昨日の日曜日は、静岡県北部にあり山梨県との県境にも近い山伏(やんぶし:2013m)に登ってきた。南アルプスの前衛にもなる山で盆休みに登った赤石岳や聖岳も山頂から望められる山だ。
この日は天気予報も晴で、絶好の登山日和だったので大いに期待して登山口に向かった。静岡市の北部にある梅ヶ島温泉手前の新田集落を左に曲がり、大谷崩れの分岐を西日影沢に目指して進むと登山者用の駐車場がある。9時を回っていたので20台近く止まれるはずの駐車場は満杯であった。やむを得ず、林道の端に車を止め歩き始めた。
沈下橋を渡り大きな指導標のところから山道に入っていった。沢をいくつも渡り進んでいくと林の奥で動物を発見した。カモシカである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ca/7e1404b1ef5737bab37f675792c7616a.jpg)
熱心に葉を食べていて人間を警戒するそぶりもなく平然としていた。少し距離があったので、それほど警戒はしていなかったのであろう。最近はシカ害が多いと聞いており、こんなところで見かけるほどシカが増えているのだと感じた。このあたりは、昔ワサビを栽培していたようでワサビ田の跡がいくつも残っていた。最近は後継者がなく、そのまま放置されているようだ。ただ、ワサビを栽培していただけあって、水がきれいな訳である。素晴らしい渓流が流れ、水場には事欠かなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/543015d03099f3cc3f9c23541d49ecf5.jpg)
そして、さらに森の中を進んだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/4c/db0fb995e1333d0df7203b5d532ab7aa.jpg)
二つの大きな巨岩のある場所を過ぎ、1471mの蓬峠についた。ここには手作りのベンチがあり休憩には丁度いい場所だ。距離的にはほぼ中間地点に当たる。樹林帯の中をさらに進んでいくと、下山してくる登山者と何度もすれ違うようになった。朝早くから登った人たちは既に下山のようだ。我々ももう少しで頂上だと思い、頑張って登ることにした。
台地上の場所に出ると縦走路となり、道も広くなってきた。緩やかな登りの周囲はササ原となり、シカ害防止の柵の向こうはお花畑が見えてきた。このお花畑には7月下旬から8月中旬にかけてヤナギランが咲き乱れると聞いていた。今回の登山もヤナギランを見ることが目的で来たのだが、やはり少し遅かったようだ。どちらかというと8月下旬に近いから遅いだろうと判っていたので止むを得ない。花はほとんど散っていて、群生という状態ではなかったが、いくらか残っていた花をカメラに収めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/e0/23c831f59f2b6a60112b4ca6baa4b04f.jpg)
ただ、ヤナギランの代わりに黄色のアキノキリンソウが咲き乱れていてこれも良かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/e2/0798cb8530c1a04909d0d6b90ea6f4ea.jpg)
さて、山頂へ到着直後は富士山の先端が見えていたのだが、直ぐに雲で隠れてしまい見えなくなってしまったのは、残念だった。朝早いうちはよく見えていたようで、やはり時間が遅かった。山登りは朝早く登るに限る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/d0/75ad9668a60fb3a243e455f842013175.jpg)
(最初は富士山がちょこっと見えていた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/e6/609d88236c54d5ccf1d12503e2e4df16.jpg)
(枯れ木と雲)
山伏の山頂は、丈の低いササ原で広々としており、休憩をしたり食事をするにはとてもいい場所だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/69/2bbb0e778c1dd1fb264c0f6ae8bbf345.jpg)
この日は天気が良いことを予想して、冷たいビールや生野菜、ワラビ餅、ブドウ、パイナップル等いろいろ持ち込んだ。食べるものがたくさんあって、おにぎりやお菓子が食べきれずに残ってしまったくらいだ。また、山頂からの展望も素晴らしい。樹木の向こうには、先日登ったばかりの赤石岳、聖岳などの南アルプス3000m級の山々が見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d0/88b9dceb7412cceb467e506e75686382.jpg)
食事と展望をひとしきり楽しんだ後、再びもと来た道を下山して駐車場に戻った。上り3時間、下り2時間で日帰り登山としては丁度いい山行であった。駐車場から10分ほどで梅ヶ島温泉の「黄金(こがね)の湯」があり、ここで汗を流し帰路に着いた。
この日は天気予報も晴で、絶好の登山日和だったので大いに期待して登山口に向かった。静岡市の北部にある梅ヶ島温泉手前の新田集落を左に曲がり、大谷崩れの分岐を西日影沢に目指して進むと登山者用の駐車場がある。9時を回っていたので20台近く止まれるはずの駐車場は満杯であった。やむを得ず、林道の端に車を止め歩き始めた。
沈下橋を渡り大きな指導標のところから山道に入っていった。沢をいくつも渡り進んでいくと林の奥で動物を発見した。カモシカである。
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熱心に葉を食べていて人間を警戒するそぶりもなく平然としていた。少し距離があったので、それほど警戒はしていなかったのであろう。最近はシカ害が多いと聞いており、こんなところで見かけるほどシカが増えているのだと感じた。このあたりは、昔ワサビを栽培していたようでワサビ田の跡がいくつも残っていた。最近は後継者がなく、そのまま放置されているようだ。ただ、ワサビを栽培していただけあって、水がきれいな訳である。素晴らしい渓流が流れ、水場には事欠かなかった。
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そして、さらに森の中を進んだ。
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二つの大きな巨岩のある場所を過ぎ、1471mの蓬峠についた。ここには手作りのベンチがあり休憩には丁度いい場所だ。距離的にはほぼ中間地点に当たる。樹林帯の中をさらに進んでいくと、下山してくる登山者と何度もすれ違うようになった。朝早くから登った人たちは既に下山のようだ。我々ももう少しで頂上だと思い、頑張って登ることにした。
台地上の場所に出ると縦走路となり、道も広くなってきた。緩やかな登りの周囲はササ原となり、シカ害防止の柵の向こうはお花畑が見えてきた。このお花畑には7月下旬から8月中旬にかけてヤナギランが咲き乱れると聞いていた。今回の登山もヤナギランを見ることが目的で来たのだが、やはり少し遅かったようだ。どちらかというと8月下旬に近いから遅いだろうと判っていたので止むを得ない。花はほとんど散っていて、群生という状態ではなかったが、いくらか残っていた花をカメラに収めた。
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ただ、ヤナギランの代わりに黄色のアキノキリンソウが咲き乱れていてこれも良かった。
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さて、山頂へ到着直後は富士山の先端が見えていたのだが、直ぐに雲で隠れてしまい見えなくなってしまったのは、残念だった。朝早いうちはよく見えていたようで、やはり時間が遅かった。山登りは朝早く登るに限る。
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(最初は富士山がちょこっと見えていた)
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(枯れ木と雲)
山伏の山頂は、丈の低いササ原で広々としており、休憩をしたり食事をするにはとてもいい場所だ。
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この日は天気が良いことを予想して、冷たいビールや生野菜、ワラビ餅、ブドウ、パイナップル等いろいろ持ち込んだ。食べるものがたくさんあって、おにぎりやお菓子が食べきれずに残ってしまったくらいだ。また、山頂からの展望も素晴らしい。樹木の向こうには、先日登ったばかりの赤石岳、聖岳などの南アルプス3000m級の山々が見えた。
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食事と展望をひとしきり楽しんだ後、再びもと来た道を下山して駐車場に戻った。上り3時間、下り2時間で日帰り登山としては丁度いい山行であった。駐車場から10分ほどで梅ヶ島温泉の「黄金(こがね)の湯」があり、ここで汗を流し帰路に着いた。