とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

北朝鮮ミサイル発射失敗

2012-04-13 20:37:14 | ニュース
このところ、北朝鮮のミサイル発射問題が取りざたされていたが、ついに今日の午前7時39分ごろ、「人工衛星打ち上げ」名目で長距離弾道ミサイルを発射された。結果は、上空150キロまで飛んで爆発し、破片が韓国西方の黄海に落下したということで事実上の失敗に終わったようだ。

テレビで公開された打ち上げ用の発射台は、かなり貧弱に見えた。日本やアメリカなどでの発射場の様子などとも比べると、あきらかに差がありどうみても人工衛星を打ち上げる様子には見えない。当然といえば当然のことだろうが、今回の失敗で北朝鮮の人々の3年分の食料代があっという間に消え去ったとも言われている。独裁国家というものは、ここまでして国威掲揚をするものなのかとあきれるしかない。

意外だったのは、北朝鮮が今回の打ち上げ失敗を早々と認めたことだ。いつものことなら、日本やアメリカのせいにして話をすり替えたり、失敗を隠して成功したような話にもって行くのが通例だが、今回は海外メディアを招待したこともあって、そこまで隠蔽はできないという事なのだろう。心配なのは、打ち上げに携わった科学者や担当者の今後である。きっと凄惨な静粛が待っているのかもしれない。

また、今回も相変わらず日本政府の発表がもたもたしていたようで、野党の格好の攻撃材料にされているようだ。発射されてから40分も経ってから公式に発表があったということは、韓国やアメリカが早々に発表したのに比べると確かに遅い。日米韓は、こういう有事の際の連携は出来ていないのだろうか?イージス艦のレーダーに捉える前の低空でミサイルが既に爆破してしまったという物理的理由はあるにせよ、なんらかの情報網で確認する方法はあったはずだ。そういう事もまともに出来なかったというのだから、日本の防衛の連絡体制が脆弱と言うのが改めて感じられた。被害がなくて安心したものの、今後も北朝鮮の動向が心配であることは変わりない。日本政府は、果たして有事のときにはまともに対応できるのだろうか。まだまだ不安の種は尽きない。