マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

鳥ドクロ

2017年08月30日 | 劇団☆新感線
髑髏城の七人~鳥バージョンを観てきました。


演じる俳優さんが違うだけだと思っていたら、演出もキャストそれぞれの性格付けも全然違っててビックリ
ストーリーは同じなのに全く別物ですごく面白かったです。

花バージョンは、全体にシリアスで真面目、古田新太さんと河野さんが笑える場面を担当という感じでしたが、
鳥バージョンは、ミュージカルのように歌い踊るし前半は特にコメディー色が強くなってました。
もう、「花」の記憶があやふやなのですが、捨之介や天魔王や極楽太夫さん達あんなに歌ってたかな?
前回も今回も一緒に行った友達も「あんなに歌ってなかったと思う」って言ってたから、多分そうだと思う。
友人たら「前回のは美だったけど今回は笑だね」と言ってたけど。お芝居としてはとても天地人の人間関係や葛藤などが分かりやすくなってて阿部サダヲさんの地の人(忍び)が本能寺の変の後どうして世捨人のようになったかなど説得力がありました。

でもね、「鳥」の素晴らしさは何と言っても蘭兵衛(早乙女太一)と天魔王(森山未來)に尽きます。
二人の闘いのシーンの美しいこと
真っ白い彼岸花の咲く中に佇むその姿の美しさと立ち回りの激しさ所作の見事さに目は釘づけ。
うっとりするくらい美しいのです。

この舞台は、是非生で見て欲しいなと思います。