?」
リサ:「明後日は?」
愛原:「特に無いな。まあ、まだ傷痕が残っている状態だから、家でゆっくりするつもりだけど……。どこか行きたいのか?」
リサ:「明日は絵のモデルの仕事があるから、学校に行く」
愛原:「そうか。学校に行くだけなら、特に事前申請は要らないだろう」
制服を着て、通学定期を菊川駅の改札機に通せば、それだけでリサの『監視』は『監視』のままである。
もしも『無断単独行動』となったら、BSAAが出動してくる。
愛原:「日曜日は?」
リサ:「『四天王』の皆が遊びに来る」
愛原:「そうなのか」
高橋:「おい、マジかよ。カンベンしてくれよ~!うるせぇじゃん!」
愛原:「高橋。オマエの方がうるさい」
高橋:「さ、サーセン!」
愛原:「オマエはオマエで、買い物とか、やることがあるだろ?」
高橋:「そ、そうでした」
リサ:「遊びに来るというか、四天王会議をやる」
高橋:「四天王会議……」
高橋:「何だぁ?勇者対策か?それとも、どこぞの村を滅ぼす計画か?」
愛原:「ガチのRPGか!まだ、リサの部屋でやるだけマシじゃん。高橋のチームなんか、廃墟のドライブインで集会だろ?」
高橋:「うっス!」
愛原:「それと比べたら、リサの四天王会議なんてかわいいもんさ」
高橋:「先生、何気にディスってません!?」
愛原:「お~、いい所に気づいたね~」
高橋:「先生!」
愛原:「違法改造バイクや車で爆音鳴らしながらの集会よりは静かだろうが」
リサ:「そーだよ」
[同日20:15.天候:晴 東京都江東区森下三丁目 菊川一丁目バス停→ローソンストア100]
〔「菊川一丁目です」〕
リサ達は最寄りのバス停でバスを降りた。
それから、明日の朝食などを買いに、すぐ近くのコンビニに入った。
ローソンストア100なら、生鮮食品なども購入できる。
高橋:「明日の朝飯、何にします?早速明日から、作らせてもらいますよ?」
愛原:「悪いね。まあ、明日は洋食でいいか。トーストとか、ベーコンエッグとか……」
高橋:「了解です」
リサはリサで、女の子ならではの商品を探していた。
生理用品とか、化粧水とか……。
愛原:「雑貨もそろそろ無くなってるヤツは、ついでに買って行こう」
高橋:「はい。俺はタバコも買い足しておきます」
愛原:「さすがに、入院中にやめることはしなかったか」
高橋:「もちです」
愛原:「リサ、重い物持ってくれ」
リサ:「りょ」
リサは2リットルペットボトルが何本か入った袋を軽く持ち上げた。
水やらお茶やらジュースやら……。
リサが買った物は、リサの通学鞄に入る程度であった。
愛原:「これで、明日の飯は大丈夫だな」
高橋:「そうっスね。明後日以降は、俺がスーパーで買ってきます」
愛原:「ああ、頼む。リサは明日、昼飯はどうするんだ?」
学食は平日しか営業していない。
リサ:「パンとかの自販機で買うしかないねぇ……」
購買部では食品衛生の観点から、あまり食品を置かなくなったという。
代わりに学園側では、自販機の設置を進めている。
これなら衛生的だし、商品管理も業者が代わりにやってくれる。
リサ:「今は色々あるから。……あ」
愛原:「どうした?」
リサ:「う、うん……。そうなんだよねぇ……」
愛原:「???」
リサは気づいた。
リサもよく利用しているパンやお菓子、そしてアイスクリームの自販機。
これらの設置を学園側に掛け合ったのは、生徒会であったことを……。
リサ:(月曜日に晒し物にしてやるつもりだったけど、その前に、一度だけチャンスをあげてもいいのかもしれない……)
錦糸町駅からテルミナ3へ移動したリサ達。
途中、飲食店が軒を連ねる所を通り、そこから建物内に入る。
予約していたこともあり、リサ達はテーブル席に通された。
リサ:「肉のいい匂い……!」
リサは涎で、マスクが濡れてしまうほどであった。
愛原:「先に飲み物から注文しよう。俺はやっぱりビールだな」
高橋:「俺もビールでオナシャス」
リサ:「わたしもビールでオナシャス」
愛原&高橋:「くぉらっ!」
リサ:「……オレンジジュースで」
愛原:「既にコースは予約してある」
高橋:「さすが先生です」
愛原:「今日は高橋の退院祝いだからな。それと、高橋の救出に助力したリサへの慰労もある」
リサ:「あれは恥ずかしかったからね……」
注文した肉が運ばれてくる。
リサ:「いただきまーす!」
愛原:「こら!生のままで食べるんじゃない!」
リサ:「えー……血が滴るから美味しいのに……」
高橋:「人肉でやるんじゃねーぞ」
リサ:「それは、先生の為だし……」
それがリサの思考。
他の日本版リサ・トレヴァーには、『誰かの為に』暴走を抑える思考など無かった。
愛原:「ロースステーキもあるぞ」
リサ:「食べる!」
高橋:「ていうか、先生」
愛原:「何だ?」
高橋:「俺の退院祝いであると同時に、先生の快気祝いでもあるんじゃ?先生、抜糸でしたよね?」
リサ:「馬刺し食べたい!」
高橋:「馬刺しじゃねぇ!抜糸だ!」
愛原:「それもそうだな」
正確にはホッチキスの針を抜いたので、抜糸というよりは抜針という方が正しいかもしれない。
尚、馬刺しは無いが、桜ユッケならある。
が、これは食べ放題メニューには入っていない。
愛原:「食べ放題メニューとは別に頼んでいいから」
リサ:「おー!」
