マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

2018年12月20日 | 舞台・映画
日生劇場で草彅剛君主演の音楽劇「道」を観てきました。
休憩なしの1時間40分。
丸く張り出した舞台の後方にも階段状に客席があり円形劇場のような感じ。まさにサーカス小屋にいるような錯覚に。
フェデリコ・フェリーニ監督の映画と大体同じ流れでお話が進みます。
むかーし観た映画の記憶では、ザンパノがケダモノの様な残酷な男で捨てられた子犬の様にそんな彼についていくジェルソミーナが哀れで可哀想で堪らなかったんだけど。

草彅剛君のザンパノは映画版とは少し違って、荒々しく粗野でありながらもピュアさや弱さも持った影のある男でした。筋肉ムキムキ男のザンパノを演じるにあたって随分筋トレとかされたのでしょうね。声の出し方もいつもの柔らかい声ではなく低く太い声で相当苦労されたんじゃないかなと思いました。対する海宝直人さんは明るく能天気そうに見えて闇を抱えてそうな感じでした。
ジェルソミーナは純粋無垢な少女。映画ではもっと酷い目に遭わされてたような記憶がありますが、生の舞台なのでその辺はマイルド。そのせいかそんなに悲惨な感じを受けずジェルソミーナの嘆きは肉体的な暴力よりも精神的なものの方が大きかったんだなぁと。

カテコでは会場中が温かい拍手に包まれました。草彅剛君を応援したいという気持ちがヒシヒシと伝わって来るようでした。もちろんスタオベでしたよ。

三谷幸喜さんに似た方をお見かけしました。三谷さんもいつも慎吾ちゃんや剛君や吾郎ちゃんを応援してくれてるので見にいらっしゃっているかもしれませんね。

これからも頑張って欲しいです。


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