[6月17日16時20分 天候:曇 東京都墨田区菊川2丁目 都営地下鉄菊川駅→愛原学探偵事務所]
〔2番線の、電車は、各駅停車、本八幡行きです。きくかわ~、菊川~〕
私とリサを乗せた電車は、無事に菊川駅に到着した。
電車を降りると、すぐに発車メロディが鳴る。
〔2番線、ドアが閉まります〕
私達が改札口に向かうまでの間、電車はホームドアと車両のドアを閉めて発車して行った。
愛原「学校、どうだった?」
リサ「復帰できて良かった」
愛原「『停学女』とか、イジメられなかった?」
リサ「全然!てか、そんなのがいたら、『授業中お漏らしの刑』か『朝礼中お漏らしの刑』か『通学中お漏らしの刑』に処すけどね」
愛原「何でお漏らしの刑しか無いんだよw」
リサ「んん?先生、『JKお漏らし(教室編)』『JKの朝礼中にお漏らしプレイ』『もう我慢できない……ッ!通学中にお漏らししちゃった女子校生』っていうエロ動画が……」
愛原「また人のパソコンのパスワード勝手に解析して!!」
リサ「てへてへ……w」
ふざけるリサを軽く小突くと、私達は家路を急いだ。
愛原「いずれはお前がお漏らしさせられるぞ?」
リサ「先生になら、浣腸されてもいいかも……」
愛原「何言ってんだw」
それから同じ地区内にある事務所兼住宅に到着する。
郵便受けを覗いてみたが、チラシなどが入っているだけで、郵便物は入っていなかった。
シャッターは閉まっていたので、玄関のドアを開けて入る。
2階の事務所は電気が点いていたので、そのまま階段を上がって事務所に向かった。
急な階段をリサが先に昇る。
短いスカートの中にある緑色のブルマが見え隠れした。
リサ「ただいまー!」
愛原「ただいまァ」
パール「先生、リサさん、お帰りなさい」
愛原「遅くなって悪かったな。あとは俺に任せてくれ」
パール「ありがとうございます。例の諸経費精算書ですが、このようになりました。領収証等は書類に添付しております」
愛原「ありがとう」
私は自分の机に座ると、パールの書類を確認した。
愛原「あとは私が確認しておくから、パールは上がっていいよ」
パール「かしこまりました。私は夕食の準備をさせて頂きます」
愛原「ああ、宜しく頼む」
リサ「パールさん、ゆうパックは来た?」
パール「ゆうパックですか?まだ来てないですねぇ……」
リサ「そうかぁ……」
愛原「夕方に出したんだから、夕方以降に届くんじゃないのか?」
リサ「そうかぁ……」
パール「それでは、私はこれで失礼致します」
愛原「ああ。お疲れー」
リサ「先生、わたしがコーヒー淹れてあげる!」
愛原「ありがとう。……変な物入れるなよ?」
リサ「ギクッ!」
愛原「何だよ、『ギクッ』って!」
リサ「何でもないっス!隊長!」
愛原「誰が隊長だ!」
私は自分のパソコンを立ち上げると、事務作業を開始した。
給湯室からは、ネスカフェ・バリスタを淹れる音が聞こえてくる。
3階のダイニングにあるのは普通のドリップコーヒーメーカーだが、こちらにあるのはネスカフェ・バリスタ。
急な来客でも、美味しいコーヒーが出せるようにと導入した。
今ではあれで抹茶ラテまで淹れられるのだから凄い。
リサ「はい、コーヒー!」
愛原「ありがとう」
私はコーヒーの皿に載せられたスティックシュガーを入れようとした。
寄生虫「オイ、キタロー!」
愛原「……おい、リサ」
リサ「な、なぁに?先生……」
愛原「この、目玉の付いたサナダムシみたいなのは何だ?ああ!?」
リサ「う、ウィンナーコーヒーだよ」
愛原「ウソつけぇ!やり直し!!」
リサ「チッ、もう少しでわたしの配下になるところだったのに……」
愛原「誰が配下だ、このやろ!!」
リサ「うーむ……。わたしに楯突いたアホギャルは引っ掛かったのに……」
リサの寄生虫は撲滅したと思っていたのだが、また復活しやがった。
この場合、逆に電撃とかが使えなくなっていることがある。
とはいえ、電撃を出せるかどうか確認はしたくなかった。
私が感電してしまう。
リサ「こ、今度は大丈夫だよ」
愛原「天丼すんじゃねーぞ」
リサ「はーい」
試しにスプーンを入れてかき混ぜてみたり、掬ってみたりしたが、寄生虫の類が出てくることはなかった。