たまには生肉も食べさせないと暴走することを恐れたからか、一品だけならと、愛原に注文を許可されたリサだった。
[同日19:30.天候:晴 同場所]
最後にデザートを注文する。
そうして、退院祝い・快気祝い・慰労会は終了した。
愛原:「クーポン使います。あと、支払いはカードで」
店員:「はい、ありがとうございます」
愛原は20%割引クーポンを使ったあと、カードで支払った。
それで溜まったボイントも、ちゃんと使用するつもりである。
リサ:「ちょっとトイレ」
愛原:「あ、俺も行こう」
高橋:「お供します!」
愛原:「そんな大声で言わんでいいw」
リサは当然の如く、女子トイレに入った。
リサ:(はは……ちょっと服が臭ってる)
焼肉を食べたら、あるあるである。
もちろん、服は明日洗濯するつもりだ。
制服のスカートも、今や洗濯機で洗えるものなので楽だ。
[同日20:04.天候:晴 同地区 錦糸町駅前バス停→都営バス錦11系統車内]
トイレも済ませてテルミナ3を出た3人は、帰りのバスに乗るべく、バス停に向かった。
3人の乗るバスも、そんなに本数は多くない。
それはつまり、乗客数が少ないことを意味する。
やってきたバスは亀戸駅始発。
その為か、既に先客が何人か乗っているのだが、下車客がいるようで、中扉も開いた。
前扉からバスに乗り込み、空いている1番後ろの座席に3人並んで座った。
〔発車致します。お掴まりください〕
バスは大体の席が埋まった状態で発車した。
2人席は、通路側が何ヶ所か空いているといった感じ。
〔ピンポーン♪ 毎度、都営バスをご利用頂き、ありがとうございます。このバスは、浜町中の橋、茅場町経由、築地駅前行きでございます。次は錦糸堀、錦糸堀。……〕
リサ:「先生、明日と明後日、何か予定ある?」
愛原:「明日は事務所を開ける予定だけど?」
リサ:「明後日は?」
愛原:「特に無いな。まあ、まだ傷痕が残っている状態だから、家でゆっくりするつもりだけど……。どこか行きたいのか?」
リサ:「明日は絵のモデルの仕事があるから、学校に行く」
愛原:「そうか。学校に行くだけなら、特に事前申請は要らないだろう」
制服を着て、通学定期を菊川駅の改札機に通せば、それだけでリサの『監視』は『監視』のままである。
もしも『無断単独行動』となったら、BSAAが出動してくる。
愛原:「日曜日は?」
リサ:「『四天王』の皆が遊びに来る」
愛原:「そうなのか」
高橋:「おい、マジかよ。カンベンしてくれよ~!うるせぇじゃん!」
愛原:「高橋。オマエの方がうるさい」
高橋:「さ、サーセン!」
愛原:「オマエはオマエで、買い物とか、やることがあるだろ?」
高橋:「そ、そうでした」
リサ:「遊びに来るというか、四天王会議をやる」
高橋:「四天王会議……」
高橋:「何だぁ?勇者対策か?それとも、どこぞの村を滅ぼす計画か?」
愛原:「ガチのRPGか!まだ、リサの部屋でやるだけマシじゃん。高橋のチームなんか、廃墟のドライブインで集会だろ?」
高橋:「うっス!」
愛原:「それと比べたら、リサの四天王会議なんてかわいいもんさ」
高橋:「先生、何気にディスってません!?」
愛原:「お~、いい所に気づいたね~」
高橋:「先生!」
愛原:「違法改造バイクや車で爆音鳴らしながらの集会よりは静かだろうが」
リサ:「そーだよ」
[同日20:15.天候:晴 東京都江東区森下三丁目 菊川一丁目バス停→ローソンストア100]
〔「菊川一丁目です」〕
リサ達は最寄りのバス停でバスを降りた。
それから、明日の朝食などを買いに、すぐ近くのコンビニに入った。
ローソンストア100なら、生鮮食品なども購入できる。
高橋:「明日の朝飯、何にします?早速明日から、作らせてもらいますよ?」
愛原:「悪いね。まあ、明日は洋食でいいか。トーストとか、ベーコンエッグとか……」
高橋:「了解です」
リサはリサで、女の子ならではの商品を探していた。
生理用品とか、化粧水とか……。
愛原:「雑貨もそろそろ無くなってるヤツは、ついでに買って行こう」
高橋:「はい。俺はタバコも買い足しておきます」
愛原:「さすがに、入院中にやめることはしなかったか」
高橋:「もちです」
愛原:「リサ、重い物持ってくれ」
リサ:「りょ」
リサは2リットルペットボトルが何本か入った袋を軽く持ち上げた。
水やらお茶やらジュースやら……。
リサが買った物は、リサの通学鞄に入る程度であった。
愛原:「これで、明日の飯は大丈夫だな」
高橋:「そうっスね。明後日以降は、俺がスーパーで買ってきます」
愛原:「ああ、頼む。リサは明日、昼飯はどうするんだ?」
学食は平日しか営業していない。
リサ:「パンとかの自販機で買うしかないねぇ……」
購買部では食品衛生の観点から、あまり食品を置かなくなったという。
代わりに学園側では、自販機の設置を進めている。
これなら衛生的だし、商品管理も業者が代わりにやってくれる。
リサ:「今は色々あるから。……あ」
愛原:「どうした?」
リサ:「う、うん……。そうなんだよねぇ……」
愛原:「???」
リサは気づいた。
リサもよく利用しているパンやお菓子、そしてアイスクリームの自販機。
これらの設置を学園側に掛け合ったのは、生徒会であったことを……。
リサ:(月曜日に晒し物にしてやるつもりだったけど、その前に、一度だけチャンスをあげてもいいのかもしれない……)