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2010年から始まった「ゆるキャラグランプリ」、
いわゆる「地方の村おこし・地域振興のためのキャラクター」のトップを決めるイベントが現在進行中である。
過去のグランプリは、2010年がタボくん(携帯投票)とひこにゃん(記名投票)、2011年がくまモン、2012年がバリィさんだった。
そして、2013年は、9月17日から投票が始まって11月8日まで投票を受け付けているのだが、
現在のところ浜松の「出世大名家康くん」が2位の倍以上の得票を集めダントツの1位になっているそうだ。
「出世大名家康くん」は、浜松城を築き城主を務めたのち天下統一をした徳川家康の生まれ変わりという設定で、
浜名湖うなぎのちょんまげがチャームポイントである。
その他には、三ヶ日みかんの紋と楽器の街浜松を表すピアノ模様の袴を履いている。
はっきり言って、あまり興味がないことなので、どこのゆるキャラが1位になっても構わないのだが、
「家康くん」があまりにも得票数が多いのでびっくりしている。
地元浜松のキャラなので、本当にグランプリを取ったら喜ぶべきことかもしれないが、
どうも組織票による1位というのが見え見えなので、喜びも痛し痒しだ。
浜松市内の会社に行くと、ゆるキャラグランプリで「家康くん」に投票するよう呼びかけるポスターがいたるところに貼られている。
投票を呼びかける幟が大量に立てられている例も見られる。
浜松市長自らPRに努めている成果もあるのだろうが、ここまで金をかけて1位をとってもそれに見合う経済効果が出るかは疑問だ。
我が家にも「家康くん」のグッズがあるが、正直言って愛嬌はあるが、それほど可愛いとは思えない。
締切までまだ1ヶ月ほどあるが、このペースで行けばグランプリは間違いないだろう。
その結果、くまモンのような全国的なゆるキャラに「家康くん」はのし上がるのだろうか?