とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

スマホの次を担う「ウェアラブルコンピュータ」

2013-10-07 22:56:31 | サイエンス
スマホの次にブレークするデジタル機器は何だろうということで、次なる主役と目されているのが「ウェアラブル機器」だという。ポケットやかばんに入れて持ち歩くスマホに代わり、常に身に着けて(wear)使用する機器ということから「ウェアラブル機器」と呼ばれるデジタル機器だ。

先日、iPhone5sと5cが発売され、今までよりもより高性能なスマホとなったが、斬新な機能は特になくスマホの概念を覆すほどのものではなかった。毎回、世界をあっと驚かすようなアップルだが、もはやiPhoneはスマホとしての成熟期に入りこれからは守りに入ったとも言える。

グーグルの共同創業者で技術部門担当社長を務めるセルゲイ・ブリン氏は、「下を向いて、のっぺりとしたガラスの画面をこすって歩く姿が、はたして最終形なのだろうか?」と言ったそうだ。グーグルでは、「スマホの次」に位置づけられる製品として、「グーグルグラス」というメガネ型の情報機器を開発しているという。実際に目で見ている風景にコンピュータ情報を重ね合わせ、ウェブ検索やカメラ撮影、通話やチャットといったスマホでできる機能を、完全ハンズフリーで操作できるものだ。

今回は発表がなかったが、アップルでもウェアラブル機器を開発しているという。それは、腕時計型の「iウォッチ」というウェアラブル機器だ。すでに商標登録も済ませ、さまざまな特許も取得していて、発売時期をうかがっているらしい。一方、韓国サムスン電子は、一足先にスマホやタブレットと連携して使う腕時計型の「ギャラクシー・ギア」を発表している。

ただ、これらのウェアラブル機器がスマホの次に来るものとして、爆発的に普及するかは、まだ何とも言えない。ウェアラブルということから常に体のどこかに装着していなければならないといった点で人間が馴染めるかどうかだ。24時間装着しても快適さを保ち、軽量で不快でないものでなくてはならない。また、常に身に装着することで、身体データなどがどこかに送られ、常に管理されてしまうような社会になりかねない危険性を孕んでいる。デジタル機器は、これからも飛躍的に進化していくだろうが、あまりにも便利になりすぎてしまうと人間の退化がますます助長されそうな気もする。新しいものには大いに興味があるのだが、変化が激しすぎて私の頭でもついていけない時代になっていくのだろうか?