愛原「卵チェック」
とはいえ、寄生虫の卵までは、なかなか目視では確認しにくいので。
私はBSAAのアプリを使ってスキャンしてみた。
すると、『検出されず』と出た。
どうやら、今度は本当にちゃんと淹れたらしい。
愛原「オッケーだ」
リサ「天丼はしないよー」
愛原「そうか?」
リサ「天丼よりも牛丼とかつ丼が好き」
愛原「今日の夕飯は、丼じゃなくて、定食だと思うぞ?今しがた、パールが買い出しに行ったようだ」
リサ「また肉だといいなぁ……」
愛原「俺的には、そろそろ魚食いたいよ」
リサ「それもそうか」
[同日17時00分 天候:雨 愛原学探偵事務所2階]
私がコーヒーを飲みながら事務作業をやっていると、インターホンが鳴った。
愛原「あっ、誰か来た」
リサ「はーい!」
リサが出た。
配達員「こんにちはー!郵便局のゆうパックですー!着払いのお荷物です!」
リサ「おー、やっと来たー!取りに行って来るね!」
愛原「ああ。着払いだから、お金持ってけ!」
リサはハンコと現金を持って、階段を駆け下りて行った。
それから、少しして戻って来る
愛原「確かに金棒が入っていそうだ」
細長い長方形のダンボール箱が届いた。
リサが早速開けてみると……。
リサ「本当に金棒だ!」
愛原「マジか……」
リサは早速、金棒を手に取ってみた。
リサ「重ッ!さすがは本物の鬼が持つ金棒は重いねぇ……」
愛原「人間形態だからじゃないのか?鬼形態になったらどうだ?」
リサ「それもそうか」
リサは変化を解いて、鬼の姿に戻った。
頭から2本角が生え、両耳は尖り、爪も長く鋭くなる。
牙は人間形態でも隠せず、生えたままである。
リサ「おおっ!ちょうどいい重さ!わたしの電撃を込めて、電気金棒の出来上がり!」
愛原「チートアイテムだな。まあ、敵のクリーチャーやBOWが攻めて来たら、応戦よろしく」
リサ「りょーかい!」
そのまんま、『鬼に金棒』だな。
愛原「美樹に届いたって連絡しとけよ。ちゃんと御礼も言っておくんだ」
リサ「分かったー!」
リサは一旦金棒を置くと、自分のスマホに手を伸ばした。
〔2番線の、電車は、各駅停車、本八幡行きです。きくかわ~、菊川~〕
私とリサを乗せた電車は、無事に菊川駅に到着した。
電車を降りると、すぐに発車メロディが鳴る。
〔2番線、ドアが閉まります〕
私達が改札口に向かうまでの間、電車はホームドアと車両のドアを閉めて発車して行った。
愛原「学校、どうだった?」
リサ「復帰できて良かった」
愛原「『停学女』とか、イジメられなかった?」
リサ「全然!てか、そんなのがいたら、『授業中お漏らしの刑』か『朝礼中お漏らしの刑』か『通学中お漏らしの刑』に処すけどね」
愛原「何でお漏らしの刑しか無いんだよw」
リサ「んん?先生、『JKお漏らし(教室編)』『JKの朝礼中にお漏らしプレイ』『もう我慢できない……ッ!通学中にお漏らししちゃった女子校生』っていうエロ動画が……」
愛原「また人のパソコンのパスワード勝手に解析して!!」
リサ「てへてへ……w」
ふざけるリサを軽く小突くと、私達は家路を急いだ。
愛原「いずれはお前がお漏らしさせられるぞ?」
リサ「先生になら、浣腸されてもいいかも……」
愛原「何言ってんだw」
それから同じ地区内にある事務所兼住宅に到着する。
郵便受けを覗いてみたが、チラシなどが入っているだけで、郵便物は入っていなかった。
シャッターは閉まっていたので、玄関のドアを開けて入る。
2階の事務所は電気が点いていたので、そのまま階段を上がって事務所に向かった。
急な階段をリサが先に昇る。
短いスカートの中にある緑色のブルマが見え隠れした。
リサ「ただいまー!」
愛原「ただいまァ」
パール「先生、リサさん、お帰りなさい」
愛原「遅くなって悪かったな。あとは俺に任せてくれ」
パール「ありがとうございます。例の諸経費精算書ですが、このようになりました。領収証等は書類に添付しております」
愛原「ありがとう」
私は自分の机に座ると、パールの書類を確認した。
愛原「あとは私が確認しておくから、パールは上がっていいよ」
パール「かしこまりました。私は夕食の準備をさせて頂きます」
愛原「ああ、宜しく頼む」
