萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

東都大学入替戦(第2戦)を観戦

2010-11-08 06:24:26 | スポーツへの想い
先日、早慶戦の前、ドラフト会議のニュースが流れた時のこと。4年ほど前、まだ川崎に住んでいた時の夏、銚子に住む従兄ちゃんに間違えて「おめでとう!(長男の)甲子園出場!」と電話したら、私は従兄ちゃんの長男の入った高校名を間違えていて、彼は甲子園に出れなかった高校でショートを守っていたのだという。『大変申し訳ない!』ということを思い出した。

あれから転勤してきて、4年。あれ?どこかの大学で野球やってたりしない?と思い立ち、「お久しぶり、もしかして、ドラフト候補にあがった?」と電話してみた。

「そんなことあったら、俺はもう左団扇だぞ!」とのことでした。またやっちゃった。。。。残念。(笑)

「あれ?でも大学で野球やっているのは事実なの?」と聞くと、一応大学で野球部に入り、ちょこちょこ出ているのだそうだ。「そうかよ、知らなかった。言ってくれや!」
オープン戦では、早稲田との対戦で東伏見まで来ていたんだとか・・・

「なんだ!本当に言ってくれよ。うち近所だよ!(そこまで近くはないがさっさといけない距離じゃない)」


「今度試合があるんだわ」というので、大学名を聞き、状況を確認したら、駒澤大学の野球部に入り、時にDHや代打を張っていて、今秋季2部で優勝。1部で最下位の国士舘大学との入替戦が11月6日・7日に神宮球場であると聞き、応援に駆けつけると約束した。

11月6日壮絶な引分けの日本シリーズ第六戦が開かれる前、私は会社のソフトボールから帰るなり、東都のページから入替戦初戦を駒澤大学が4-0で先勝したことを確認した。


両親にあたる従兄夫婦は土曜日も忙しく働いているので、平日に開かれる東都の試合を、普段は見に来れなかったのだそうだ。日曜日には駆けつけるつもりと言ってたが、従業員に頭を下げて、なんとか土曜日も応援に来れるように頼んで、連戦での応援だとのこと。

私は昨日はソフトボール大会があったため、2回戦からの応援となる。ここのところ何度も神宮を訪れている。(笑)


(11月7日 東都大学野球1部2部入替戦)

駒澤の井口投手、国士舘の屋宜投手ともに球が走っており、投手戦の様相を醸していた。(井口投手は毎朝通勤で前を通る市立川越高校の出身だそうだ)

駒沢は初回2番の赤木君、3番の白崎君の連打で1点を取るも、他の回では攻めあぐねていた。
国士舘の方は、連打は出るが3塁から帰塁するに至らないというパターンまで。1回には駒澤センターの小林君のファインプレイ(後ろ向きのダイブキャッチ)で終了したのをきっかけに駒沢の守備に弾みがついていた。

駒沢は8回1アウト後に昨日完投・完封した白崎投手を投入したのだが、ここで国士舘は当っている大城君が出塁。ピンチランナーに島田君を投入して、青山君・西川君の長打の連打で逆転に成功されてしまう(1-2)。

9回表、キャッチャーの上村君の好走塁で3塁のエラーを誘い出塁。ここで我らがヒーロー、森田哲平が代打で送り出され、駒澤応援団の大合唱が始まる。

すると好投を続けてきた屋宜投手に替えて、左の樋口投手を向こうは出してくる。

ここで哲平には再度の代打を告げられ、平川君が登場し出塁でつなぐ。(屋宜投手を替えさせることに大貢献したのは、紛れもなく哲平だ!)
この土壇場、9回表で1番ショートの岡君が一塁の頭を越す2塁打で同点に追いつくのだ。
まるでCSのロッテの試合のようだ!投手の1球1球に檄を飛ばし、1打1打に歓喜していた我々のところに握手を求めてくる人もでてくる。(何年卒なんですか?と聞かれ、哲平選手の両親と私は親類ですと紹介・挨拶した)

9回裏の攻撃を3者凡退に退けたのは加茂君、彼がエースなのだと聞いた。

そして10回表、上村君の代走ででたと思う(?)中谷君がレフトの頭上を破る2点タイムリーで試合を決定付ける。

10回裏に登板したのは、村上君。1年生で哲平の寮の同室の後輩なんだとか。ここで国士舘は猛打賞の大城君に代走を送っていたところに入った島田君の打順を迎えてしまう。

最後も3者凡退に退け、ゲームセット。駒澤応援団は立ち上がって大歓声が上がる!レギュラー陣を見ると、みんな泣いている。応援団を振り返ると、チアのみんなも顔がくしゃくしゃになって涙を堪えている。

従兄ちゃんには「どうだ。東都にはこれがある。」と言われた。

マウンドに集まり、喜びを分かち合うナイン、応援席にはベンチに入れなかった野球部員が多くいて、従兄夫婦に声をかけて泣いていた。

降格の時はどれだけ辛かったことだろうとも感じた。

これを昇格に導き、第二球場での試合から、東都1部の神宮球場への道をつけたナイン、それを最後に成し遂げた4年生達の思いが伝わってくる1戦だった。
プロとは違い、当然ながら4年生は去っていくのだ。


正面玄関からでてくる選手を労う中に、駒澤大学出身の中畑清さんの姿があった。今、野球部の応援会長を務めているのだそうだ。昨日は石毛さんも来ていたらしい。

哲平君に「おめでとう、大きくなったね、神宮のグランドに立っているの見てビックリしたよ」と声をかけた。「僕、出てませんよ(笑)」とはにかんでいたが、おじさんにはちゃんと分っているよ。試合の流れは上村君の気迫溢れる走塁と代打哲平の名で引き寄せたのさ!

バスに乗り込み、「来年も応援してくださーーい!」と窓から手を振り去っていく選手達を見送った。


従兄夫婦と3人で神宮の森を後にし、帰路に着くなり、二人は「気が抜けた。終わった。」と感激しっぱなしだ。

そこからは信濃町の喫茶店に入って、色々と苦労話を聞いた。野球を始めた頃の話から、さらに遡って、名前を決めた時の話、まだ小さい時には左利きだったのにという話、高校時代の悩みや大学進学の時の選択肢、大学時代のスランプ、これからのことも含めて沢山の話を。私が哲平を見かけたのはそれこそまだ小学2・3年生の時以来、その時はまだボーイスカウトに夢中だった頃のことだ。
両親には語り尽くせないことだろう、、、。「小田原(の親類縁者全員)に哲平のこと、言っといてくれ!」と大きな笑顔の従兄ちゃん。


「明日から何すっぺ?」と話す2人。
そうか、息子や娘が巣立っていくとこういう気分になるのか!私も対策を練っておかないと!!


いや、その前に育てることだろ!(笑)
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