(NHK 公式HPより)
今日の放送では、80年代に大人気だった「ザ・ベストテン」をそっくり真似たシーンが一番の見どころだった。
アキの母親・春子の回想シーンで登場するシーンだが、鈴鹿ひろ美のデビュー曲「潮騒のメモリー」が
歌番組のヒットチャート第1位になったという設定の場面だ。
「ザ・ベストテン」では、久米宏と黒柳徹子が司会だったが、
その二人をそっくりそのまま真似た糸井重里と清水ミチコが司会者役である。
もう清水ミチコなんか黒柳徹子と全く同じ玉ねぎ頭である。
また、2位以下の曲名と歌手名も、誰かのパロディなのかなと気になった。
以前の「大改造!!劇的ビフォーアフター」のパロディと全く同じパターンだが、もうテレビを見ながらニヤニヤと笑いが出てしまう。
しかも、曲名の出方も「ザ・ベストテン」と同じように、曲名がペラペラと回転して止まる。
あの番組のファンだった者にとっては、懐かしくもあり楽しい場面だった。
このドラマ、細部まで細かく伏線が貼ってあり、突っ込みどころ満載なのが本当に面白い。
最近どの週刊誌にも、かならず「あまちゃん」の特集が組まれているほどだ。
それにしても、今回明かされた重大な秘密には驚いた。
鈴鹿ひろ美のデビュー曲「潮騒のメモリー」を歌っていたのは、アキの母親・春子だったというのは、予想もしない展開だった。
これこそ、最大の「じぇ!じぇ!じぇ!」だ。
しかも、鈴鹿ひろ美があれほどまでに音痴だったという設定にも笑える。
そして、春子こと小泉今日子の歌う「潮騒のメモリー」がますますいい歌に思えてきた。
やっぱりキョンキョンの「潮騒のメモリー」は最高だ。
「あまちゃん」の劇中に登場する、80年代のヒット曲を集めたアルバム「春子の部屋~あまちゃん80’s HITS」が
8月に発売されるそうだが、残念ながら「潮騒のメモリー」は入っていない。
やはり、テーマソングをはじめ、「潮騒のメモリー」の潮騒のメモリーズ版とキョンキョン版や
アメ女「暦の上ではディセンバー」などの劇中のオリジナル曲を収録したCDをぜひとも発売してほしいものだ。
さすが、クドカンこと宮藤官九郎の脚本は冴えに冴えている。
これから9月末の最終回に向けて、ますます目が離せないドラマになってきた。