リサ「パールさん、ゆうパックは来た?」
パール「ゆうパックですか?まだ来てないですねぇ……」
リサ「そうかぁ……」
愛原「夕方に出したんだから、夕方以降に届くんじゃないのか?」
リサ「そうかぁ……」
パール「それでは、私はこれで失礼致します」
愛原「ああ。お疲れー」
リサ「先生、わたしがコーヒー淹れてあげる!」
愛原「ありがとう。……変な物入れるなよ?」
リサ「ギクッ!」
愛原「何だよ、『ギクッ』って!」
リサ「何でもないっス!隊長!」
愛原「誰が隊長だ!」
私は自分のパソコンを立ち上げると、事務作業を開始した。
給湯室からは、ネスカフェ・バリスタを淹れる音が聞こえてくる。
3階のダイニングにあるのは普通のドリップコーヒーメーカーだが、こちらにあるのはネスカフェ・バリスタ。
急な来客でも、美味しいコーヒーが出せるようにと導入した。
今ではあれで抹茶ラテまで淹れられるのだから凄い。
リサ「はい、コーヒー!」
愛原「ありがとう」
私はコーヒーの皿に載せられたスティックシュガーを入れようとした。
寄生虫「オイ、キタロー!」
愛原「……おい、リサ」
リサ「な、なぁに?先生……」
愛原「この、目玉の付いたサナダムシみたいなのは何だ?ああ!?」
リサ「う、ウィンナーコーヒーだよ」
愛原「ウソつけぇ!やり直し!!」
リサ「チッ、もう少しでわたしの配下になるところだったのに……」
愛原「誰が配下だ、このやろ!!」
リサ「うーむ……。わたしに楯突いたアホギャルは引っ掛かったのに……」
リサの寄生虫は撲滅したと思っていたのだが、また復活しやがった。
この場合、逆に電撃とかが使えなくなっていることがある。
とはいえ、電撃を出せるかどうか確認はしたくなかった。
私が感電してしまう。
リサ「こ、今度は大丈夫だよ」
愛原「天丼すんじゃねーぞ」
リサ「はーい」
試しにスプーンを入れてかき混ぜてみたり、掬ってみたりしたが、寄生虫の類が出てくることはなかった。
愛原「卵チェック」
とはいえ、寄生虫の卵までは、なかなか目視では確認しにくいので。
私はBSAAのアプリを使ってスキャンしてみた。
すると、『検出されず』と出た。
どうやら、今度は本当にちゃんと淹れたらしい。
愛原「オッケーだ」
リサ「天丼はしないよー」
愛原「そうか?」
リサ「天丼よりも牛丼とかつ丼が好き」
愛原「今日の夕飯は、丼じゃなくて、定食だと思うぞ?今しがた、パールが買い出しに行ったようだ」
リサ「また肉だといいなぁ……」
愛原「俺的には、そろそろ魚食いたいよ」
リサ「それもそうか」
[同日17時00分 天候:雨 愛原学探偵事務所2階]
私がコーヒーを飲みながら事務作業をやっていると、インターホンが鳴った。
愛原「あっ、誰か来た」
リサ「はーい!」
リサが出た。
配達員「こんにちはー!郵便局のゆうパックですー!着払いのお荷物です!」
リサ「おー、やっと来たー!取りに行って来るね!」
愛原「ああ。着払いだから、お金持ってけ!」
リサはハンコと現金を持って、階段を駆け下りて行った。
それから、少しして戻って来る
愛原「確かに金棒が入っていそうだ」
細長い長方形のダンボール箱が届いた。
リサが早速開けてみると……。
リサ「本当に金棒だ!」
愛原「マジか……」
リサは早速、金棒を手に取ってみた。
リサ「重ッ!さすがは本物の鬼が持つ金棒は重いねぇ……」
愛原「人間形態だからじゃないのか?鬼形態になったらどうだ?」
リサ「それもそうか」
リサは変化を解いて、鬼の姿に戻った。
頭から2本角が生え、両耳は尖り、爪も長く鋭くなる。
牙は人間形態でも隠せず、生えたままである。
リサ「おおっ!ちょうどいい重さ!わたしの電撃を込めて、電気金棒の出来上がり!」
愛原「チートアイテムだな。まあ、敵のクリーチャーやBOWが攻めて来たら、応戦よろしく」
リサ「りょーかい!」
そのまんま、『鬼に金棒』だな。
愛原「美樹に届いたって連絡しとけよ。ちゃんと御礼も言っておくんだ」
リサ「分かったー!」
リサは一旦金棒を置くと、自分のスマホに手を伸ばした。
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