進化する怪物たち

夢は母親塾

第153話 使っていますか? おすそわけ

2009-01-06 21:06:48 | 元気になあれ
ガ 「おばはん おすそわけって何や」

私 「知らんの 日本に伝わるご近所や親しい人どうしの

   コミュニケーションに使う言葉

   例えば 親戚から 竹の子をいっぱいいただいたら

   また その近所の人にも その一部をわけるという事

   うれしさを 他の人にもわけるっていう考え方です。

   でも 近頃は なかなか・・・

   香川県なら 時々ありますが

   東京など 都会に行ったら どうなのでしょう。?

   こんな コミュニケーションは減ったのでしょうか?」

ガ 「へえ そうなんや。 日本にそういう 

   考え方があるんや。

   で なんで そんな事
 
   思いついたんや。・・?」

私 「そうなのです。 そこが 書きたかった。

   ちょうど 1年ほど前に辞めた会社の女の子から

   年賀状が 届いたのです。

   まさに 喜びのおすそわけでした。

   赤ちゃんが できて 勤務場所が

   残業の少ない本社になったという事でした。 

   退社して 約1年にもなるのに年賀状なんて。

   実は その会社を 辞めた理由と関係があるのです。

ガ  「また 切れてやめたんやろう。」

私  「まあ それに近いのですが。

    ・・・

    実家が 家具屋であったということもあり

    インテリアコーディネーターという職業に

    あこがれた事がありました。 18歳の頃でした。

    その勉強がしたくて 一人で 勝手に資料を

    取り寄せました。

    当時で 授業料 200万円という金額を見たとたん

    無理だと あきらめました。

    その後 結婚 出産という女性の人生を歩む途中でも

    インテリアコーディネーターという資格を取るために

    子育て中に独学で 勉強した時期があり 

    試験も受けましたが残念ながら 不合格でした。

    やっと 子育ても終わりに近づく時 その会社と縁が

    ありました。

    私は 資格ももっていませんでしたが お客様の

    商談中の 子守とお茶出し そして 少しづつ


    接客をしてもらうという事で

    その会社の仲間になる事ができました。

    面接をしてくれたのは 当時 次期社長と

    いわれる方でした。

    半年後には その方に 無理なお願いをして実際に

    家が建っている現場をもっている部署に移動を願い

    でました。 ただ その支店は その会社の柱となる

    売り上げをもっていたので 帰宅時間が遅いのが

    社内では 一番の部署でした。 

    なんの資格も経験もない私にとっては 夢のような

    毎日でした。

    家庭には 迷惑をかけることはわかっていました。

    しかし 実家の家具店も店を売る結果となって

    家や 室内空間に対する思いは

    とても熱いものがあり

    どうしても やりたい仕事でした。

    帰りが 11時 12時になる事が 

    週に2日ぐらいありました。

    それでも 仕事は 楽しくて夢中でした。

    週に一度の休みも 自宅で 昼の3時ごろまで

   仕事をしていました。 苦痛でも何でもなく 

   ただ楽しい毎日でした。

    何もわからない 多くの人が教えてくれました。

    とりわけ いろいろと

    教えてくれたのは今日 はがきをもらった

    女の子と面接をしてくれた 次期社長さんでした。

    (たぶん 今は 事実上の社長さんだと思います)

    そんな 夢中で仕事を教える中でも 人との別れも

    ありました。

    いろいろな理由もあったのでしょうが 

    体調も壊してしまった35歳ぐらいの 男性でした。

    その方も 熱心にいろいろ教えてくれました。

    その替わりに入社した方は 

    まったく 違う考え方でした。 

    環境の違う場所で仕事を

    していた方、これほど 違うのかと思うほどに。

    昼間は どこに行っているのかわからない

    社内の作業も あれこれと 理由をつけて 

    サボる私が今までに経験していた仕事とは全く

    違う考え方が

    あるという事を知りました。

    ただ 私が 経験した家具業界 と 飲食業界

    大手スーパー ○○○○ の経験から 

    企業が 厳しい状態に陥る状況を 

    想像してしまったのです。

ガ  「なるほどな 人はその人の経験のもとに 

    物ごとを判断してしまうから」

私   「私には 夜中まで仕事をして会社を支えている

    女性がいる反面 ほどほどにさぼっていて 

    協力するつもりも

     ない人がいる事が どうしようもなく我慢が

    できませんでした。

    一番がんばっている女性達はほとんど30歳に近い

    状態だったからです。

    彼女達と 仲良くしてもらって 聴こえてくる愚痴は

    この会社にいたら 結婚も無理出産も無理だという

    声でした。

     出産 子育ての過程を知っている私には 

     彼女達が年齢を

     とっていくことがどういう事なのか

     よくわかりました。子育ては 体力がないと・
     

     そんな ストレスが たまった頃ちょっとした

    トラブルを期に 退職を決意しました。

     一番 申し訳なかったのが 私を採用して 
    
    いろいろ教えてくれた次期社長さんでした。

     退社の最後のメールに 何回も書き直した

     文書を添付しました。経営者に 意見をする事は

     一社員が するべき事ではなかったのではと思います。

     でも どんな事をしても その企業には 存続して

     していただきたいと思ったからです。」

ガ   「そんな事だから 熱く仕事して トラブルんや。

    人は人 穏やかに 人間関係をつくらないと・・・」

私    「そうですよね。 そう何度も思うのですが

       人生の課題ですね。

     私のこの 気持ちを知っていた 女性から

     今日のはがきをもらったことが

     何よりも うれしく1年前を思いだし涙しました。」

ガ  「こんな時代やから 人とのつながりが 

    心を温かくするなあ」


私  「そうです。 

    今日仕事で 作った コミュニケーションボードの
 
    メッセージ

  
       温かさが恋しい季節

    手作りのスープは温かく美味しい

    布団の中の温かさは 夢ごごち

    お風呂の温かさは じわっと幸せ
 
    人と人のつながりは 心が温かい

    

   そんな 文章が浮かびました。

ガ  「人から受けた 心の温かさのおすそわけ・・・じゃな」

私  「飲み込みが早いじゃない。

    今の 私は 毎日豊かな気分の毎日なので 

   ちょっと疎遠に

    なっていた友人などと会うことを
  
    今年は 意識したいと思います。

    人の 話を聞いてあげることは 

    私も 相手も楽しくなるので。

    私は 経済的に どうしても

   いやでも 毎日仕事をしている立場です。

    多くの人の話を聞くことができます。

    でも 仕事をしていない人は

    外との会話が 減りがちになります。

    子育ても ほとんどの友人が終わろうとしています。

    明日と 明後日は休みです。

    できるだけ 多くの人と話たりする事を

    どんどん取り入れていく年にしたいと思います。

    明後日は 高松で おしゃべりです。

    楽しい話が聞けそうです。

   人と人の繋がりを 大切にする事は

   自分も温かくなれます。

   あ そういえば 昨日も 実家の両親から

   子供達の手紙や 一鶴の鳥のお礼の電話がありました。

   涙声の 母の声に 心つまる思いになりました。

  
       

  皆さんも おすそわけという 言葉つかってみて

  ください。心温かくなりますよ。 

   

    




    

   

    

    

    
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