「TOP HAT」と「黒豹の如く」

今日は、赤坂ACT シアターで宙組の「TOP HAT」を観てきました。



チケットの売れ行きはイマイチみたいですが、前評判はいいみたいなので期待していたのですが・・・

予想以上の面白さ

やはりしっかりした原作があるものは違いますね～

勘違いが巻き起こすドタバタのラブコメディーという単純さがいいです。

オープニングの無声映画時代のような映像使いもカッコイイ。

わざと顔を映さないで足だけ・・・というのも早く観た～い！という気持ちが煽られるし。

杖を使ったタップダンスの群舞も圧巻。

まあ君は終始超前向きのチャラ～い男を、みりおんは気が強い美女（カイちゃんに言わせると小悪魔）をとても楽しそうに生き生きと演じてます。

この二人を食っちゃう勢いなのが、すっしーさん演ずるベイツ（執事）とジェリーの友人の富豪カイちゃんとデザイナーの愛ちゃん。

すっしーさんとカイちゃんの間がホントにいい！コントみたい。

すっしーさんのスパイぶりにも大爆笑。

カイちゃんとまあ君のハネムーンスイートのシーンは、アドリブ？まあ様素で笑ってたような。

愛ちゃんの弾けっぷりも凄いです。

スーツ姿がキマってるのに何で黄色い靴下履いてるんだろ？と思っていたのですが、服をいきなり脱ぎだして現れたのがカラフルな地に白い大きな水玉模様のパジャマ。ウェストのあたりにぶら下がってるヒモを引っ張ると万国旗。

ブルーに白の十字の国旗（スウェーデンのに似てるけど・・・）、英国、アメリカ、イタリア、日本。

変なパジャマ～！！とジェリーに言われてました。

このシーンは日替わりみたいです。

お話も面白いし音楽も素敵、ダンスも見応えあり、下級生に至るまで存在感ある芝居してます。

日々成長してるんだね～と感慨深いです。

今までの緒月遠麻さんの役割をカイちゃんが担ってるように思える公演で渋い？オジ様カイちゃんがとても良かったので星組に行っちゃうのが本当に残念でたまりません。

観てる間も見終わった後も楽しくてまた観たくなるハッピーなミュージカルでした。

プレお披露目でこんな素敵な作品に出会えて朝夏まなとさん良かったですね。おめでとうございます。

リピーターも多そうです。今日も当日券を求めるお客さん多数。

私もまた20日に観に行く予定です。



黒豹は・・・ちえねね集大成のいかにもサヨナラ公演というような作品でした。


オープニングの海賊のシーンがカッコイイです。この調子でずーっと行って欲しかったな。


伝説の英雄だったご先祖様から始まるシーン・・・どっかでみたような。

最近こういうの流行りなんでしょうか。

ちえさん、ねねさんは素晴らしく、紅ちゃんの悪役っぷりも良かったのですが。

「紅ちゃん、いつもあんな役で気の毒。」と言ってる方も。

一つ一つのエピソードがブツブツ切れてるみたいで話のつながりがイマイチわかりにくいし。

なんか物語としてはどっちつかずの印象。

多分、星組ファンの方は「あの場面はあの作品のあの場面と同じだ・・」とか話してる人がいたので色んな想いがこみ上げて感動的だったのでしょうけど。

終わり方もなんだかなぁ～　　ちえさんの退団公演なのにとても残念。


「Dear DIAMOND」のショーは藤井先生だからか既視感が。歌の感じも展開も似てる。

こっちのほうがキラキラだったけど。

私は2階席だったのでちえさんが2階席まで来てくれたのに感激

礼真琴ちゃん、本当に歌上手いよね～

男役の群舞も物凄く綺麗でした。

公演の内容よりもちえさんの人間としての魅力に感動して劇場を後にしました。



後日、星組ファンの方に「黒豹～観てきたよ。」という話をしたら、「ダメだったでしょう。○田先生も衰えたって感じ。柚希礼音さんより2番手の方が目立ってたし。藤井センセイはハズレなしだと思ってたんだけどなぁ・・・持ちあげるばっかりでショーとしてのまとまりが全然なくてつまらなかったよね。」とバッサリ。

あ～おんなじこと感じてる人がいたんだ、やっぱり。

「TOP　HAT」は映画と全く同じで凄く面白かったと言ってたのでホッ

「カリスタ～」はどうなのかしらね？と聞いたら「アレよりは面白いんじゃない評判いいみたいよ。」とのことでした。