朝食を済ませ、8時過ぎに民宿を出発する。この日は、桃岩展望台コースと礼文林道の一部を歩くことにした。
知床のバス停を左に入ると、桃岩展望台コースの入り口となる。
すぐに「北のカナリアパーク」の入り口を示す看板があったが、帰りに寄ることにして真っ直ぐ進む。
桃岩展望台コースに咲く花が大きく看板に描かれていた。もっとも、8月になったのでこの全ての花を見ることはできない。
さていよいよトレッキングコースに入る。雲は厚く、今にも雨が降りそうな天気だ。水滴がついた下草でズボンが濡れてしまうので最初からカッパを着て歩く。
標高はほとんどないのに、もうすでに辺り一面高山植物のお花畑が続く。
霧の中、うっすらと海も見える。
桃岩展望台コースなのだが、肝心の桃岩や猫岩、元地灯台など霧に阻まれ全く見えない。雨になっていないだけでもありがたい。桃岩展望台の入り口には、外来植物侵入防止用のマットが設置されていて利尻山同様、マットの上で靴の泥を払うようになっている。
利尻林道からは、段々畑のような景色が見える。昔、大規模な山火事が起きて、そのあとを修復するために植林した場所だという。
なだらかな斜面のお花畑を幾度も乗り越え、進んでいく。晴れていれば、鼻歌でも出てきそうな快適なトレッキングコースだ。
スキー場の斜面を下りていくと、香深港が見えてきた。
スキー場の入り口には、クルマユリが驚くほど群生していた。
途中で見かけた花を紹介しておこう。
ツリガネニンジン。今回は最も多く見かけた花だ。どこに行ってもこの花が咲いていた。
トウゲブキ。別名、エゾタカラコウ、オニタカラコウともいう。
レブンウスユキソウ。レブンアツモリソウとともに礼文を代表する北海道のエーデルワイスだ。礼文林道の途中、香深(元地)側入口から2kmほどのところに群生地があり、ものすごい数のレブンウスユキソウが咲いている。少し盛りを過ぎていたが、まだ見ることができてよかった。
ウメバチソウ。花が梅の花を思わせる。
ハナイカリ。花が船の碇の形をしていることから名前がついた。
ネジバナ。小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけ、その花が茎の周りに螺旋状に並んで咲くことから名前がついた。右巻きと左巻きの比率は半々だそうだ。
他にも名前がわからないが、いろんな花が咲いていた。
水滴がついてキラキラ光っている。
今回歩いたコースは、礼文島の南半分だけだが、北のほうにもいろんなコースがあり、とても一日では回りきることはできない。花を見るなら、レブンアツモリソウが咲く6月がもっともいい時期になるそうだ。礼文島は、まさに花の楽園である。時期を変えてまた来てみたい島だ。
ただ、今回歩いたコースは、地図に載っていない地元の人しか知らない道も一部教えてもらったので得した気分だ。地図で公開してしまうと、大勢の人が入り込んで植生が壊れてしまうのでわざと判りにくくしてあるらしい。通行禁止ではないので、わかる人だけ入ってもいい秘密の花園があるのだ。
香深港に着き、「礼文島温泉うすゆきの湯」で温泉に浸かる。フェリーターミナルから「北のカナリアパーク」行きの無料シャトルバスが出るので、その時間まで温泉で休むことにした。
利尻山・礼文岳登山ツアー 5日目(北のカナリアパーク編)に続く。
知床のバス停を左に入ると、桃岩展望台コースの入り口となる。
すぐに「北のカナリアパーク」の入り口を示す看板があったが、帰りに寄ることにして真っ直ぐ進む。
桃岩展望台コースに咲く花が大きく看板に描かれていた。もっとも、8月になったのでこの全ての花を見ることはできない。
さていよいよトレッキングコースに入る。雲は厚く、今にも雨が降りそうな天気だ。水滴がついた下草でズボンが濡れてしまうので最初からカッパを着て歩く。
標高はほとんどないのに、もうすでに辺り一面高山植物のお花畑が続く。
霧の中、うっすらと海も見える。
桃岩展望台コースなのだが、肝心の桃岩や猫岩、元地灯台など霧に阻まれ全く見えない。雨になっていないだけでもありがたい。桃岩展望台の入り口には、外来植物侵入防止用のマットが設置されていて利尻山同様、マットの上で靴の泥を払うようになっている。
利尻林道からは、段々畑のような景色が見える。昔、大規模な山火事が起きて、そのあとを修復するために植林した場所だという。
なだらかな斜面のお花畑を幾度も乗り越え、進んでいく。晴れていれば、鼻歌でも出てきそうな快適なトレッキングコースだ。
スキー場の斜面を下りていくと、香深港が見えてきた。
スキー場の入り口には、クルマユリが驚くほど群生していた。
途中で見かけた花を紹介しておこう。
ツリガネニンジン。今回は最も多く見かけた花だ。どこに行ってもこの花が咲いていた。
トウゲブキ。別名、エゾタカラコウ、オニタカラコウともいう。
レブンウスユキソウ。レブンアツモリソウとともに礼文を代表する北海道のエーデルワイスだ。礼文林道の途中、香深(元地)側入口から2kmほどのところに群生地があり、ものすごい数のレブンウスユキソウが咲いている。少し盛りを過ぎていたが、まだ見ることができてよかった。
ウメバチソウ。花が梅の花を思わせる。
ハナイカリ。花が船の碇の形をしていることから名前がついた。
ネジバナ。小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけ、その花が茎の周りに螺旋状に並んで咲くことから名前がついた。右巻きと左巻きの比率は半々だそうだ。
他にも名前がわからないが、いろんな花が咲いていた。
水滴がついてキラキラ光っている。
今回歩いたコースは、礼文島の南半分だけだが、北のほうにもいろんなコースがあり、とても一日では回りきることはできない。花を見るなら、レブンアツモリソウが咲く6月がもっともいい時期になるそうだ。礼文島は、まさに花の楽園である。時期を変えてまた来てみたい島だ。
ただ、今回歩いたコースは、地図に載っていない地元の人しか知らない道も一部教えてもらったので得した気分だ。地図で公開してしまうと、大勢の人が入り込んで植生が壊れてしまうのでわざと判りにくくしてあるらしい。通行禁止ではないので、わかる人だけ入ってもいい秘密の花園があるのだ。
香深港に着き、「礼文島温泉うすゆきの湯」で温泉に浸かる。フェリーターミナルから「北のカナリアパーク」行きの無料シャトルバスが出るので、その時間まで温泉で休むことにした。
利尻山・礼文岳登山ツアー 5日目(北のカナリアパーク編)に続く。