マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

美の巨人たちスペシャル~フランス・ロワールの古城

2015年11月29日 | 建築
「美の巨人たち」15周年スペシャルでフランスの古城の特集を2週にわたってやってたらしい。

先週は見損なったのだけど、今週だけでも見応え充分。

シャンボール城、アンボワーズ城、ユッセ城、フォンテーヌブロー宮殿、シュノンソー城などなどを蒼井優ちゃんが巡っていました。

フランソワ一世にとレオナルド・ダ・ヴィンチの関係とか、アンリ二世をめぐる女の戦いとか、面白かった。

ロワールの城の中でも一番人気があるというシュノンソー城。

アンリ二世と愛妾ディアーヌ・ド・ポワチエ、正妻カトリーヌ・ド・メディシスの三人の関係がとても興味深かったです。


特に美しいと言われるシュノンソーの回廊は、元々は城主のディアーヌが王と狩りに行くために城と森の間に架けた橋(シュノンソー城は川の上に建っているので)だったそうです。

しかしアンリ二世の死後、カトリーヌ・ド・メディシスが城主となり、この橋を壁と屋根で囲い二人の逢瀬の痕跡を消そうとしたのだとか。

この美しい回廊は、カトリーヌの出身地フィレンツェのポンテヴェキオを参考にしたのだそうですよ。

カトリーヌはディアーヌと王の関係を快くは思っていなかったでしょうが、イタリアから嫁いできて政敵が多かった彼女にとって20歳も年上の

ディアーヌはフランス王家を支えるためには頼りになる存在だったようです。

ディアーヌの寝室にはH(アンリ)とC(カトリーヌ)とD(ディアーヌ)を組み合わせたようなイニシャルの紋章が残されていますし、回廊を挟んでディアーヌの庭とカトリーヌの庭が仲良く並んでいるのも不思議な感じがします。

「美の巨人たち」はテレビ東京で毎週土曜夜に放送されてますが、BSジャパンでは12/16(水)と12/23(水)(どちらも23:00~)に「フランス・ロワールの古城特集」を放送予定なので見逃した方は是非。





最近読んだ本「君の膵臓を食べたい」

2015年11月29日 | 
「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)と「君の膵臓を食べたい」(住野よる)

どちらも青春純愛小説。

「イニシエーション・ラブ」は前田敦子主演で映画化もされましたよね。見てないけど・・・どうだったんだろ?

鈴木くんが最初に付き合ってた彼女、昭和の女の子は皆んなあんな感じだったよね~と懐かしく思いながら読みました。

今となっては普通にカッコイイと思える2番目の彼女は、きっと当時では翔んでる女と言われてたんじゃないかな。

時代が変わると人の考え方感じ方も変わっていくのよね~

「君の膵臓を食べたい」・・・初めこの題名を見た時は猟奇殺人事件のミステリーかと思ったくらい衝撃的で。

でも中身は、切ないラブストーリーだった。

彼女と僕とのテンポの良いツッコミ合いの会話を聞いてたら、ふと20歳の頃読んだ「ある愛の詩」を思い出した。

愛とは決して後悔しないこと・・・深い

悲劇なんだけど、彼女の天真爛漫な明るさと僕の優しさがストレートに伝わってきて、読後感はとても爽やかで明るい気持ちになれる。