マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ミュージカル フランケンシュタイン

2017年01月18日 | ミュージカル
日生劇場で観てきました。

今日のお席はグランドサークルA列下手寄り。とても見やすいしトイレにも近い。

【本日のキャスト】
ビクター 中川晃教
アンリ  加藤和樹

ビクターが主役と思いきや、観終わって印象に残ってるのはアンリ・・・と云うよりは怪物の方だった。

加藤和樹さんの怪物の演技が凄いです。

電気ショックで甦る時の小刻みで激しい体の動き、生まれたばかりの怪物が時間が経つに連れて成長?していく様も体の動きとか喋り方で変化させていて肉体的にも精神的にも大変な役だなぁと思いました。

加藤さんは見事に怪物の悲しみと憎しみ・・・そして音月さん演じるカトリーヌとの心の交流の温かさ(一瞬だったけど)を表現してて。

時々トートを彷彿とさせる場面もあり、加藤和樹さんのトートもイケるんちゃう?と思ったり。

ビジュアルもでした。

アッキーの歌は流石!圧巻でしたよ~

ただね、ビクターが理解できない・・・というか全然共感できない。

自分の身代わりになって処刑されたアンリを何とか生き返らせようとするビクターの気持ちはわかるけど、生き返ったのが元のアンリとは全然別物の凶暴な怪物だったのに、自分の姉が怪物に殺された時、凝りもせずにまた生き返らせようとするビクターに呆れ果てました。 幸い装置が壊されてたため生き返ることはなかったのだけど。
アンリの言ってる事のほうが断然正しいよ。

昔見たペットセメタリーというホラー映画を思い出してしまった私です。

濱めぐさんの素晴らしい歌声も聞けて耳福

音月桂さんは1幕では可愛らしい令嬢、2幕で端女・・・2幕でアンリに向かって切々と心情を吐露する歌声に心が震えました。令嬢よりも汚れ役の音月さんが凄く哀れで魅力的でした。レミゼのファンテーヌとか似合いそう。

鈴木壮馬さんの執事は、ちょっとコミカルでとても良かったのですが直ぐ殺されちゃって残念でした。もったいないなぁ~もっと壮馬さんの美声が聴きたかったぁ

1幕はちょっとうとうとしちゃったけど2幕は良かったです。楽曲も良い曲揃いですが難しいです。

次回は小西遼生さんのアンリを観に行きます。



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